【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

開聞岳・霧島連山、雑感&覚書

2020年12月15日 20時09分33秒 | 開聞&霧島2020
先週の登山について、気がついたことを記録しておく。
どの山の登山口も、駐車場がありトイレ完備されていた。
行政のしっかりした姿勢が感じ取れた。
また、ビジターセンターのスタッフは駐車場の方も含め親切だった。
登山者も気さくで親切、これは土地柄か?
登山口へのアクセス道路は、運転しやすく標識も分かりやすい。

霧島連山は、噴火口を周回したり、池があったり、湿原があったりと、関西にない景観を保ち、どの山も味わい深い。活火山も複数あるので、現地情報も常に更新しておく必要がある。
登山口は、1,000m近い標高のところにあり、『凍結スリップ注意』の看板があちこちに掲示されていた。私がスタッドレス・タイヤのレンタカーを借りたのは、あながち不自然ではない、と感じた。1月、2月に行くなら、スタッドレス必要と思われる。早朝などかなり冷えそうだ。ただし、地元登山者に聞くと、昨年は積雪無かったそうだ。
その年によるようだ。

観光でも見どころ多し。
龍馬とおりょうが新婚旅行の行き先に選んだくらいだから。
温泉もあちこちにあり。(開聞岳の近くにある、指宿・砂むし風呂は、話の種に入っておいて損はない。霧島連山も、活火山があるだけに、至る所に温泉が湧いて、側道脇からも湯気が出ている)
今回、鹿児島の北から南まで車で走り回った。
ガソリン代4,599円、ETC必要だ。(但し、指宿スカイラインは、現金払い・・・ETCで通り過ぎようとして注意を受けた。このスカイラインは便利。南の端まで走って100円だ!)

下の写真は、「たまご牧場」の山羊。「メェメェ」と歓迎してくれる。
この馬は、「日本一の枕木階段」登山口の前の牧場にいる馬。
下の写真は、えびの高原・エコミュージアムの展示品。
『昔はこんなの使ってた』、と。
ひとつひとつ見ていくと、どれも私が昔使ってたものばかり。
今も、使ってるアイテムもある。
これって喜ぶべき?・・・反応に困る。
今回の「よかった山」ベスト3。
①高千穂峰▲1,574m
②韓国岳▲1,700m
③白鳥山▲1,363m~甑岳▲1,301 

栗野岳▲1,102m

2020年12月13日 12時46分21秒 | 開聞&霧島2020
鹿児島ツアー最終日(土曜)は、栗野岳▲1,102mに登った。
(この文章は、帰阪して書いている)
栗野岳は、他の霧島連山より少し離れている。
アクセスに1時間くらい掛かった。(他の山は30分くらい)
登山口は「日本一の枕木階段」。
これは上から見下ろした写真。
これは駐車場から、これから登る山を見上げているところ。
ピークは左の木の後ろ。(ピークはいくつもあって、最高点は展望なし・・・2峰の方が眺望良好)

さて、最終日と言うこともあって、観光もした。
気になったのは曽木の滝。
広い範囲で広がっている。
けっこう見応えのある滝だ。(ここで食事もした)
柳原白蓮の歌碑もあり、次のように詠まれている。

もののふの 昔がたりを曽木の滝
水のしぶきに ぬれつつぞ聞く

また、秀吉が島津義久との和議が成立した際、この滝を見に来たそうだ。その時、新納忠元は、すきがあれば秀吉を観音渕につきおとそうとした。しかし、秀吉は殺気を感じて、忠元の袖をつかんで一時も離さなかったという。秀吉の人の心を見抜く力量に、忠元も敬服したという。

さてその後、ホテルに戻って預けてある荷物を受け取り。
空港の近くにある塩浸温泉龍馬公園へ。
龍馬とおりょうの銅像。
資料館もある。
その後、和気神社にも立ち寄り、空港に向かった。
(今日は、完全に観光モードだ)
これにて、鹿児島ツアー終了。
天候に恵まれ、予定どおり登れました。(天に感謝!)

白鳥山▲1,363m~甑岳▲1,301m

2020年12月11日 16時41分30秒 | 開聞&霧島2020
えびの高原に駐車して、白鳥山▲1,363m~甑岳▲1,301mに登ってきた。
硫黄岳が警戒レベル1なので、この山域を回り込むように登っていく。

甑岳は、見た目プリンのような形。
いったい山頂どうなってるの?
今日はあまり期待してなかったけど、想定以上に味のある山だった。
ここがプリンの頭部分・・・火口湿原になっていて驚いた。
ミュージアムにも、再度立ち寄った。
上の写真は、ミュージアムにあるジオラマ。

硫黄岳の煙について係の方に聞いた。
硫黄系のガスと水蒸気が混じっている、とのこと。
気温が低いと、煙が大きく高く昇るそうだ。
だから、早朝は元気がよいらしい。

韓国岳▲1,700m

2020年12月10日 19時57分06秒 | 開聞&霧島2020
今日は霧島連山最高峰・韓国岳に登ってきた。
立派な山頂だ
中央が新燃岳、その奥に昨日登った高千穂峰・・・新燃岳から煙が上がってるのが見える?
大浪池の縁を時計回りに周遊してここまで登ってきた。
大浪池の向こうに見えるのが桜島。
下山後えびの高原に移動して食事・・・牛丼600円。ちなみに、ぜんざい(400円)も食べたけど、昨日、霧島神宮で食べたぜんざい(380円)の方が美味しかった。
その後、時間があったので、えびの岳▲1,293mを登った。
上の写真は、えびの高原の駐車場(500円)から撮影。
エコミュージアムが左に少し見える・・・ここで明日の情報を仕入れた。
正面の山が、先ほど登った韓国岳・・・2種類の山があるように見えるが、両方とも韓国岳、「おばけ煙突」のような撮影位置によるマジック。噴火口の外周の縁が欠けているから2山のように見えるだけ。(ミュージアムのスタッフにジオラマを使って教えてもらった)左の山の裾野から煙が上がってるが、これが硫黄岳▲1,310m・・・警戒レベル1により近づけない。
これはホテルの私の部屋・・・シングルを頼んだのにベッドが3つある・・・時計回りに毎日変えろってこと?

高千穂峰▲1,574m

2020年12月09日 19時59分17秒 | 開聞&霧島2020
早朝、指宿のホテルをチェックアウト。
7時半出発して、約2時間半で霧島のホテルに到着。
荷物を預けて、高千穂河原の駐車場へ。
ここの駐車場は広くて立派。(500円)
ここにあるビジターセンターで火山情報などを仕入れる。
(今までで一番親切なビジターセンターかも)
上の写真は山頂からの眺望・・・雲から少し桜島が頭を出している。
今日は時間的にゆとりがあるので、行き交う地元登山者の皆さんと交流し、情報も仕入れて、ゆっくりと登る。
上の写真は噴火口・・・立派なので驚いた。
下山後、時間があったので、中岳の途中まで行ってきた。
新燃岳が警戒レベル2なので、2km以内の山域が近寄れない。
・・・困ったものだ。
上の写真は高千穂峰の全体山容。
下山後、再度ビジターセンターに立ち寄り、明日からの情報・・・登山口、駐車場、天候、火山状況などを確認する。
これは、坂本龍馬の手紙。
坂本龍馬は妻のおりょうと霧島に来ている・・・これが日本初の新婚旅行と言われている。
その時、高千穂峰にも登ったそうだ。
そのときの様子を姉に伝えた手紙が上の写真。
内容は・・・
「山頂の天の逆鉾を2人で引っこ抜いた」
「登りがきびしく泣きそうになった」
「馬の背では恐ろしくて手を取り合った」
・・・非常に人間味溢れる内容だ。

さらに時間が余ったので、霧島神宮に参拝してきた。
立派な神社だ。
その後、ホテルにもどって正式にチェックイン。
温泉に入って極楽状態。
夕食はバイキング形式。
食べ放題だけど、年齢とともに胃が小さくなった。
そんなに食べられない。

開聞岳▲924m

2020年12月08日 19時59分17秒 | 開聞&霧島2020
鹿児島に来ている・・・鹿児島空港でレンタカーを借りた。
99%不要と思うが、スタッドレスにしてもらった。
これにより2万円以上高くなるが、「掛け捨ての保険」のようなもの。
下の写真は開聞岳山頂からの景色。
ガスっていて、屋久島や種子島は見えない・・・残念。
中央下の「開聞岳」の標識が見えるでしょうか?
日本最南端の駅、西大山駅。
向こうに見えるは、先ほど登った開聞岳。

【資料】
9時10分頃、空港のレンタカー屋を出発して、開聞岳駐車場に到着は11時頃。
登頂に約3時間半かかり、2時半頃下山した。
本来なら、すぐ指宿のホテルに行って、砂むし風呂と温泉に入って疲れを癒やしたいところ。
でも、せっかく鹿児島に来たので、知覧にある特攻平和会館まで、レンタカーをとばした。平日にもかかわらず、思った以上に入場者がいた。資料が充実している・・・涙なしに見れない。
【公式サイトからのコピー】
 この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。