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「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

「大卒風俗嬢」残酷物語―ここも「蟹工船」かぁ。。(泣く)

2010-01-24 22:01:18 | 多喜二研究の手引き
就職内定率大幅ダウンがもたらした「大卒風俗嬢」残酷物語 (ゲンダイネット)
 風俗界に異変が起きている。

 不景気の影響で大学生の就職内定率が大幅に下がった。昨年12月1日現在で前年同期比7.4ポイント減の73.1%。就職できない女子大生の一部は風俗界に流れている。フリーライターの田村耕造氏が言う。

「一昨年のリーマン・ショック以来、大卒風俗嬢が2割ほど増えています。あるデリヘル店には昨年秋、リクルートルックの女子大生が“100社受けてすべて落ちた”と面接を受けにきた。彼女は頭が良く、客あしらいがうまいので売れっ子だそうです。千葉・栄町のソープでは早番で勤める大卒女性が増えている。都内在住の女の子たちで、親には“就職した”とウソを言って、朝早くに通勤。知り合いのいない千葉で働くのです」

 田村氏によれば、最近の風俗店はウソの給与明細書を配ってくれるという。封筒には「〇〇商事」などと印刷され、女の子はそれを両親に見せて安心させるのだ。

「大卒風俗嬢の多くは地方出身者です。彼女たちは実家に帰っても就職できず、“あの家の娘は大卒なのに仕事がない”と後ろ指をさされるのがイヤで、東京にとどまって風俗界に入る。また、都内の風俗店では“田舎娘のほうが純朴だから客に好かれる”という理由で、地方の女子大生を青田買いしている。彼女たちが就活で上京したとき、体験入店させて金銭的に援助。就職できなかったら風俗嬢として働いてもらうのです」(風俗ライターの神村雪雄氏)

 大卒風俗嬢が増加した結果、こんな現象まで起きているという。

「買い手市場なのでかわいくないコは面接で落とす。その結果、美人が増えました。また、ハタチ前の少女もいるデリヘルで22、23歳の大卒者はオバサンの部類に入る。そこで次回の指名を取るためにタダで本番をやらせるコが増えています。就活で挫折してヤケになり、本番させるコも多いようです」(神村氏)

 就活ムスメを抱えるオヤジとしては、なんともやりきれない話だ。

(日刊ゲンダイ2010年1月21日掲載)



[ 2010年1月24日10時00分 ]

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ponpon)
2010-01-28 08:18:00
2010-01-27 16:29:25
というか、大学乱立と少子化の影響で、大学へ進む生徒が多くなっただけかと。(笑)

1990年代初め頃は大学進学希望者の3人に1人しか大学に入れなかったのに、今は2人に1人が入れるそうですから。

昔だったら「高卒」の肩書きしか持てなかったようなレベルの若者が、今は「大卒」の肩書きを持つようになったということです。
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