イベント前夜はいつも緊張して眠れない――というか眠るわけにいかない。なにせ起きることができるかどうかがわからないからだ。
会場一番乗りの責任がある。
でも明日は、事務局でも、出演者でもない。
しかし、観客でもないらしい。
私はもうそういう責任からは自由なのだ。
さびしくもある。
自由労働者とはそういうものだろう。
会場一番乗りの責任がある。
でも明日は、事務局でも、出演者でもない。
しかし、観客でもないらしい。
私はもうそういう責任からは自由なのだ。
さびしくもある。
自由労働者とはそういうものだろう。

ジャニス・ジョプリンのいう失うものがなくなってしまったための自由、食べることには事欠かないが確たる役割がなくなった(例えば肩書きがなくなった)ときの自由……。
人間が有意に生きていくためには衣食住も精神的j充足も欠かせない。平等な社会、役割分担の彼方の社会を夢見た若いマルクスをふと思い起こします。
ネットカフェの住人が、エッセーコンテストの応募作のなかに書いてあるように、私もそれが「蟹工船」であっても働きたいと思います。
まさに「地獄さ行くんだで!!」。
今日から、再就職活動に専心します。
ブログ更新も滞りがちとなるかもしれません。
便りのないのは、元気な証拠――だと思っていただければ幸いです。
昨日のイベントで、約6年にわたる「多喜二」漬けの活動に区切りをつけ、新しい領域にチャレンジしてもいいと確信しました。
私は、「地獄さ行くんだで!!」と地獄の火中に乗り込んだ多喜二の生きる姿勢に学びたいと思っています。
「蟹工船」を書いた時の多喜二には「自己抑制」なるものはなかったと思います。多喜二の気負いは、社会の現実を真正面から受け止め、それに向かっていく熱い決意を反映していると思います。
多喜二に私の若い頃を思い出すのですよ。失敗も間違いも犯したけど、熱意だけは誰にも負けない気負いがありました。私には多喜二のような能力はなかったけど、多喜二の熱意だけはわかるのですよね。
佐藤さん、就職活動頑張ってください。佐藤さんのようなことはできませんが、いざとなればバトンはいつでも勝手に握りますから。
固く握手する、ですよ。