山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「金環」リングを庭から見られる幸せ

2012-05-21 21:57:56 | できごと・事件
 早朝からそわそわの和宮様。
 もちろん、「金環日食」を見たいためである。
 日食メガネをかけて我が家の庭先からバッチリ見えました。
 平安時代以来900年ぶりの列島縦断の日食ショウー。

     

 和宮様の発案で厚紙に針の穴を三つ開けて、欠け始めた太陽を小さく捕捉。
 船に乗らず、飛行機に乗らず、新幹線に乗らず、高速道路を走らず、経済効果のない観察となった。

             

                   

 ふと見たら、愛車の後ろに太陽のかけらが。
 またその下の地面にもかけらがさんざめく。
 
 隣の師匠と一緒に空を眺める。
 静かな山里も全国の興奮が伝染してしまった。
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和宮様を慕うヤマビル・ドクガ・ムカデ

2012-05-20 20:52:47 | 生き物
 

 「龍山ふるさと村」の散策会が終わり、疲れたからだを自宅で横たえたときだった。
 「ギャー、出たー!!」
 という和宮様の叫び。

 何事かと台所に行ったところ、12cmくらいの立派なムカデが床で逃げようとしていた。
 ちょうど、お茶を淹れようとお湯を沸かしていたので、すぐさま熱湯をかける。
 すると即死して縮小する。

          

 そういえば、先日、和宮様が「きれいな毛虫がいるわよ」と言うので、畑に行ってみたら「アヤメ」の葉をバリバリ食べている「マメドクガ」(ドクガ科)がいた。
 茶色いタワシのような所が毒針らしい。
 お皿の器に入れて玄関に置いたらいつのまにかいなくなった。

                

                   

 さらに、裏庭のワラビを収穫して一服をしていたら、和宮様が突然、「ヤダー!!」と震えている。
 髪の毛に何かが這っている気配がして、はたいたら、なんとそれは「ヤマビル」だったのだ。
 喰われる前で良かったけどね。

 どうも最近、こうした生き物に好かれた和宮様である。
 侍従のわたしめにはどういうわけかあまり彼らとは遭遇しないのだ。

 変な虫に好かれないようボディーガードを配置しなければならないのであろうか。
 さすれば、人件費もかかるし、悩む侍従である。 
    
 
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新茶収穫の最終日なのだ

2012-05-19 18:30:02 | 農作業・野菜
 成長が遅めのわが家で新茶の収穫が行われた。
 隣の集落からの応援であっという間に収穫が終わる。

     

             

 茶工場はきょうの6時までに入荷しなくてはならない。
 夕方ぎりぎりの収穫となり、真剣に刈り取りが行われる。
 わが集落の新茶は山里の霧で育てられた良質の銘茶と言われている。

                  

                  

 新茶は鮮度が命なのだ。
 刈り上げた茶葉が入った袋が次々集まっていく。
 集まり次第、すぐさま軽トラックで茶工場まで搬送していく。
 昨日収穫した茶葉はきょうの午前3時にできあがったという。

 新茶がいよいよできあがる。
 さて、今年の新茶の味を期待したい。
 新茶のうまさはここへ来て知ったのだ。
 
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採り立てエンドウを毎日食べる

2012-05-18 21:24:44 | 農作業・野菜
 このところ、毎日のようにサヤエンドウ・スナップエンドウを食べています。
 採り立てのエンドウを炒めて、食べたときのバリバリとした食感がたまりません。
 茹でて何もつけずに食べても甘味がしっかり伝わってきます。
 エンドウだけでお腹が膨れ上がります。

                 

 つい、1週間ほど前にあわてて枝を誘引したばかりです。
 例年だと霜や寒さで壊滅していたのですが、今回はなんとか無事生き延びてくれました。
 寒さを越えた野菜はほんとうに甘味を残してくれます。
 日々、採り立ての新鮮さをいただけることに感謝です。

 一昨日、シロアリが孵化したようで大量の子どもが柱から出てきました。
 例年だと5月の連休でしたが、野菜と同じく2週間遅れでした。
 予想していたのでアリの殺虫剤でかなりの命をいただきました。
 孵化する柱がいつもの柱と違っていましたが、喰われているのは間違いないナー。
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ジャケツイバラの群落発見!!

2012-05-17 21:30:37 | 植物
 先日、春野町内の県道坂道で見事なジャケツイバラの群落を和宮様が大発見。
 数十本の苗があり、どんどん増殖している気配。
 花は遠くから見ても見事な黄金色。

           

 しかし、近くから見ると鉄条網の輪っかのようなツルで獲物を狙っているので危険である。
 これは確かに手ごわい相手だ。
 とにかく、近場で見ることがなかなか難しい。

                     

 国道でも2箇所確認しているので、まだまだ春野町内に散在しているに違いない。
 5月の大型連休から中旬までが発見するチャンスだが、花もそろそろ終了となる。

ジャケツイバラの超個性的ないかつさが魅力的だ。
 また来年、お会いしましょう。
 
 
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「新東名」を下る

2012-05-16 21:56:46 | 旅行・散策
 昨日は、新東名高速道路を初めて下る。
 右は従来の「東名」。
 御殿場ジャンクションから左の「新東名」に入る。

    

 まもなく、「駿河湾沼津」SAに着く。
 団体のバスが多いが、「上り」ほどではない。

         

 次に、「清水PA」に着くが、食べ物屋につい目を奪われる。
 まるで、デパートみたいになってきた。

               

 視野の広い道路にいくども感動する。
 まもなく、「静岡SA」に着く。
 建物前のタイルデザインが斬新だ。

                     

 「藤枝PA」に着いたが、急に車の数が少なくなった。
 なんとなく淋しい気がしたが、「丸亀うどん」を食べて気分一新。

                           

 「掛川PA」も藤枝PAと似て狭い駐車場だったが、中央の吹き抜けのような廊下の市松模様もどきが気に入った。

         

 いよいよ、「森・掛川」の出口にさしかかった。
 家に着いたのは夜の7時近く。
 7時間かけて「新東名」の道草道中が大団円。

 「新東名」は晴れの日の昼間がおすすめ。
 日本は森の国であることがあらためて確認できる。     
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寺には初代米国公使館跡があった

2012-05-15 10:06:15 | 歴史・文化財
 寺の境内には初代米国公使館跡の石碑があった。
 下田の総領事ハリスが日米通商条約により初代公使として江戸にのり込んだというわけだ。(1859年~1871年)
 ハリスはペリーと同じく「力と誇示と示威こそが交渉を成功させる手段」だとする辣腕の砲艦外交家であることは知られていない。

                 

 したがって、水戸浪士が公使館の一部を焼き討ちする(1863年)理由もあながち全否定はできない。
 当時の不平等条約の片鱗は、現在の沖縄に象徴される日米地位協定にも脈々と継続されている。
 東洋人に対する米国の植民地主義はいまだ生きている気がしてならない。

              

 しかし、敵をも礼賛する日本人のことだから、石碑を建ててしまう。
 ハリスの彫刻は朝倉文夫、スポンサーは三井物産創設の益田孝と王子製紙初代社長の藤原銀次郎。
 この日も歴史探訪ツアーで30人近い人が訪れていた。
 きっと、うわべだけの説明で納得させられるのだろう。
 
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墓地の過去・現在

2012-05-14 17:36:01 | 旅行・散策
 参道からお寺の門に向かったら、門が巨大なマンションを背負っていた。
 この門は本来天皇の使者が出入りする専用の「勅使門」だったはずだ。
 勅使門を見下ろすマンションの傲慢さが許せない。

                

 わが家の墓も同じようにマンションを借景としていた。
 しかし、見ようによってはマンションが巨大な墓石のようにも見える。

        

         

 墓地には750年以上長寿の「逆さイチョウ」が人間の栄枯盛衰を見てきた。
 縄文杉を想起するほどの迫力がある。
 親鸞聖人が杖をついた所からイチョウの芽が出たとされる。
 
             

 その近くに半身不随をいたわりながらもしかし樹勢のいいケヤキが屹立していた。
 人間一人がウロに入れるほどの重症だったのに。

 ひたひたと迫る都市の包囲。
 そんななかで、巨木はみずからの命を懸命に保持している。

                     
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うなぎの食べ方「ひつまぶし」

2012-05-13 20:10:44 | 食彩・山菜・きのこ
 両親が眠る墓参りに兄二人と行く。
 帰りに「うなぎを食べよう」ということになった。
 ここ数年、うなぎとは縁がない。
 縁がないというより、年金生活ではうなぎは高値の花なのだ。

                     

 名古屋あたりのうなぎの食べ方「ひつまぶし」を初体験。
 ① サンショウの粉をかけてうな丼として食べる。
 ② 海苔・山葵・ネギをかけて食べる
 ③ これらにお茶をかけて、お茶漬けとして食べる

 これが正しい「ひつ(櫃)まぶし」の食べ方だ。
うなぎはからりと焼き上げられている。
 もちろん旨いのはいうまでもないが、昔は質の悪いうなぎを細かくしてお茶漬けで食べるという庶民の食べ方らしい。
 いまでは高級料理となっている。

 支払いは生涯現役の医者をやっている長男がうけもった。
 野口英世のような波乱万丈を生きてきた長男は、その役割をしっかり果たしている!?
 ごちそうさまー。
 都会もたまにはいいことがある。
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「新東名」はみどりの快適道路だった

2012-05-12 20:36:58 | 旅行・散策
 空気はどこまでも透明だった。
 風は森のそよぎを運んでいる。
 空・山は5月の春を上映していた。

 そんなさわやかなきょう、初めて「新東名」を走った。
 「新東名」は緑の山を借景としていた。
 人間の人工的な建造物が自然の中で共存しているように思えた。

      

 森町掛川インターから訪れる。
 ここは掛川へ行くとき良く通る道路だった。

            

 とにかく、トンネルが多い。
 しかしそれがまた快適でもある。
 太陽光パネルを利用しているのが目立つ。さすが。

                   

 掛川PAによってみる。
 こじんまりしたPAだが、地元らしさがほしい。
 つまりは差別化が必要だ。

                       

 次に藤枝PAものぞいてみた。
 細かいところまでのデザインセンスが光る。
 意気込みが伝わってくる。

                                

 駿河湾沼津SAにもよってみる。
 団体客も多く、すれ違うのもひと苦労する。
 商品の品数は多いが行き交うスペースが狭すぎる。

 最初に感じた自然の素晴らしさとの共存が都会に近づくにつれてなくなっていく。
 心がだんだん都会になっていく。
 
 ♪「のこのこと 来ちまったけど 今日からお前 東京の人になる
   せっせせっせと 東京の人になる」♪ 
           長渕剛 <東京青春朝焼物語>

 やっぱり、「せっせせっせと 田舎の人になりたい」ね。
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