楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

市内点描(6)

2005-10-08 06:17:12 | Weblog

スポレク・ゲートボール大会
10月3日(二日前の記事、8月3日は誤り) 市営グランド。100チーム近い参加なので、1チーム7名平均としても700名、それに役員、審判、観客等入れると1000人ぐらいが一堂に会している大会なので、壮観である。熱気溢れる好プレーの展開だった。後方に見えるのは各チームの控えのテント。GBは高齢者にとって最適のスポーツと思う。最近グランドゴルフに人気を奪われつつあるようだが、残念なことだ。チーム内、および運営、指導体制の改善を図り、人間関係の改善を図れば人気も維持でき、楽しくプレーが出来て、健康維持、生きがいに大いに貢献すると思う。ただ集団プレーであり、主将の指示のもとにプレーしなければならない。作戦については自己の心を無にして従うことが必要だ。個のプレーを重んじ望む人には向かないと思う。斯く言う私も、あまり高圧的な、言動の荒い主将のいるチームには、抵抗があり波長が合わず、加わらないで来ている。いくら勝つためとは言え、選手の人格は尊重するべきだ。まして高齢者には、いたわりも必要だ。

昨日、老人クラブ大会参加、老人文化祭を見て帰宅してから、ゲートボールに行った。慌しかったが、毎日短時間でもプレーしないとなんか心身の調子が悪い。習慣になっていると思う。途中参加の為、3ゲームのみ。(1ゲーム30分)。わがチーム全敗。第1ゲートの通過率とタッチ力の差だった。第3回通過率と2m以内のタッチ率は、それぞれ、わがチームは25%、相手チームは60%位と歴然たる力の差が禍した。チーム編成は毎日抽選で入れ替えるので、選手構成が毎日違う。力のある選手が割りに揃うときと、その逆の場合もある。その日の個個の調子もあるが、昨日はその両方の原因が混在したと思う。作戦はあまり誤らなかったと思う。運動して気分爽快であった。晩のおかずを買い、4時半ごろ帰宅。

今日の読書 「死の壁」養老孟司著(2004年刊 新潮新書)解剖学者。ベストセラー「バカの壁」の著者

「死」について9章にわけて考察を進めている。単純な解剖学的な見方ではなく、総合的な人間論になっていると思う。靖国問題、イラク戦、正義、国益等の諸問題にも触れている。
終章から印象的な言葉の抜粋「死ぬのが怖いというのは一人称の死体が見れると誤解しているからだ。極端に言えば自分の死はないとも言える。死んだらどうなるか、死んでいないから分からない。だから私は死について悩んだり、恐れたりしない。無駄だから考えない。考えるべきは第二人称、三人称の死だ。」

庭の花木(79)

2005-10-07 06:45:09 | Weblog

コスモス 殆ど咲き終わったが、未だ少し咲き残っていた花を写した。朝夕寒さも増し、花もどことなく弱弱しい。左、アスパラガス。右、紫蘇。
俳句

山川の傷みコスモスたちのぼる 紀音夫  コスモスの花あそびをる虚空かな 虚子

コスモスや子がくちずさむ中也の詩 民郎  秋ざくら牛も家族の大藁屋 白葉女


今日は市老連大会。10時から14時半まで。兼、老人文化祭。展示部門と演芸発表部門と盛り沢山。市文化会館満員の盛況。1000人ぐらい。
今日の読書 「海と毒薬」遠藤周作著(昭和32年 文学界に連載)

戦争中、九州大学でおきた米捕虜の生体解剖事件をモデルにした著名な作品。人間の罪の意識を追及している。医師の勝呂と戸田を対照的に書いている。上司の要請による参加とは言え勝呂は良心的に悩む。戸田は割り切っている。子供の頃からの性格が浮き彫りにされる。作者はクリスチャンなので、その思想のもとにこの作品を書いたのであろう。永遠のテーマと思う。

市内点描(5)

2005-10-06 08:23:48 | Weblog

スポレクいわてゲートボール大会
10月3日 市営グランド。 全国各地・韓国から90チーム以上参加。入り口の歓迎アーチ。向こうに競技中の選手達が見える。無料サービスのすいとん汁をご馳走になって帰る。地元チームは韓国チームとの競技中だったが優勢だった。

今日の読書 「脳と仮想」茂木健一郎著。 脳科学者 2004年新潮社刊。小林秀雄賞受賞

脳の働きの一つに仮想がある。子供がサンタクロースが実在しないと思っても、そ

れについていろいろ想像をめぐらす。われわれも幾多の仮想を抱き、その中で暮ら

している。夕日の赤い感じ。水の冷ややかな感じ、かすかな予感。こんな経験をク

オリア(質感)と呼ぶ。小林秀雄もこれらの心を深く追求した。著者も仮想につい

てあらゆる角度から掘り下げていく。

午前中、胃がん検診。午後、ゲートボール、丁度10名参加。絶好の日和。皆で心地よい汗を流した。

庭の猫(2)

2005-10-05 06:46:37 | Weblog

「遊びに来た猫」暫くぶりだ。20分ぐらい日向ぼっこをして帰っていった。判じ絵のように撮れた。早朝撮影。目を凝らして見てください。
俳句

薔薇色のあくびを一つ烏猫  草城  冬の沼遠し遠しと猫行くや  耕衣

雪に出て蒼眼にほはす夜の猫  忠  六月の青き全身声の猫  美沙

コロッセオの秋日が燃える猫の群  高野(コク)

今日午後、地区老連文化祭準備役員会。 

庭の花木(78)

2005-10-04 11:32:27 | Weblog

おけらの花 季語は夏だが今盛んに咲いている。花がはっきり写っていないが、接写もしたので次の機会に載せる。キク科の多年草。薬効もある。野草。地味な花だが毎日蜂が訪れてくる。 どかか棄てがたい味のある花だ。
「俳句」
思へどもうけらが花の宿世かな 越人 花うけらかも乾燥花かも知れず  比奈夫
 
小雨だ。何となく気が滅入る。ショパンを聞く。「子犬のワルツ」「舟歌」「別れの曲」その他。

○今日の読書 「人間の本性を考える」ピンカー著(ハーバード大心理学教授)より

「特定の脳障害のある赤ちゃんは、しばしば特定の心理能力を永久的に欠如したま

ま成長する。標準設計に変異のある人は、心の働き方にも変異がある。前頭葉の灰

白質の量は遺伝的影響を受け、また知能とのあいだに有意な相関関係がある。アイ

ンシュタインの脳を調べたある研究によれば、彼の脳は空間的推論と数についての

直感に関する下頭頂小葉という部位が非常に大きく、変った形状をしていた。ゲイ

男性は視床下部の前方部にある第三間質核が小さい傾向がある。殺人犯や凶暴性の

ある反社会性のある人たちは、意思決定や衝動の抑制をつかさどる前頭前皮質が小

さく不活発な傾向がある。」  読後、また「弱体化する生物日本人」の著書を思い出す。

庭の花木(77)

2005-10-03 07:16:46 | Weblog

梅もどき(白)
昨日の画像の赤い梅もどきの隣に丈は1m足らずと低く実をつけている。紅白隣り合って美しい。左隣に細く見える幹が赤である。両方入れて撮りたかったが高さが違うので離れて撮らねばならず、実が小さく不鮮明にしか撮れなかった。あきらめた。
俳句
残る葉も残らず散れや梅もどき  凡兆  洞然と白昼の庭梅もどき  蛇笏

鶏砂をあびる藪根や梅もどき 鶯塘  二三歩は顔のつめたしうめもどき 樹実雄


昨日の県民芸術祭は7歳の小学生から高校生、そして一般(最高齢95歳)と出演した。高齢者が多かったが、みな張りのある吟、そして吟舞だった。詩吟は姿勢を正し腹から大きな声を出し、それも格調ある詩を吟じることが多い。そのため身体にも良い影響を与え、精神も高揚し意気大いに上がっていると思う。だから若々しく活躍できると思う。今後大いに精進に励みたい。
今日午前中はは市営グランドに行って、全国スポーツ・リクリェーション大会のゲートボール大会を見た。各都道府県、韓国からと大勢の選手が参加し壮観だった。本日は男子の試合だった。その後、茸取りに行ってみた。朝早くから数人の人たちが入山していて沢山取った後だった。それでも取り残しの「あみ茸」を少し取り、今晩の味噌汁の具として食べようと思う。山で取れたのは、店で売っている栽培物と違って大変美味しい。

庭の花木(76)

2005-10-02 07:00:49 | Weblog

梅もどき
モチノキ科の落葉低木。白もある。
俳句

大空に風すこしあるうめもどき  龍太  鎌倉のいたるところに梅もどき 宋淵

うめもどき窓を埋めて厚薄なき 青邨  鵯の声去りてもゆらぐ梅もどき 秋桜子

今日は10時から15時まで県民会館での岩手県吟詠剣詩舞道祭に出吟のため参加。有意義な1日であった。県内各地から約1000名参加。出演題数は62題。私たちの吟詠会からは5名出席。吟舞と共演で、他教場の仲間たちと約70名の合吟。演題は陶淵明の「四時」。
 

庭の花木(75)

2005-10-01 08:52:38 | Weblog

「曼珠沙華」 (2) 少し不鮮明に撮れた。左に秋海棠。庭には小さな紫の蝶が縺れて飛んでいた。いつか写したいと思う。

俳句

われにつきしサタン離れぬ曼珠沙華 久女   西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 澄雄

曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 兜太   曼珠沙華浄土の雲に紅移す  静塔


昨日ゲートボール。調子よく4戦全勝。今日は生憎の雨。