楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

庭の花(69)

2007-08-30 16:09:34 | Weblog

モントヴレチア  (8.5)裏の庭。球根でどんどん殖える。

朝曇っていたが見事に晴れた。また暑くなった。シャツを脱いだり着たり

忙しい。食用菊に支柱を立てる。大根の葉に菜虫が見当たらず安心した。

油断出来ないので朝夕見ることにする。柿の木にシロヒトリが見つかった。

幸いまだ小さかった。枝ごと切り、新聞紙に包んで燃やした。今年は茗荷

の子が非常に少ない。昨日農家の人に聞いたが、芽を出す夏の間、湿気

があまりに少なかった為と言っていた。それでも今朝5本ほど取る。

昨夜高血圧対策の本を読んでいたら、「高い枕は夜間の血圧を下げないの

で悪い」とあった。そう言えば3年前市内の脳神経内科の先生が私に同じ

ことを教えてくれた。忘れたわけでは無いが、実行しないでいたのを思い

出した。これはいけないと午後ヨーカドーに行って低く柔らかな「羽枕」を

買って来た。ヨーカドーでは7日から3日間ある花巻祭りの子供用の衣装、

支度品を沢山並べていた。老夫婦が孫の為熱心に見ていた。

昨日は4時から3時間マルカンデパート食堂の別室会場で、市内のシニアー

パソコン仲間の「納涼会」に参加した。20名の参加者だった。今まであまり

話が出来なかった人たちとも話が出来、有意義で楽しい一時を過ごした。


庭の花(68)

2007-08-28 13:32:11 | Weblog

グラジオラス (8.5) 豆畑の縁。奥の庭は枝垂れ桂その他。

今年咲いた数あるグラジオラスの中でこれが一番大きく立派に咲いた。

丁度椋の枝きりの最中に咲いたので、真下にあるこの花を損じない

様に支柱を立てそれに板を渡して保護した。左向こうにピンクの同花

が見える。寒さにも強く、ほりあげなくても大抵は咲く。

昨日の朝は先ず、しくじりの尻拭い作業。瓢箪池を埋めて植えた花が

どれも元気が無くなっていく。良く見ると湿気が多く、土が濡れている。

このためだと判断し、早速移植。その後、土と底に入れた石を掘り上げ

池の底数箇所に穴を開けた。割と大きな石を埋めていたので、これが

意外に重労働。これが終わってから賢治生誕記念俳句大会に出かけた。

途中市老連により、市からの補助金を受け取る。俳句会場に行ったら

約10年ぶりの参加なので、仲間に驚かれる。2句投句し、中央から来た

俳誌「斧」主宰、小田島千架子先生の講演を聴く演題は「俳句アラカルト」

俳句を作るには「物や事象の実体」を掴む事が大切とのことだった。

私は入賞しなかったが、主選者小田島先生の秀逸5句の中に選ばれ講評

も戴いた。10年ぶりに参加したしにしては、予想外の成績だったと思う。

これからは出来るだけ各種大会に積極的に参加して研鑽を計りたいと思う。

今日の俳句(グラジオラス)

グラジオラスゆるるは誰か来るごとし      耕一郎

和蘭あやめ破れかぶれの膝を組む      恭生


庭の花(67)

2007-08-26 11:22:23 | Weblog

鳳仙花  (8.5)  裏の庭。  今年はピンクが見当たらない。

花期は長くまだ咲いている。次々別の茎も伸びてくる。夏の季語の

花だが私はむしろ秋をこの花に感じる。島倉千代子の唄も思い出す

今朝は焚き火をし、屋根の上に伸びていたライラックの枝を1本

切った。側に電線があるので切らないように、ロープをかけて反対

側に切り落とした。梯子も固定する。1本切るのにも工夫がいる。

一昨日は最近急に倒れ救急車で運ばれた友人を見舞いに行ってきた。

眩暈と嘔吐があったそうだから脳梗塞らしい。割と元気だったので安心

して帰ってきた。私と同歳同病、人事と思えない。また同日午後、数ヶ月

前に亡くなった地区老人クラブの私の前の会長のお悔やみに行ってきた

彼は盛岡で治療していて亡くなったのだが、子が無く郷里の大迫で葬儀

をし、花巻在住の弟さんが、喪主を勤めたとのことだったが、弟さんの家

が不案内で不義理していた。たしか83歳の生涯だったと思う。高校の

校長をした真面目な人だった。体調不良になり、彼の指名で私が次期

会長を引き受けた。不本意ながら、誰も引き受けず会解散の危機だった。

今月半ば胆石で入院手術していた息子から昨夜9時過ぎ電話があり

「すっかり回復し職場にも勤務している。今日は夫婦で母校の東北大学

の百年祭に出かけてきた」とのことだった。また12日ほど前、自宅療養

中の96歳になる妻の母が倒れてやはり救急車で運ばれ入院しているが

今朝行ったら、点滴のみだったが粥の給食を大半食べた。病気は治癒し

ないだろうが危機は脱した感じだ。朝、今度大学院入学が決まった孫から電

話があり、10月から授業とのことで元気な声だった。悲喜こもごもの日々。

明日は市内で「第15回宮沢賢治生誕祭全国俳句大会」だ。投句は2句なので

今日はゆっくり、その準備をしたいと思う。

今日の俳句(夾竹桃)

夾竹桃しんかんたるに人をにくむ      楸邨

ひろしまの弔花夾竹桃の白         白炎

夾竹桃日暮は街のよごれどき        耕二

 


庭の花(66)

2007-08-24 12:41:21 | Weblog

ミソハギ (7.27)  玄関脇の庭。湿気を好む。花期は長く

約1ヶ月近くたった現在も花数は少なくなったが咲いている。

よく田圃の畦などで見かける。野の緑の中で目立つ花だ。野趣がある。

屋敷内に株分けもしたし、よそにも呉れた。背丈は1m近くなる。

今日の俳句(ミソハギ)

千屈菜のすこし藍染む紺屋裏        文子

千屈菜や若狭小浜の古寺巡り       量園

今朝も早朝から9時まで庭の除草。日が照り暑くなったので家に入る。

昨日PCシニアーネットの納涼会へ参加を申し込む。いつも教室には

不参加で、会員の皆さんには疎遠になっているので、この機会に懇親

をはかりたい。パソコンの操作については進歩せず、何も分からず勉強

したいのだが、理解力が不足且つ遅く講習についていくのが私には大変

だった。敬遠してきた所以である。だから進歩せず、始めた頃と殆ど

変らない。何時も参考書をひっくり返している。

8月の初め、好物の蕎麦に入れる、辛味大根を蒔いたのだが、最近虫が

付いて困る。2日前は見ても何も見えなかったが昨日は青虫を7匹取り、

今朝も1匹取った。庭の中を歩くと毎日蜘蛛の巣に引っかかる一晩かかっ

て修復するのには小さな蜘蛛にとって大変な労力だったのだから、可哀想

に思うが、私も歩かねばならぬので、やむを得ず破る。ある日蝉が巣に

かかって断末魔の悲鳴を上げてもがいていた。すかさず蜘蛛が駆けよって

来た。7年も地中にいた蝉が可哀想だが、これも自然の摂理でやむを得ない。

昆虫いや生物の世界は人間も含めて非情な掟の世界である。

今朝、何時もの通り、脳梗塞再発防止の為、指の運動にミニギターを弾く。

曲は演歌「海峡わかれ町」服部浩子の歌だ。弾いてみたら案外私好みの曲だ。

ギターはなんとか楽譜見て弾けるのだが、欲を出して、音符を見て歌えたら

良いなあと挑戦している。読めて歌えるのは何時のことやら全然自信が無い。


庭の花(65)

2007-08-23 15:28:57 | Weblog

ノウゼンカヅラ (7.27)駐車場の前の庭。中国原産

昔此花は花巻では珍しかった。ある日懇意にしている病院長の自宅を

訪問すると見事に咲いていた。無性に欲しくなり走り根の近くから出てい

る若苗を貰って植えた木だ。よそにも分けてあげたし、奥の椋の高い木

にも這わせて成長させた。今では市内で普通に見られる。此花を見ると

今は故人となられた院長夫妻の温顔が思い出される。この木も数年前

から根元が虫に食われて半ば空洞化した。そこでコンクリートを流し込み

素人なりに手当てしたが3年ほど前からのそコンクリーも木から剥がれ

落ちた。空洞も大きくなり、私では手当ても不可能だ。それ以来咲くのは

最後かなあと思いつつ来たが、今年も咲いてくれた。しかし来年は危ない

こも知れないと思い、奥の林の黒竹を掘りあげた空地に若苗を植えて万全

を期した。

猛暑も過ぎ大分しのぎやすくなった。今日は処暑だ。真昼の蝉の声も少なく

なった。今年は裏の林の中に蝉の穴が多くあいた。先日東京暮らしをして

いる孫が、「この穴は何なの」と聞いた。今日も朝から庭の草取りをしたが

幾つか草むらから蝉の亡骸が見つかった。彼らの約1ヶ月という短い夏の

生涯も終わりつつある。夜はか細いながら蟋蟀も鳴いている。

昨夜は俳句会に出かけた。午前中のクラブの役員会に心を奪われて夕方

まですっかり忘れていた。調べたら5句しか準備していなかった。急いで過去

に作って出さなかった句に手を加え、なんとか10句を準備した。帰宅8時半。

今日の俳句(ノウゼンカツラ)

のうぜんの茂吉生家に花こぼれ      裕

のうぜんの散る日の山の平かな      麦丘人

古廂のうぜんかづらは夜空もつ      楸邨


庭の花(64)

2007-08-22 14:15:12 | Weblog

柏葉紫陽花6.27)裏の庭。紫陽花としては変った形状をしている。

昨年園芸店から購入。発育が早い。大分大きくなるようだ。

ユキノシタ科・アジサイ属は種類が多い。サビタ、つるアジサイ、アマチャ

等々。

5時起床。庭の除草。その後雷雨。早く除草してよかった。

昨日午前中、吟詠会。秋の芸術祭に向けて練習。私は「九月十三夜。

上杉謙信作」の課題吟に取り組む。何時ものとうり正しいアクセントに苦しむ。

合吟は菅原道真作「九月十日。短歌入り」短歌を始めて習う。2時間大きな

声を出してすっきりした。今日午前中はクラブの役員会。今後秋の文化祭に

向って、集会を開く事にした。ただ私が提案した経費削減上、会員の中から

講師を依頼し、教養講座を開催する件は、内容が硬すぎ、参加者も少ないだ

ろうからとの意見が多かった。女性部から集まるなら議題を決めないで、皆で

わいわい四方山話をする集会にするべきだとの意見が出された。いまさら堅い

話で学習するのは耐えられないとのことだった。そこで取りあえず10月に芋の

子会を開催する事にした。何時も行事に参加するのは圧倒的に女性が多い

ので女性部の意見は大いに尊重しなければ、何事も出来ない。

 


庭の花(63)

2007-08-19 13:08:39 | Weblog

サルビア  (7.27) 居間の前の庭。

小さな瓢箪池を潰して3種類の花を買ってきて植えた。赤い

サルビアのみ写った。燈籠つき濾過器はそのままにし、夜

燈籠のみは灯している。

朝小雨が降っていたが、晴れてきた。早速庭へ出て、庭木の手入れをする。枝豆を

取る。朝、会員で入院している人を見舞った。以前より回復した様子なので安心し

た。ただ同室の人が苦しがって常時大きな声を出していたので、疲れるだろうと思っ

てきた。今日私は盛岡で俳句大会があり、出席を約していたのだが、疲れが出て体

調不良で欠席した。懇親会には最初から出ないことにしていたので、迷惑はかから

ない筈だ。今まで猛暑続きだったので、そのせいもあると思う。一昨日の受診で肺が

悪くないと言われて安心した。早速娘にメールで知らせた。ここ血圧も高くないし、

ふらつきも大したことが無いのでほっとしている。しかし5年ほど前、県立病院の副

院長、兼脳外科主任部長からMRI検査の結果「前に脳梗塞で倒れているし、いつ

また倒れてもおかしくない症状なので、油断せず、身辺を整理しておいたほうが

良いですよ」と言われているので、毎日が健康への挑戦だ。まさに綱渡りの心境

だ。いろいろ役をしていると心理的にも落ち込んでいても、明るく振舞う事も多々

ある。このブログには皆さんの参考にもなることもあろうと、あえて健康状態を

晒しているのだが、あまり語るべき愉快なことでもないので、隠したいのだが過大な

任務や期待を言われると、つい話してしまう事がある。ここ5年間副院長が心配

したような状態でなく来たのは、運も良いし、私なりに注意努力をしてきた為と思う。

しかし、実態を理解していない人から陰に陽に「ほら吹き」と言われることがある。

これは無事に来た為であるので、こんな誹謗中傷は大いに言われた方が、幸せと

思うことにしている。

今日の俳句(サルビア)

海をみてきてサルビアの朱が残る   貞

鼓笛隊サルビアに火をつけてゆく   泰三

サルビアの燃えて一茶の地に到る   広治


庭の花(62)

2007-08-18 15:58:26 | Weblog

山百合 (7.23) 奥の庭。奥は細い市道そして隣家。

ツリバナの木の下。我が家の貴重な1本のみの山百合。強く匂う。

奥の庭全体が匂う感じ。綺麗だし側に寄るのだが、寄り過ぎると

花粉が衣服につき、そして落ちない。数年前、山からほりあげて

きたのだが、毎年咲いてくれる。花数は多くない。新聞によると1本

に100以上花をつけるのもあるそうだ。これは花数が少ないが、私

にとっては一人娘のような貴重な1本だ。西日しかあたらないので

咲く前から茎が手前の西の方に曲がってどんどん伸びてくる。そこで

折らないように注意して支柱を立て軽く結んでやる。数日咲いてから

枯れて茶色に萎えてくる。美人薄命と言うところだ。1年のお別れだ。

時々小雨

今までの暑さが嘘のようだ。今朝軒下の温度計を見たら17度だった。

寒く感じたので上着を着る。2日前より10度以上差がある。昨夜も

寝やすかったが、夜明けに薄い蒲団を1枚増やした。

今朝見たら玉蜀黍が数本カラスに食べられていた。もう少し大きくしてか

ら採ろうと思っていた。今年は発育が悪い。併しやむを得ず10本ほど採り

食べた。小さいながら実は熟し、甘さもあり美味しかった。

一昨日マウスが調子悪く、何時ものように掃除したが直らない。電器店

に行って相談したら「大分古いのを使っていますね」といわれ、勧められ

るままに一番安い1400円の光学式マウスを買って来た。家に帰って古

い参考書を見たら、載っていた。故障も起こりずらく、掃除も不要とのこ

とだ。値段も安いし、知っていれば、もっと早く買い替えていたのにと、

情報不足を悔やんだ。

今日の俳句(新涼)

新涼の浅間晴れんとして蒼し      かな女

新涼や白きてのひらあしのうら     茅舎

新涼し橋おのおのに湯宿持ち      南畦


奥の庭

2007-08-17 13:37:23 | Weblog

屋敷の一番東側。家庭菜園の奥。立ち木を植え真ん中に小道

を造り、林のような雰囲気を出して楽しんでいる。除草が大変だ。

すぐ生える。木が大分大きくなり隣家の近くにも枝が茂ったので

ここ一ヶ月大分枝きりをした。例年もっと早くするのだが、今年は風邪

の為遅くなった。早朝ここを歩くのが楽しみだ。

時々小雨

昨日までの猛暑が去って今日は大分涼しくなり楽だ。

午前中は呼吸器科に行ってきた。盆休みで孫達と来2日前帰った娘が

ケアマネージャーをしているのだが、私の長引く痰を心配し、呼吸器科

の受診をアドバイスしてくれた。もっともと思い受診した。レントゲン写真

の結果、肺には異常なく、服薬している降圧剤の中に咳の出る副作用

の薬が2錠あるのでそれだと思う。との診断だった。

その娘から今電話があり京大で数学を学んでいる長男である孫が同大

の大学院に合格したとの知らせがあり、安心した。本人が春にこちらに来

た時、受験は夏だというので、合否を心配していた。春に来た時、合格

の前祝だよと渡したが、少しは役立ったかも知れない。好きな学問を長く

学べる事は幸せな事だと思う。

今日の俳句(盆)

瀬しぶきに洗ひて盆の瓜なすび    七菜子

川靄の町へなだれて送盆        實

旧盆の生簀をたたく山の雨       一行


庭の花(61)

2007-08-16 12:59:40 | Weblog

桃花姫ツキミソウ (6.4) 裏の庭。アカバナ科マツヨイグサ属

アメリカ大陸原産。種類が多い。これは昼も咲いている。殖えやすい。

猛暑が続いて、バテ気味だ。朝以外はなるたけ外に出ないようにして

いる毎日だ。しかし昨日も枝の焚き火をした。まだ整理がつかない。

8月中ゲートボールは休みにしておいてよかった。この暑さでは耐えきれ

なかったと思う。昨日孫達が帰っていった。3人とも楽しく過ごしたよう

なので、なによりだった。二人とも結婚の予定はまだ無いとのこと。

昨日は終戦記念日。「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。昨夜テレビで

一般市民参加の「憲法九条に関する討論」番組を前半を見た。興味ある

問題なので見たかったが10時からと言うので、見ないで9時に寝た。

昨日取り上げた「731部隊」のことが頭を離れない。たしか森村誠一の

著書は光文社カッパブックスの「悪魔の飽食」だったと思う。蔵書を探した

が見つからない。昔のことなので処分したような気もする。ベストセラーと

なり大評判となったが、当事者や一部の言論人、思想家から猛反論が

出て、共産党によるでっち上げだとか、森村氏も国を売る行為だとか

言われた。私も半信半疑に陥らざるを得なかった。今般のテレビで鳥越

氏が中国に行って被害者の遺族に会ったり現地の史実を掘り起こし、

なにより「731部隊」の当事者達が高齢化し、保身への執着が無くなり、

真実を語った録画は貴重なものだった。これらの真実を知りえるには随分

時間が掛かった。遠藤周作が小説「海と毒薬」で取り上げた九大医学部

の生体解剖問題と共に、戦時中の日本人の犯した大きな汚点の一つで

ある。

今日の俳句(月見草)

月見草夢二生家と知られけり     夫佐恵

帆はいつも遠きところや月見草    清子

昼のこともう過去となる月見草     椿