詩吟教室 3月3日 みな元気に朗らかに漢詩を吟じた。
昨日の朝は雪化粧だったが、今日は快晴だ。妻と二人で室内のゲートボールに参加してきた。4ゲームで、適度の運動だ。畑も先日掘り上げた。種まきを待つばかりだ。
9日、花巻地区5教場の詩吟段伝位の審査会があった。審査を受ける人は約10名。見学応援会員は約40名位だった。審査委員は県の本部から前会長先生が来られた。私も受審をした。段伝位最高の総伝位だ。5年前に10段を獲得し4年たつと総伝位を受ける資格が生まれるのだが、あまり苦労したくなく昨年は見送ったが、思いなおし私の30年近い詩吟人生の総決算として挑戦してみることを数か月前に決意した。課題は自分で選ぶことが出来る。漢詩「友人を送る 李白」。紀行文「奥の細道より最上川」芭蕉。短歌「白鳥は 若山牧水」。俳句「物いへば 芭蕉」。を選んだ。約10分暗記していた詩文を吟じた。緊張したがつかえないで吟じることが出来た。過去の功績、識見も加味されるので実技のみでは判断されない。合格すれば私が60歳から始めた30年近い詩吟人生の段伝位挑戦は終わる。合格の可否を心配していたが、今日午前中に合格通知が届き安心した。さらなる精進を決意した。なお多数の詩吟愛好会を募りたい。
私と一緒に詩吟を始めませんか。楽しいですよ。お申し込み待っております。
12日の夜に俳句会に参加した。私の選んだ句より2句取り上げる。
「道の駅土地の顔して燕来る」今年も燕がきた。ローカルカラーたぷりの
道の駅に来た。毎年来る燕もなじんでいる風貌だ。「初蛙まず犬掻きにはじまれり」写生句。平泳ぎの得意な蛙もまず未熟な犬掻きから始まった。
ユーモアの句。私の投句より1句。「お早うと鸚鵡は夜も四月馬鹿」。
句会終了後に雑談となったが最近の世相の殺伐さについて話が及んだ。
私も最近の情勢には危機感を感じる。私が子供の時代の頃に回帰しているような感じがする。教育勅語の是認、天皇の国家元首論、軍備の増強、神道への過度な回帰、それに米国追従の核武装方針の是認。等。46億年の地球の歴史を一挙に破戒し人類を滅亡させるような方向に進んでいるような危惧を覚える。それでなくても釈迦も説いたように絶対的な不変な状態は存在しない。天文学的にも小惑星の衝突、50億年後の太陽の終焉、天の川銀河のアンドロメダ銀河への衝突も考えられるとのことだ。過去の地球の歴史を学んでも数々の試練があり、我々人類が生命を、維持存在しているのは奇跡に近いほど尊い。自ら破滅するような戦争への道を進んではならない。私の単なる杞憂であることを祈る。