楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

4月28日(庭の花3)

2007-04-28 09:12:10 | Weblog

片栗と一輪草(青)  4.18 裏庭

暫くぶりの快晴だ。絶好の花見日和。私は依然として風邪が
治らず連日注射に通う。風邪がはやっており待合室は満員。
ゲートボール仲間が奇跡的に大病を克服し無事退院したのを
聞いたので、顔を見に行って来る。元気で安心した。

  

今日の俳句(樹氷5月号より)

小原琢葉主宰の俳句(5句)

裸木も律儀に垂れて糸櫻

暮れてなお空のあかるき土竜打

畳まれて神楽の大蛇籠へ入る

つながらぬほどに離して餅焙る

雪達磨へ酔うて愚図愚図言ってゐる

私の俳句(同人欄より5句)

弁慶堂肩怒らせて七五三

湯豆腐や秋田甚句の高らかに

おでん屋の片耳欠けし招き猫

懸巣鳴き雨降る兆しと農夫言ふ

絢爛と紅葉且散る賢治の碑

      


4月27日

2007-04-27 13:55:00 | Weblog

    

庭の花(3) 椿 (3.16) 失敗して画面に白い斑点が出来た。

            修正しようと試みたが初めての事で要領得ない。

            時間のみ経過するのでこのまま載せる。

          原因は分からない。修正方法は是非マスターしたい。 

      

今日の俳句(椿)                     

蝦夷穴は風の遊び場藪椿      鬼房

日の椿火急の用の如く落つ      衣子

落椿まだ藪を出ぬ魂ひとつ     海道

黒潮へ傾き椿林かな         年尾

廻廊の雨したたかに白椿       利一

 

今日の読書

「わかるとはなにか」  岩波新書(2001刊 長尾真著 京大総長)

著者の専攻は情報科学が専攻である。

3月に来た、京大で数学を学んでいる孫と偶々認知科学の話になった

ので、著者を知っているかと聞いたら知らなかった。だからこの本を出

して見せた。興味をもってみていた。著者は今般河野衆院議長の要請

で国会図書館長になった。この本は「わかる」とはいかなる事か、科学

技術の問題、また「言葉一般」についての理解の問題点を鋭く考察して

いる。一例として「50ヤードなので柔らかさが重要だ」の一文がはた

して普通いくら理解されるだろうかと言う事をあげている。これはゴルフ

をする人、それもある程度以上の経験のある人でないとわからないと

している。言葉を作者の云わんとするところをよく理解しているか、否か

の問題は俳句をしていると常につきあたる問題だ。その上からいっても

この本は私にとって大事な本で時々再読を繰り返して学んでいる。

       

 


4月24日(庭の花2)

2007-04-24 12:48:31 | Weblog

片栗の花 (4.14)

昨日午前中大リーグを見る。松坂は6失点だが勝利投手になって
良かった。松井との対決はお預けだ。試合そのものも、大変見ご
たえがあった。レッドソックスが2ダンから連続4ホームランには
度肝を抜かれた。さすが大リーガーと思った。
所得税申告し金融機関引き去りにしていたが、まだ連絡無く、或は
誤りがあり、呼び出しでも無ければよいがと思っていた。昨日記帳
に行ったら、4月20日付けで申告した通り引かれていた。納税は
つらい事だが、時間を費やさなくてもよいと思い、一応ほっとした。
間もなく受領の通知が来るだろう。今日の好天気で一気に市内の
櫻が開いたようだ。2,3日が見ごろだろう。未だ風邪が抜けず残念
だ。歳をとると身体の防衛機能が落ちてくると言うが本当だ。

   

今日の俳句(片栗の花)

片栗の花ある限り登るなり      高原

かたかごや豪商水の神祀る     ひふみ

潮騒や片栗の花うすれゆき     しゅら

かたくりの花すぐゆれて谷谺    田鶴子

    


庭の花(1)

2007-04-23 13:28:02 | Weblog

春蘭  (3,14) 葉ばかり濃く撮れて花がはっきりしない。
      反対側から撮るとかなにか工夫をするべきだ。

今日の俳句(春蘭)

春蘭の花とりすつる霧の中       蛇笏

春蘭活け吉川英治夫人の家      慶子

春蘭や山の音とは風の音        藍子

    


4月21日

2007-04-21 10:58:50 | Weblog

猩猩袴 (4.12)  飛勢城跡にて

雨も上がったようだ。櫻も咲いたようなので見て歩きたいが
風邪がなかなか治らず、引き籠っている読書に明け暮れる日々だ
治ってからと思いしていなかったタイヤ交換を少々無理して
実施しようとしたが、ナットがどうしても取れない。前にタイヤ販売
業者に交換して貰ったのを思い出した。それできつく締まった
らしい。致し方なく、ガソリンも入れながらスタンドに行き、交換
して貰った。訳を話したらスタンドの若い女の従業員が、「そんな
にきつく締めなくても大丈夫ですよ」と言ってくれたので、次回に
は「自分で出来る程度に締めて呉れ」と依頼し、承諾してもらった。
力が出るうちは自分でやりたい。
19日に町内老人クラブの総会を開催した。議案は原案どうり承認
され、新年度のスタートを切ることとなった。ただ残念な事に会長の
引き受け手が無く、解散するのも残念だし、私が非力ながら継続
することになり、役員全員再任で活動することになった。責任重いが
健康に留意し、ボランテア精神で可能な限り務めようと思う。
ただ昨日読んだ「元気に長生き元気に死のう」東京都老人総合研究
所長 柴田博著(保健同人社1994刊)に健康で長生きしている人に
はボランテア活動している人が多いので、この活動がプラスの働きを
していると思われるとの一文があった。

このことを自覚し、引き受けたからにはプラス志向でいこうと思う。
総会終了後ある人が役員手当てを出したらと言ったが、予算もないし
私は無償で活動するところに意義があると思う。

      

 


4月16日

2007-04-16 13:47:29 | Weblog

風の又三郎と子供達、の彫像(2)  以前のセピア化。

ぎんどろ公園

5日に罹った風邪が未だに抜けないで困る。普段鍛えているつもり
なのだが、歳のせいなのか好かれて離れない。先月肺炎のワクチン
を打ってきたので肺炎は多分大丈夫と思っているが油断は出来ない
19日が単老の総会なので、それまでは治したい。
総会後の懇親会は今まで参加者を予想して準備していたのだが先般
の役員会で、例年大分準備した物が無駄に残るので、今年は予約制
とし且つ300円会費を事前に貰う事にした。30名の申し込みがあった。
昨年は26名だったので、それ以上だ。丁度櫻開花予想の頃だ。
現会員総数は48名新加入はなかなか無くて苦労する。

今日の読書(尊厳死協会の機関紙3月30日号より)

数ある記事の中から、NHKラジオ深夜便「心の時代」や教育テレビ
こころの時代」で電波に乗った、理事・あさひクリニック医師「朝日
俊彦」さんの講演・インタビュー内容のご本人の記述の終りの一部を
紹介する。
「終わりよければすべて良し」より「誰でも幸せになることを望んでいるの
です。そのための基本的な考え方として一つ目は相手から何かしてもら
おうとするのでなく、相手に何が出来るかを考え実行する事です。人に
対して優しくしよう、思いやりを持とうと心掛けるようにする事です。
二つ目は、知るということによって心が安定するだけでなく、幸福感を
覚えます。知ることの最も大切なことは、あの世の存在だと思います。
見えない世界ですので、最初は信じることから始めますが、やがて知る
ようになってくるはずはずです。頭から否定てしまえば、知ることが無理に
なってしまい、本当の人生についての知識が得られず終わってしまいます。
三つ目は反省する習慣を身につけることです。誰にも過ちはつきものです。
それを心から謝る習慣を身につけることです。毎日反省することが大切
です。最後にはより幸せな自分になろうと思う事です。何事も思うことから
スタートです。自分がより幸せになり、相手も幸せに幸せにしようと思う
ことはとても大事なことです。以上四つのことを日々の生活の中に組み
入れることで、間違いなく幸せを実感ですると思います

以上長くなりましたが、素晴らしい言葉だと思います。皆さんは、いかが
お考えでしょうか

    


4月14日

2007-04-14 14:27:47 | Weblog

クロッカス(黄2)   (3.17)書斎前の庭。

午前中、総会の席上、米寿を迎えた会員に送呈する記念品を買って
くる。
3日前の句会は8名参加だった。最初3名の女性会員から選句発表
があった。何時も女性にはあまり選ばれないのに珍しく入選が多く今日は
調子が良いぞとほくそえんだ。ところが男性会員の選には殆ど入らな
かった。何時も多く選んでくれるある会員は一つも選ばなかった。「貴方の
句を何時も選ぶのだが、今日の句はあまり白く輝いていたので見えな
かった」と冷やかされた。翌日大いに反省し句を推敲し直した。そして
所属結社「天為」に当月分10句を纏め投句した。
今日「句会入門」古館曹人著を再読する。大いに参考になった。
昨年9月小原琢葉氏 「天為全国同人会長」(岩手県俳句協会会長兼任)
より「天為」の会員を殖やすように依頼の手紙を戴いていた。機会ある毎に
友人にお勧めしている。
「天為」のホームページは「俳句ネット天為http://haikunet.info/クリックして
是非皆さんにご覧戴きたい。全国各県に千名以上の会員が所属して毎月
有馬主宰から直接選を受け指導され研鑽している。

  

今日の読書

「日本人の死に時」 (副題 そんなに長生きしたいですか)幻冬舎新書。
久坂部羊著。

著者は医師、作家で長年在宅医療に従事し高齢者の末期を看取ってきた
人である。この本はある意味では怖い本である。長寿社会、長寿志向に
対する手痛い警鐘である。しかも実務者なので説得力がある。私達一般の
高齢者が知らない末期医療の実態が赤裸々に書かれている
長生きすれば幸せだと言う幻想に痛打を与えられる。長生きによる苦しみが
実例で多く書かれている。これではいけない。なんとか社会も個人も方向転換
しなければ大変なことになると気づかせてくれる本だ。
たまたま先日、日本尊厳死協会から機関紙3月30日号が届いていたので
今日改めて開いてみる。尊厳死への法的整備の取り組みが今回も大きく
取り上げられていた。この本を読んでなおさら、促進して貰いたいと痛感した。

    

 


 


4月13日

2007-04-13 16:46:13 | Weblog

春の雑木林(北上市)    (3.20)玉葱畑付近。間もなく蕨が出る。

寒い1日だ。朝は晴れていたので小枝の焚き火をした。側で四十雀が鳴いて

た。繁殖期なので益々賑やかになるだろう。以前、煙突を外した穴から入って

巣を作った事があった。家が損じるから巣立ちを待って閉ざした。子等はこの

近くに留まるものと思ったが、すぐ何処かへ行ったものか全然残らなくて拍子

抜かしたものだ。山か林へ行ったのだろう。人だら挨拶やら礼を言ってから

立ち退くとこだろうが。

今日の俳句(啄木忌)

今日は郷土の歌人啄木の忌日だ。明治45年永眠。享年26歳。

啄木忌折れし鉛筆濃く使ふ     夏樹

畦焼く火闇に階なし啄木忌     琢葉

啄木忌ひとりの酒はあたためず   凍邨

       


4月11日

2007-04-11 10:58:12 | Weblog

ぎんどろ公園標識 「賢治さんと歩く心象ロード」(3,20)

風の又三郎の像の東側の公園内にある。公園にふさわしい標識だ。

しばし賢治の世界に浸って散歩する

昨夜は吟詠会。風邪気味だったが出席する。少人数なのでいろいろ気を
使う。7月29日にある宮守吟詠会の創立20周年式典時の出吟を決定し
その吟題を練習する。
今夜は俳句会なので10句整理する。老人クラブの総会議案書を50部綴じ
込み作成し、各班毎に仕分けする。裏庭の草を取る。

今日の俳句(天為4月号より「2」)

有馬朗人主宰の俳句(4句)

白波を分けて常世へ帰る神

玲瓏の水を飲みけり冬の蛇

冬深き巴里裏街の素描かな

足芸の毬高々と日脚伸ぶ

私の俳句(主宰選 雑詠4句)

乾鮭や風吹き抜ける新開地

凧揚げや北上川に百の声

冬草やいつしか銹びし転轍機

初雀二羽離れずに啄めり

      


4月10日

2007-04-10 12:17:59 | Weblog

奥羽山脈を望む(2)  更木の高台より(3.20)

昨日は公民館で俳句会。欠席者あり3名で開催。会員誘致に皆で努力して

いるのだが、諦めず今後も勧誘していく事とした。少人数だが2時間たっぷり

各自5句出し、選句も5句として、それを元に各自の句を研究しあった。

俳句は17文字と極めて短い詩なので、他の文芸に比べて一語一語の含む

意味が極めて重い。だから省略して無駄のない表現が大切だ。説明になっては

ならない。あくまでも詩としての表現を忘れられない。余韻をもった表現で、あと

は、読む人が想像してその句の言わんとするところをは把握することだ。だから

説明、報告、饒舌では余韻のある句とはならない。しかし自分で気づかないで

いることが多々ある。ここに句会の意義がある。仲間から批評されて気づく

そこに独りよがりを脱して進歩していく。

「単語」にも神経を使う。明らかなや誤りや誤字は勿論駄目だが、俳句で日常

問題なく使われている言葉(季語を含む)も選者または選考機関によって否定

されることがある。一例を挙げれば私の友人がNHKの応募句で入選したが

その中で使用した季語「唖蝉」の「唖(おし)」が差別的用語だから違う表現に

してほしい。と言われたとの事だった。

 
 
今日の俳句(唖蝉)

唖蝉をつつき落として雀飛ぶ     鬼城

唖蝉の諸羽美し透きとほり      水櫻子

唖蝉も鳴く蝉ほどはゐるならむ     青邨