楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

27.5月の暮らし(4)

2015-05-28 08:13:38 | Weblog

庭の野草(春蘭) 

昨日の27日。午前中は中高年のPC同好会「花巻シニアネット」の総会に参加した。会員数は資料によると66名。最高齢者は91歳とのことだ。私は教室には殆ど行かない。学びたいのだが、億劫だ。だから、分らない点は、自宅で何回も同じところを、マイペースで、参考書で学習し操作している。オフ会には、時々参加している。そこで貴重なアドバイスを貰うことがある。昨年もPCの買い替えについての貴重な助言をもらって、買い替えた。10年ほど前、この会で操作を学んだ。お陰様で今でもパソコン生活を楽しんでいる。私が主に活用するのは、娘一家とのメールのやり取り。最近は曾孫のまだ生後数か月の成長記録の映像を盛んに送ってくれる。楽しみだ。また私が会長を務めている花南吟詠会では、事務局も兼務しているので、文書の作成も頻繁に行っている。それに、つぶやき程度の、由無しごとの、このブログの作成だ。これらの暮らしを可能にしたシニアネットとの縁を切りたくないとの考えで会員を維持している。

今日の言葉。「長寿十訓」泉重千代。泉さんはかって長寿日本一としてメディアに登場した人である。十訓の要約。「万事くよくよせず」「腹八分」「酒はゆっくり適量」「朝の目覚めに深呼吸」「やることを決め、規則正しく」「散歩」「自然にさからわない」「誰とでも談笑」「歳を忘れ考えない」「健康はお天道様のおかげ」。以上。


27.5月の暮らし(3)

2015-05-24 10:32:49 | Weblog

飛勢城址から北を望む。  4月下旬

昨日は詩吟の例会だった。7月の芸術祭発表会の稽古だ。皆真剣に本番に臨む心構えで
吟じた。私は漢詩の独吟だ。「楓橋夜泊」。好きな詩だ。吟詠会に入会を勧めていた人が来てくれた。用事があるのでと、すぐ帰ったが、雰囲気は理解できました。と言っていた。また来てくれると思う。同好の志が増えることは最大に嬉しいことだ。
学習の最後に、短歌「東海の」啄木。を習う。歌集「一握の砂」の「我を愛するの歌」の冒頭の歌だ。抒情があり、皆で気分よく吟じた。

今日の自戒の言葉。「好事不如無」碧巌録の言葉。直訳すれば。「良いことは無いにこしたことはない」となる。しかし真の語意は喜ばしいことがあっても、それに執着せず、あっさり手放し、ニュートラルな気持ちを持てと言うことである。


27.5月の暮らし(2)

2015-05-16 17:09:30 | Weblog

庭の椿(薄いピンクの花なのだが今年は根元に近い幹に紅い花が一輪咲いた。おそらく
    接ぎ木した親木の花が偶然咲いたものだろう。

昨日ゲートボールの日であった。私が主将を務めたが、2勝1引き分け1敗とまずまずの成績だった。しかしその負け方は始め圧倒的に有利で油断から、相手を侮りよもやの逆転を許して誠に残念だった。深く反省した次第だ。以後はこんな負け方は絶対しないと痛感する。まだまだ未熟だ。
私はゲートボールは遊びであると共に禅的精神の涵養と位置づけている。タッチするとき、無我になり、精神を統一しなければならない。私は他の仲間よりタッチ率が良いが
この心がけだと思っている。大正13年ドイツ人で東北大学の哲学の先生をした、オイゲン・ヘリゲルが弓術と習った際、禅を研究して腕を上げ5段までマスターしたのと同じことと思う。

先日の俳句会で友人の住職が「死と語りながら呵呵と蓬餅」と詠み、その後私との雑談で「この世は極楽だ」と言った意味を考えてみた。達観と言うのだろうか、楽観主義と言うのだろうか。良寛が山田杜皐あての手紙に「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候」との思想と
どこか一脈通じるところがあると感じられてならない。


27.5月のくらし(1)

2015-05-13 08:30:34 | Weblog

 

賢治碑の桜 4月中旬。

今朝震度5強の地震があり驚いたが、短時間で止んだ。まだ大災害の余震なそうで油断できない。

昨日は花巻地区俳句協会の総会があり26名参加した。審議事項は原案通り決定した。
27年度の最大の行事は例年通り「宮沢賢治生誕記念全国俳句大会」の8月開催だ。
続いての句会終了後懇親会が開催された。句会で高い評価を受けた句の一つに「死と語りながらに呵呵と蓬餅」があった。作者は真言宗の寺の住職で前俳句協会長である。私も感銘を受けた句である。呵呵が良い。私も早くこのような心境になりたいものだ。
懇親会の席で作者が私のところに盃を持ってきた。暫くぶりの交歓だ。しばし宗教談義となり高説を拝聴した。「この世は極楽だ。花鳥諷詠し自然と親しみ、そして俳句を作り楽しんで、これからも過ごして下さい」とのことだった。喜寿とのことだからわたしより大分若い。そういえば虚子も俳句は極楽の文学だとのことを言っていたのを思い出した。

本部発行の吟詠会の解説手引きに加筆して、入会手引書を作成した。全会員に配布し、ここ2か月間、強化月間として、心身に良い趣味を説明し普及運動を展開していく。