楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

30.1月の暮らし 2

2018-01-28 07:47:45 | Weblog

マロニエ。椿  5月

連日の寒さだ。昨日は-13℃だった。高齢者には特に応える。1月中に同年齢の知人が3人亡くなった。私もその度覚悟せねばと思うのだが、鈍いのか能天気なのか、すぐに忘れて現実のこの世のことに頭がいく。最近買った本から2冊取り上げる。「屍人荘の殺人」。まだ半分も読みこんでいないが、推理的なストーリーでなくて怪奇的ゾンビが出てきた。オウム真理教が思い出される。「禅学入門」鈴木大拙著。原文は英語での出版だったそうだ。難解な漢語による解説書だが、なんとか理解できる。幾分なりともその思想を、実生活に役立てたい。平幕の「栃の心」が優勝した。幕下まで下がってから奮起しての活躍奮闘なので感激した。

24日夜、俳句会。5名。私の選句から2句。「三日月に触るるばかりの冬の波」日本画に見るような典型的な冬の情景。
「着ぶくれて歩く影まで丸くなる齢をとって姿勢が悪くなり背中が丸くなりいつも気になる。着ぶくれると、それが一層顕著に表れる。歩く影を見ると、情けなくなる。私の一句。「雪女来世の契り囁けり」。

 


30.1月の暮らし 1

2018-01-14 10:54:31 | Weblog

撫子    前の庭

寒い日が続く。一昨日は最も寒く軒下の温度計で-13℃であった。雪はあまり降らないので助かる。6日は鳥谷埼神社で仲間16名で雨ニモマケズ」を吟じて奉納した。昨日は吟詠会の最初の例会に参加した。私は村上仏山の桜田門外の変」を主題にした漢詩を吟じた。歴史上の重要な一齣だ。詩吟の楽しみの一つは歴史を学べることだ。

10日は初句会があった。私の選句から2句。「卒寿過ぎ安全第一寝正月」欲もなくなり、子や孫も健やかな日々を送っている。俳句以外は趣味もない。これからは安全第一だ。ただ作者はは日頃唯一の目標として健康で百歳まで生きることを話している。だから正月は何処えも出かけずに寝正月だ。これが幸せな有難い暮らしだ。
「そこだけは時の流れて冬の滝」静謐な山中で雪景色の中、時間が止まっているような風景の中で、滝だけが轟音を立てて落ちている。そこだけ時間が流れている感じだ。高く落下する滝を表現すると共に、対照的に周りの静かな冬景色を遺憾なく感じさせる句だ。
私の一句。「筆始め自戒きびしき四字熟語」。