授業風景 29年度 (今年も同風景だった)
地元の小学4年生えの詩吟の授業を終えた。何時もの情景だったが20名の参加だったが、女生徒が多かったためか、今年は静かでおとなしかった。しかし学習への熱意はひしひしと伝わってきた。あっという間の2時間だった。3番目の吟題「漢詩」は少し難しいと思ったが、李白の「友人を送る」を教えた。旅立つ友人との別れの寂しさを読んだ内容の濃い詩だ。4番目は「雨ニモマケズ」を教えた。詩吟の基本となる漢詩の吟詠の吟譜の作用を克明に教えたが、ほぼ飲みこんでくれた。そして。我々の詩吟の目的は崇高な精神の涵養にあることを話し、孔子と賢治の話をして、今後とも吟の復習をすると共に、礼儀を正し、人に迷惑をかけるようなことを慎み正しい道を歩むようにしてほしいと話し、最後に、今、花南吟詠会で会員加入の大キャンペン中であることを話し、詩吟の価値を家族にも教えて、地域の文化向上への協力をお願いし、先生にもお願いして終了した。
私は今、論語を調べている。中学1年の漢文の時間に習ったが、戦時中で、農家への勤労奉仕や軍需工場えの動員等でろくに勉強できなかったので、またひもどいている次第である。現代でも通用する立派な思想と思って勉強している。