楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

春の息吹(5)

2012-04-19 09:37:10 | Weblog

ユキワリソウ 書斎の前の庭。スハマソウとも言う。大分株数が少なくなった。
         名前が良い。花が咲くのを見ると雪が消えて春が来たとしみじみ
        思う。そして小さい花なので可憐だ。

今朝昨日に続いて奥の庭の落葉焚きをした。山へ行くと幾年も積もって腐葉土
になっている。屋敷の落葉はそうしておられない。なかなか腐れないので焚いて
いる。焚き火のにおいは、子供の頃を思い出させる。だが今法令で大量の焚き火は
禁止されているので、近所に配慮し少量ずつ遠慮して焚いている。俳句の季語にも
なっているが、あまり詠む機会が無くなり寂しい。

今朝方3時に眼が覚めたのでラジオで歌謡曲を聴いた。高峰三枝子山口淑子
(李香蘭)の歌だった。つい聞きほれて眠かったが40分の最後まで聞いてしまった。
「湖畔の宿」「南の花嫁さんなど数曲、後者は「夜霧の馬車」「蘇州夜曲」など数曲。
みな懐かしい歌ばかりだった。彼女達の美しい歌声そして美しい容姿を思い
出し、歌詞の美しさに酔い、当時の世相に思いを馳せ、それに私自身の幼時、
そして甘酸っぱい若き日の感傷に浸り楽しいひと時を過した。

昨日の午後はゲートボール。9名参加。私は審判、そしてプレーでは4と10の二つ
のボールを担当しハードな運動となった。プレーはロングタッチを決めたり満足
のプレーが出来た。帰ってからのビールは美味しかった。


春の息吹(4)

2012-04-18 11:03:10 | Weblog

クロッカス(青)   近所の庭

日曜は良い天気だ。畑を少し手入れをした。午前中詩吟の仲間(女)が所用があり来た。昨日の会計の打ち合わせが終わりたまたま雑談の中でカラオケの話に
なった。それでは歌おうということになり妻を交えて3人で歌った。詩吟と違って
リラックスし、数曲歌った。楽しかったので今度吟友の仲間を誘ってくるとのことだ。私も楽しいし大歓迎だと話した。

土曜は4教場合同段位審査会があり、設営担当教場なので朝9時から準備し
1時から12名の審査があった。審査員は県本部から立身先生がこられた。
先生は岩手大学の教授で医学博士だ。懇切丁寧に指導され、みな良い成績で
発表をし合格となった。その後30名で和気藹々と懇親会を行い5時散会した。


春の息吹(3)

2012-04-12 12:48:51 | Weblog

クロッカス 書斎のまえ。

今日は良く晴れて暖かくなった。この暖かさが続けばよい。タイヤを交換したいと
思う。2日ご4教場合同の段位審査があり当教場が設営当番に当たっている。
ここ数日その準備で忙しい。資料作成、懇親会の準備等だ。受ける人は13人
懇親会参加者は29名だ。是非成功させるべく会員6名総がかりだ。

昨夜は俳句会があった。参加者は4人と少なくなった。体の不調でだいぶ抜けた。
会員を殖やしていきたいと思う。若い人、初心者大歓迎だ。昨夜は全部男性で
超高齢者ばかりだ。73歳、80歳、83歳、88歳という構成だ。みな体に不調な
ところは持っているが気力は充実している。半月に1回の句会だが、皆それぞれ
真剣に作った10句を持参しての句会だ。句会そして合間の雑談が楽しみだ。
私の生き甲斐の一つだ。私が選んだ中から数句取り上げる。

四月馬鹿銀河鉄道空を飛ぶ    山笑ふ遠野三山女神住む 

 鞦韆(ブランコのこと)の向かふに見える黄泉の国

連翹忌(光太郎の忌日)花片ほどの雪が舞ふ  人生は長編小説月朧


春の息吹(2)

2012-04-05 10:50:23 | Weblog

フキノトウ  裏の畑 当地の方言でバッケェという。早速20ほど採り蕗味噌
        を作って食べる。まさに春の味だ。このほろ苦さがたまらない。
     御飯のおかずとしてもよいし、酒の肴としても絶品だ。また2回目を
        採ろうと思う。

昨日は風も吹いたし、雪も降った。なかなか春の気分を満喫出来ない。
ゲートボールもまだ外で出来そうも無い。今年の4月から町内会の班長を
持ち回りなので引き受けた。書類を配布するだけなら出来そうだ。ただ下水
掃除とか資源回収とか労力を提供する作業には自信がない。出来る範囲で
努めたいと思っている。あまり引っ込み思案にもなりたくない。先日ある本を
捲っていたら、「年甲斐もなく」という言葉を最高の賛辞とせよというタイトル
の一章があった。あまり詳しく読まなかったが、批判を気にせず、むしろ言われたり思われたら、それを逆にとり頑張っている自分への賛辞と思い積極的に
物事に挑戦していく姿勢が老人には大切だとの趣旨だと思った。広辞苑を
見ても「歳に不相応なおろかな行い」となっている。勿論度を越して「年寄に
冷や水」となってはいけないが、老人なのだと縮こまっていては、ますます
老化していく。竹村健一氏は50歳過ぎてからダンスとかいろいろなスポーツ
に新たに挑戦して活力ある生活をしたそうだ。たしかに「年甲斐もなく」とか
「老害」という言葉には、やつかみとか老人蔑視の感情が含まれていると感じる
場合がある。これらは無視または著書の如く賛辞と解釈していこう。

今日の俳句(天為4月号より

有馬朗人主宰の句(15句より5句)

木枯一号どくとるマンボウ攫ひけり   秋の夜や四書五経より四大奇書

赤々と少年の日の一位の実       冬立つや富士笠雲を高々と

玲瓏と孤に徹しゐる鴨の影

私の句(主宰選5句)

銀河踏む心地で歩む霜柱      み仏の話におよぶ雪見酒

恋みのることを信じて毛糸編む   灯籠に積もるホテルの雪見酒

くろぐろと冬の雨吸ふ土竜塚