菫 (軒下) 好きな花だ。寒さにも強い。
今年も四分の一が過ぎていく。早いが止める術もない。一瞬一瞬をを大切にしなければならない。白梅が香っている。紅梅も咲き始めた。さんしゅの黄色な花も咲いている。これから庭に出るのが楽しみだ。自然と早起きになる。禅語に「独座大雄峰」という言葉があるそうだ。意味は「大自然の中に生きていて、たった一人坐っていることが一番有難い」という意味なそうである。この言葉をかみしめ、霊峰の姿を思い浮かべて、静かに一人いて静寂の中に過ごす時間を多く持ちたい。
先日の俳句会で私の選句24句の中から2句。「遠山の雲かと見れば山桜」山桜の情景を的確に表現している。昨日「桜の名所を訪ねて」という写真集とDVDが届いて早速見たがその中の吉野山とそっくりな美しい句だ。同じ作者の「揚雲雀雲となるまで揚がりけり」平易な表現だが的確な花鳥諷詠的な伝統的な写生句だ。浄土的な二句鑑賞となった。