楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

28.12月の暮らし 2

2016-12-29 15:29:01 | Weblog

紫陽花  前の庭 6月

大晦日も近くなり、色々準備の買い物をしてくる。腰痛も大分楽になり、妻の手助けも今まで以上できるようになった。また昨日は奥の庭の落ち葉掃きをした。雪があるうちは出来なかったが、今は消えている。また降ることと思い急いで仕事をした。菊の枝は生乾きで燃えなかった。

昨夜は俳句会。5名参加。今年最後の句会だ。私の選句から1句。「かまくらや棺の中に居るごとし」子供らが作ったかまくらに入ってみた。静寂そのものだ。作者は高齢者故に死への観念が頭を離れない。子供らは楽しく遊んでいるが、作者は最初は遠い昔の子供の頃の回想に浸っていたが、いつしか棺の中の連想に変わった。悲しいことだが、誰も歳には逆らえない。次は私の出吟の1句。「嬰児の笑顔のメールクリスマス」老妻と二人だけの、ささやかなイブを過ごした。小さなケーキを食べ赤ワインで乾杯した。クリスマスの日はは静かに過ごした。信者ではないが聖書の拾い読みをした。魂が洗われるような思いがした。子供の頃親の勧めで教会に行ったことが思い出された。そのさなかに孫から、2歳の曾孫がイブに喜んでケーキを食べている写真のメールが届いた。早速二人で幾度も見た。私達には最高の贈り物だった。その喜びを句にして出した。共感を得た。

 


28.12月の暮らし 1

2016-12-15 14:14:25 | Weblog

大でまり  5月  高い木だったので、切ったら、切り株から自然に枝が伸びてきて咲いている。隣に小でまりもある。

今朝は雪が積もっていた。やはり寒い。炬燵に籠りっきりだ。雪の中に白い山茶花が咲いている。先日濡れ縁に一羽四十雀が来てガラス越しに、居間を覗いていた。家の中にいても、自然の観察は楽しい。最近読んでいる作品は2冊だ。先日眠れぬままに「ラジオの深夜便」をかけたら偶然書評をしていた。その一冊が「籠の鸚鵡」サスペンス。芥川賞作家「辻原登著だった。人物描写が優れているとの書評だったので、早速購入して読み始めている。併読している次の一冊は数日前にテレビのニュースを見ていたら盛岡の書店で文庫本に独自のカバーをかけて
書店員の推薦文庫として署名を伏せて発売してら、それが全国に広がり評判になった本だが、今般、その書名と作者を明らかにしテレビの
画面に登場していた。早速読んでみようと注文した。「殺人犯はそこにいる」清水潔著。新潮文庫だ。

昨夜は俳句会。5名参加。私の選句から2句。「先見えぬ仮設の海鼠暮しかな」苦しい被災者の暮らしを海鼠にたとえたことは、卓抜だ。
「不揃いが面白かりき子の神楽」可愛らしさをよくとらえている。大人だったらこうはいかない。なんたることだとなる。