楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

27.11月の暮らし(3)

2015-11-29 14:25:08 | Weblog

松葉牡丹 裏の庭 10月 いつまでも咲いている。句友に時不知と言う俳号の人がい
     る。由来を聞くとルーズでいつも遅刻する。だから時節に拘らず咲く松葉
     牡丹のようだ。時不知とは松葉牡丹の別名だ。とユーモァ溢れる回答が
     あった。

今日は11月最後の日曜日だ。食用菊の枯茎を切って整理してから書店に出かけ「枡野
俊明著「老いを超える生き方」を買ってくる。禅僧から生き方を学びたい。最近トーマスマンの「魔の山」上巻を読み終えた。昨年も読んだので再読だ。主人公の青年が好きなサナトリュームに入院中の人妻に恋情を告白するシーンで終わった。

25日俳句会。療養中の友も参加し4名。私の選句から2句。「李白ほどの酒とはならず冬の月月を愛でながら独酌を楽しんだ。微醺で終えた。酒は好きだが、酒好きな李白を偲んだが、酔って池に入って月を取ろうとして溺れ死んだと言われる李白に比べれば、はなはだ少ない量だった。とても足元にも及ばない。「懸大根いまだ国防色といふ」大根を干したが、よく干し上がって黄色になってきた。年配者の作者は戦時中によく使った表現の国防色だと思った。70年以上経っても、忘れられない言葉だ。


27.11の暮らし 2

2015-11-13 09:16:00 | Weblog

曼珠沙華 前の庭 9月 増えて屋敷中咲いていた。白もある

今朝は寒さ厳しく外の草むらは一面の霜だった。こんな日は快晴だ。
午前中は75歳の友人が急逝し葬儀に参加の予定。したがって室内ゲートボールは
不参加となる。
11日は俳句会。3名。私の選句から2句。「晩秋の月を吊りをく無人駅」岩手には
結構無人駅がある。寂しい地区なのだが晩秋は特に寂しさが増す。その夜煌々と月が
照って冷たい夜景を照らしている。まるで月がぶら下がているようだ。寂寥感を吊ると
表現した。「不老長寿鶴にあやかり百寿まで」作者は92歳。矍鑠として作句しまた
「天為」の全国同人会長として東奔西走していて頭が下がる。先般九州の句会に行ったおり、鶴の群れを見てきた。その時の心境を詠んだ。氏は万事ポジティブな生活態度である。健康を維持するには、驕りや油断はいけないが、ある程度の自信が必要なのかも
しれない。普通の人はそこまで言い切れない。そこを一歩突き破って信念と長寿への
強い執念の表れの句だろう。脱帽。今月7日に花巻地区芸術祭の文芸部門の大会があった。私は都合悪く欠席した。3句投句だった。ところがその中の1句がはからずも、2
選者の特選になっていて、この句会で句友が預かってきた賞状2枚と選者自筆の俳句短冊2枚を貰ってきた。

 


27.11月の暮らし(1)

2015-11-05 11:30:58 | Weblog

黄レンゲショマ  奥の庭。山草 強く良く殖える。

今日も昨日に続いて良い天気だ。腰痛を我慢して朝顔の蔓を外しにかかった。
15本位あるが5本で休憩だ。腰と相談の上再開したい。文化の日には、それらしく
トーマスマンの「魔の山」上巻を再読し、俳句を5句ほど作った。

昨夜ラジオで、イヴモンタンのシャンソンを聞いた。「枯葉」「バラ色の人生」等。
歌詞の意味は解らなかったが秋の夜にふさわしい雰囲気の歌で良かった。モンタンと言うと私が20歳代の時、彼の主演映画を見た記憶がある。「恐怖の報酬」という映画だった。乏しい記憶をたどってみるとニトログリセリンを運ぶ運転手の役ででこぼこ道を、はらはらしながら運ぶ役で、主人公と共に、こちらも緊張して見た。なんとか危機を脱して運び終わり近く高い報酬を貰って大喜びだった。がしかし終着近くに爆発し吹き飛ばされるという悲劇だった。がっかりして見終わると、映画はもう一つのハピーエンドのストーリーも用意していて、彼が大喜びするシーンで終わった。製作者が観客者を落胆させないためにそうしたと思われた。モンタンががっちりした偉丈夫で、トラック運転手の役を、ふさわしく逞しく演じていた。ラジオを聞くのも楽しい。