正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ちょっとした事で

2007年08月17日 | 時計修理
お盆の間休んではなかったのですが、お店でハプニングがあり仕事が増えて、日記を書く時間が見つかりませんでした。
お客様の修理の時計の掃除状況を書いておこうと思います。
 セイコー懐中時計です。天真が折れており別作とガラス交換、分解掃除を依頼されました。(S様)

香箱芯の穴が大きくなっており三日月タガネで穴締めをしました。
別作のテンプが届いたので分解掃除してみると良く振って元気良く動いてくれました。
ロンジン男物の手巻き時計です。(K様)
お水が入って巻芯がかなり錆びていました。その錆が歯車に乗って時計が止まっていたみたいです。

分解掃除、巻芯の錆を落として完了です。
昔の時計のファッション的なデザインのものはやはり防水がきちんとしていないタイプが多く、今年のような暑い夏に多く使用すると汗や手を洗ったお水が入って不具合が出ることが多くあります。

 アロマ手巻き時計です。昔のスイスの時計によく見られる機械です。
(K様)
ゼンマイ切れと分解掃除でお預かりしました。ゼンマイもあわせになるそうで、香箱を部品やさんに送って現在合わせ中。
分解掃除は終了し現在部品の入荷待ちです。


シチズンエクシードキャリバー4645で、この機械も6時位置に秒針の付いているタイプです。
ケースが超硬で購入時は100,000円くらいしたと思います。(S様)
分解掃除で完了

同じお客様でセイコー婦人用自動巻き時計キャリバー2206です。

かなり機械が汚れていました。