マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

正しい理解

2008-10-29 19:28:26 | 教会の風景
今日はこの後、祈祷会です。
もうすぐテキストとして使っている本も終わります。
次のテキストは、この本にしようかと考えています。
聖書教理ハンドブック

しばらく間が空きましたが・・・
テサロニケ人への手紙のショートメッセージの続きをUPしておきます。

 テサロニケⅡ 2:1-12 
 「だまされないように」                          
テサロニケの教会の抱えていた一番の課題、それは終末についての理解であった。
主イエスの再臨を共に待ち望む者として、パウロらは切実に願っていた(1)。
動揺や不安は不要であり(2)、だまされてはいけないのだと(3)。
当時、預言や説教や回覧の手紙(2)で主の再臨がすでに起こったのだと告知する者たちがいたようである。
その教えの影響を断ち切ることは急務であった。
ただし、主の日を待ち望むことにおいて熱心なテサロニケの教会だけに、かえって手間のかかることであった。

パウロは御霊に促されて、健全な終末の理解を示す。
ここで書き送られていることは、テサロニケ滞在中からすでに語っていたことである(5)。
まずはプロセス。
背教が起こり、不法の人が出現、その後に主の再臨。
そして、不法の人に関する情報もある程度明らかにしている。
不法の人は、自らを神とする(4)。
当時は引き止められていて、まだ現れていない(6)。
彼の存在と活動は、サタンの後ろ盾がある。
彼には人を欺くような奇蹟を行なう力が備えられる(9,10)。
そのため、真理を受け入れない人々は、彼の欺く力により、偽りを信じるようになる(11)。

これらの終末に関する教えは、神の主権的な裁きという点で、神に栄光を帰す。
不法の人への裁き(8)と真理を信じない人々への裁き(10-12)が明確に述べられている。
世において絶大な権力と支持を集めるその人物も、再臨の主の前には何の力もなく滅ぼされる。
また、神は憐み深い方であるが、救いの真理を受け入れない者たちを正しく裁くのである。

私たちも、パウロやテサロニケの教会の人々と同じように、主イエスの再臨を待ち望む者である。
いつの時代も主の再臨についての誤った情報は流れる。
私たちは、だまされることなく、伝えられた真理にしっかり留まっていこう。
神を恐れ、ますます真理を愛する者として。


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