高校卒業式

2015年03月03日 | 日記
 こんにちは。昨日は、高校卒業式でした。男子ハンド部からも8名の選手と1名のマネージャーを送り出しました。3年前、それまで少人数であった部活に大量の選手が入部しました。経験者が2名、他の者はハンドボールこそやってなかったものの水泳や野球などスポーツを経験しており、運動神経は良い学年でした。しかし、運動神経だけで出来るほど甘くありません。投げ方、フットワーク、フェイント、DFの当たりなど最初は何も出来ず、何度も同じことを我慢して繰り返すの日々でした。ようやく慣れ始めた頃、試合に初めて出したことも鮮明に覚えています。ルールが分からない、相手の勢いに負け逃げ腰姿勢、フリースローで相手が枝を貼った時にボールを渡せと勘違いしてパスを出してしまうなど目を覆いたくなる試合でした。終了後、ミスをした選手は震えていましたが、同じ学年の経験者の選手が寄り添い、一つ一つ教えながら、「次に失敗しないように頑張ろう」と声をかけていました。また、この代はよく衝突もしました。自分は思い通りにプレイしても周囲が思うように動けずいらいらして当たった時、すかさずGKがなだめるのでなく、その選手をしかり飛ばすように「チームで戦っている、みんなのチームだ」と言い合っていたのもほんの少し前のように思えます。人並みのことしかかけないですが、厳しい練習に耐え、チームメイトと過ごした時間はまさにプライスレスです。
 そして、忘れてならないのはマネージャーの存在です。選手たちがどれだけ落ち込んでいても優しく声をかけるだけでなく、こちらの指導の意図を選手に伝えたり、だめなものはだめとはっきりいい、チームの誰からも頼られる存在でした。

 本校の教育方針である「一に人物、二に技倆」をこの3年間で実現してくれました。しかし、まだまだ完成でなく、未完の存在です。これから先も苦労が多いでしょうが、きっと乗り越えてくれると思います。卒業式という日を迎えて、寂しい面もありますが、また、すぐ来るのかなと思います。

 最後になりますが3年間ご子息・ご令嬢を預けてくださいました保護者のみなさまにはこの場を借りて御礼申しあげます。ご家庭での温かく、時に厳しい指導があったからこそ今日まで頑張ってこれました。次のステップで活躍できることを期待しております。

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