祝 高校卒業式

2014年03月03日 | 日記


 ご卒業おめでとうございます。 

 こんにちは。今日は、本校の高校卒業式でした。天候にも恵まれ、たくさんの保護者の方々にご参列いただきました。男子ハンド部からも3名の卒業生を送り出します。(1名は入試で欠席)卒業する3人をみていろいろな思いが浮かび上がりました。入学当初は体も小さく、顔にあどけなさも残っていました。右も左もわからないなか、卒業した先輩たちに混じりながら必死にプレイしていました。自分たちは出来ていると思っていても全く出来ておらず何度も壁にぶつかりました。練習試合では人数が少なく、すべてのゲームに出場することも多々ありました。失敗しても気持ちを切り替える時間もなく、次のゲームに備えなけばなりませんでした。しかし、そこから逃げることもせず、目の前の困難に立ち向かい、男らしく成長してきました。
 先輩たちが引退して代替わりした時に言った言葉を今でも覚えています。「俺たちは攻撃力が限られている。だから守り続けるしかない」。確かにその通りでした。それゆえ、練習試合でもDFにとことんこだわりました。初めから成果が出るわけでもなく、大差で負ける練習試合も多々ありましたが、自分たちの信念を曲げることなくひたすら練習しました。そして、最後の引退試合。「腕1本折れても絶対に勝つ」と言い残し、コートに入りました。結果は敗北でしたが、見ごたえある試合でした。毎年、最後の試合は手に汗を握る試合ですが、そのレベルは年々上がっています。この卒業生たちの魂を次の代も引き継いでほしいと思います。どんなに辛くても逃げ出さずに戦い続けた卒業生は本校ハンドボール部の大切な財産です。彼らがこれから先の人生も戦い続けることを期待しています。

 最後になりましたが3年間大切な御子息を託して下さった保護者の皆さまには言葉では言いあらわせないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。3年間で大きく成長しましたが、まだまだ甘い部分もあります。これから先も暖かく見守っていただければと思います。




 

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