あみものOTOKO

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新作 タテイングレースの兜 「 関ヶ原の戦い 」

2018-04-04 18:43:19 | 日記
今週末、4月6日から8日 の間、 東京の 日展新会館で開催される 展示会で 初公開となる 新作兜 「 関ヶ原の戦い 」 です。 しっかりと形が出来ていますが、当然の事、ボンドなど一切使用してはいません。 糸の処理も、針を使って きちんと仕上げてありますので、工作のように見えるかもしれませんけど、これは 手芸作品です。 基本の形は、日本ホビーショ―での 特別講習会の教材の一つ、「 武者兜 」 ですが、組み立て方を少し変えて、飾りも少し、変えるだけで、別物みたいになりますねえ~ ・・大きさ的には、およそ 7cm x 8cm ですから、18cm四方の 折り紙で折った、折り紙兜 と ほぼ同じくらいの大きさですから、小さいと思うかもしれません・・。  結び方もパターンとしては、1800年代 のタテイングレースの文献に 掲載されている パターンの一部を基本として、和風な色の組み合わせをするために、一部、これもまた アンティークな技法を使っており、一昨年 日本ホビーショーでの 特別講習会教材のひとつ 「 折鶴 」 にも 使用している技法を使っています。 また 飾り紐 ( 画像で言うと、緑色の紐ですが ) これは、市販の紐ではなく、 タテイングレースの技法を 少し、私風に アレンジして、 日本の 組み紐のような雰囲気意を出してあり、結ぶ方は、 以前、「 松竹梅 」でも使用した、あわじ結び をしてありますので、これまでの 私の 作品を作って下さった方・・もしろん 直接 ご指導させて頂いている方でしたら、経験の有る技法です・・・ですから、全体的に見れば、 見た目以上に・・簡単・・じゃありません・・・フゥ・・ と言い切ってしまうのは、 誤解を招きますが・・糸の引き加減、部長製の仕方、結んだあとの 「 仕上げの仕方 」がとっても大切・・・ 教室で 受講して下さっている 生徒さん達には、くどいくらいに、お教えさせて頂いている、裏技とも 言うべき、「 綺麗に作るための 仕上げの仕方 」 こうした作品には、とっても大切・・・・ でもまあ、自分で言うと 自画自賛になりますけど、予想以上に 良い作品に 仕上がりました・・・・