あみものOTOKO

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恋におちた シェークスピア

2018-07-02 21:58:47 | 日記
今朝のNHKの朝の番組の中で 「 劇団四季がミュージカルではなく、芝居を・・・ 」 という特集があって、ミュージカルと言えば 劇団四季のイメージすらありますし、私自身も 中学生の美少年時代、一人で静岡から東京まで、ミュージカルを観るために 帝国劇場や日生劇場に通って、劇団四季のミュージカルはたくさん観ましたけど、ミュージカルだけではなく、芝居や 歌舞伎、オペラ、バレー等、10代の頃は どっぷりと 観ていましたし、思い返せば、当時読んでいた本の多くが、戯曲・・( 今では こういう言い方はしないのかもしれませんが、芝居のセリフが書かれている本です ) とか台本・・映画も好きで見ていましたけど、小説を読み、その映画化された台本を読み、映画を観て、また台本を読み、サンドトラックレコードが発売されれば 映画のセリフの入ったレコードを聴く・・可能な限り 舞台となった場所に行き、普通の人には何のことない 海岸で 映画のセリフを役者と同じしぐさで 言葉に出す・・まあある意味では、かなりの オタク だったかもしれません・・

それはともかく、劇団四季が 昨日初日を迎えた舞台が・・なんと、「 恋におちた シェークスピア 」 この物語をご存じの方がどの位いるのか知りませんけど、これは 「 ロミオとジュリエット 」 を書いたシェークスピア が 自分とは決して結婚できるはずのない 身分も違う、美しい人妻に恋をし、結ばれない恋を 物語に 出会いの場面、交わした言葉のやり取りなどを込めて台本を仕上げ、舞台で演じる時に、ジュリエット役の少年が、( 当時は舞台に女性が上がる事は 考えられない時代でしたので、女装した男性が女役を演じていますが、) 舞台に出る直前に 声変わりをしてしまい、急遽その代役として、シェークスピア の 愛した人妻である貴婦人が、女装した男性として ジュリエットを演じ、( それまでにいろいろな事があるんですけど・・) 悲劇 「 ロミオとジュリエット 」が劇中劇として 舞台の上で演じられ、地位の差も、身分階級の壁も超えて、人間として 芝居に感動する・・・当時 舞台に女性が上がる事は 違法とされて役人達が 劇場に逮捕に来るものの、お忍びで芝居見物していた エリザベス女王が、その素晴らしい芝居に感動し、ジュリエットを演じた女性を 男性であると言い切り、女王の言う事に間違いは無いと、役人達を納める・・・芝居のあと、去っていくジュリエットを演じた 貴婦人の姿を 想い、シェークスピアは 新しい自分の意思を貫く 強い女性を作品の中で 描いていく・という物語・・・まあ 「 ロミオとジュリエット 」 をテーマに、「ウエストサイド ストーリ 」 が書かれたように、「 恋するシェークスピア 」 は実話ではなく、別の物語ではありますが、とても素晴らしい作品だと私は思っているんですよね・・・ 

その私の大好きな 作品が 舞台で演じているというわけです・・早速 チケットが買えないか調べてみたら、私が今週末 東京教室で東京に泊まる日の 夜の公演チケットが 一枚だけ 空席であるじゃあないですか・・・ 2階席の一番奥ですけど、S席・・( 芝居をご覧にならない方には わかり難いかもしれませんけど、S席、A席、B席 と言うように 劇場の座席に ランク分けされていて、S席が お値段も高いですけど、高いなりに見えやすい席・・と言うわけです・・・ ) 

荷物になりますが着替え用のサマースーツでも持って行きましょうか・・芝居を観るにはそれなりの格好で観る物だと思っています・・一生懸命演じて下さる役者の皆さんに失礼のない様に見る側も きちんとした態度で観るのが礼節と言うものですからね・・俳優さんと直接お会いする訳ではありませんけど・・俳優と観客は 舞台と客席で お互い心を通わせている訳ですからね・・・


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