あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

就労継続支援B型事業所作品

2014-03-26 23:56:55 | 日記
「 就労継続支援事業所 」 というのをお聞きになった事があるでしょうか・・・これは 障害者自立支援法という法律に基づいて 就労支援を行う施設・・ 解り易く言うと、 一般の企業に就職が難しい 障害者の方達に 仕事をする機会を提供するとともに、物を作る活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などを提供する障害福祉サービスをしている所で、A型 は障害者と雇用契約を結んで 原則 最低賃金を保障する 雇用型、 B型というのは、契約を結ばないで、利用する障害者が自由に働ける 非雇用型 の2種類に分かれています。

画像にアップした物は、そういう事業所で働いている方達が 作って販売しているものです・・・ 手芸をしている方々にとっては、「 こんなものを ・・・ 」 と思われるかもしれませんが、 様々な障害を持っている方達にとっては、決して楽な作業では無いはずです・・・ 慌ただしい生活の中では 「 小さな親切 」 のような活動に ともすると 目を向ける機会がすくなくなってしまうかもしれませんけど、 金銭を寄付する行為も それはそれで意味があって 大切な事ですが、一生懸命に 作った物を 買うという行為が 「 働く喜び 」 を作った方達が 感じて下さるという事も、とても大切な事だと思っています・・・ 私達は 生活して行くために金銭が必要で、その為に 「 働く 」 という行為をしている訳ですけど、「 働く 」 事には、 同時に 「 喜び 」 もある訳です・・・ 働く事は 様々な苦労や 辛い思いをする事が多いですけど、そこには 「 生きている喜び 」 も 無意識の中に感じているはずだとおもうんです・・・ 障害があろうと なかろうと、 生きている喜びを感じる 事は 「 自分という 命 」 を 無意識に感じている事なんじゃないでしょうか・・・ 「 作り出す喜び 」 も 有ると同時に 出来あがった物を、他の方に見て頂いて、あるいは 差し上げたり、ご自分で使ったりして、生活の憩いの 一つになったり、人と人の心を繋ぐ きっかけになったり・・・ 「 作りだす喜び の延長線上にある 「 心 」 」が 生きて行く上で とても 大切なんじゃないでしょうか・・・・ 私のような 平凡な男が いろいろな場所で、またいろいろな機会に タティングレースを お伝えしている事を、嫌悪感もっておられる方も 居るのかもしれませんけど、初めて シャトルを手にした方が その道具の使い方も解らず、なにが どうして どうなるのか ・・どこが解らないのかが 解らない状況で どうする事も出来ないで居られた方が、 私の つたない知識と技法で 道具の使い方、材料 ( 糸 ) の扱い方を ご紹介する事で、その方が 綺麗な作品を 作って行く・・ ( 初めてシャトルを手にした方が 結び目のでこぼこした リングを ひとつ作ったものでも、私は それは 美しい作品だと思います・・その方の ひたむきな努力で 出来あがった物だからです ・・・ 心がこもっている物は 不格好であろうと、形がおかしかろうと、美しいんです ・・・ 作りもしない人が 文句を言う筋のものではないはずです ) そうした時、私の手で作ったものではありませんけど、それは 私の ご説明で出来あがったという事は 私の心が 届けられた・・と思うからです・・・障害を持っておられる方々に タティングレースを ご紹介する 力量は 私には持ち合わせていませんが、安価なこうした物を 手に入れた時、 障害をもたれて 様々なご苦労や嫌な思いを感じる事もあるでしょうに、出来るだけの力を使って 作られた物に・・見たその形の 向こう側に 美しいものを感じます・・・ いくつかの ビーズを 繋いだだけの物ですが、 ビーズ は 本来 ベーゼ ( 祈り ) から名前が付けられたように、 一つひとつに 様々な 祈りの気持ちが込められているからです・・・・一緒に入っていた 小さな短冊に こんな コメントが 書かれています ・・ 「 私たちが 心を込めてつくりました 使っていただける方に 良い事がおとずれますように ・・・ 」