6月13日20時34分配信 時事通信
警視庁北沢署地域課の巡査長(26)の個人パソコンから警察情報を含む約1万件分のデータがインターネット上に流れた問題で、少年事件など広範囲にわたる資料が流出したことが13日、分かった。警察情報の流出としては過去最大規模で、警視庁はデータの詳しい中身を調べている。
警視庁によると、流出したのはさまざまな事件の捜査報告書などで、少年事件の送致書もある。日付が最終的に入っていない完成途中の捜査報告書もあった。
ファイル名からは、婦女暴行や外国人犯罪、とばくに関する資料や、供述調書が存在する疑いがあるとみて調べている。
「えい児殺害」「嘱託殺人」といった文言もあるが、実際の事件に関する資料ではなく、事例集も含まれているとみられる。
さらに「犯罪事実の書き方」「ガス事故」などのタイトルもあり、捜査の教科書的なデータが入っている疑いもあるほか、刑法の条文順に並んでいるものもある。
警察情報以外には、個人的なメールや画像などがあるという。
流出したのは、巡査長が自宅のパソコンで保管していた文書ファイル約9000件と写真ファイル約1000件。
警視庁は流出情報をすべて取り出して精査する作業を開始。1件当たりの量はプリントした場合、1枚から10枚ぐらいまでさまざまという。
同署地域課の巡査部長(32)が保管したデータをコピーしたものがあり、これらが巡査長の私物パソコン2台のうち、1台に入れていたファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてネット上に流出したとみられる。12日午前、ネットの掲示板にあった書き込みが端緒となり、同日夜に流出情報を発見したという。
警視庁の巡査長がウィニーを使用していて捜査情報をネットに垂れ流しにしていたなんて、パソコン使用者にとっては、常識であることを、まだ警察官がやっていたのであるから驚きである。何が驚きって、ウィニーを使用していること自体もそうであるが、世の中をきれいにする、警察官が使用していたことに、怒りを覚える。
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