捕手の重要性！キャッチャー

　座ったままで、２塁に牽制球を投げる姿には度肝を脱がされた。普通の捕手がこれを真似すると腰を痛めてしまう。

　強靱な腰の持ち主は城島選手という。この資質の高さと、チームの統率力を買われて、このほど大リーグのマリナーズに移籍が決定した。捕手としては初めてのことである。

　野茂が最初に大リーグへ移籍して、一郎がマリナーズに行って、多くの日本人選手が大リーグに行った。しかし捕手は初めてである。捕手は、野球の縁の下の力持ちで、陰の監督のようなものである。

　英語が堪能で、皆とコミュニケーションがとれる、アメリカ人でなければ無理とされていたポジションである。それを、日本人がこなしているのだから、たまげたものである。日本の野球が世界一になるのも当然である。