せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

ルミナリエ!!存続に黄信号

2007年12月05日 | 時事ネタ
ルミナリエ、存続に黄信号

ボクも毎年楽しみにしている、神戸のルミナリエが、運営的に厳しい状況に陥っているそうです。

震災復興の補助金の終了と、運営費の上昇により、プール金で補っていた赤字も、次回開催まで繰り越せるほど残っていないというところが、存続を危ぶむ要因となっているようです。

ルミナリエ客は衰えてはいないようなんですが、神戸の観光収益の減少、日帰りバスツアーにより市内に意外とお金が落ちないなど、地元ならではの問題も起きている模様。


リンク先の記事に登場する、事務局常務理事の坂本さんは
「ルミナリエ点灯の際、静かに手を合わせている被災者の方をたくさん見かける。ほかの場所で行われるイルミネーションとはまったく意味合いが違う。財政事情は厳しいが、震災を語り継ぐという意味でも続けていきたい」
と話している(記事より抜粋)。


ボクもね、、、毎年見に行っているんですけど、、、
神戸の街が好きで、敬意を持っているから見に行くんですよね。

震災を体験していないボクが、僕なりに感じたこと。
野球を通じて神戸に足を運ぶようになって10年とちょっとの年月がたちました。
震災から復興してきた街の移り変わりも少しは見ていますが、とくに神戸に行って出会った人たち、出来事がボクにとって大きな影響を与えています。

昔の仲間には、実際に震災で友人を亡くした友達もいたし、高校の担任が関学の出身だったことから、震災に直面した生の声や、実際の爪あとを見る機会もあり、自分なりに震災を乗り越えてきた神戸のチカラ、神戸の人のあたたかさをボク自身とても心に感じているんです。

少なくとも、そうしてボクは神戸の街を愛着をもっています。
ルミナリエは、神戸に愛着を持っている他府県民にとって、神戸を好きでいられるイベントのひとつなんですよ。
そう思って毎回楽しみにしている方も多いはず。


神戸の人は、他県民よりも意外とルミナリエに対する思い入れの少ない方も少なからずいらっしゃいます。震災の傷跡を背負っている人には、「ルミナリエなんてお祭り騒ぎだ。鎮魂でもなんでもない」
なんていう人もいます。

しかし、本当に鎮魂ということを念頭にもってルミナリエを見に行く方も多く、ボクも地元の方に敬意を表して1.17に神戸に行かない代わりに、ルミナリエを楽しみ、神戸の街に包まれて、その底辺で起こった震災というものを忘れてはいけないと心に命じます。

もちろん、
地元の方としては、震災によって灯りの消えた街に、灯りが戻ってきた!
と、感動された方もいると思いますし、復興事業として神戸が全国にアピールできる機会として、意義を持って待っている方も多いと思います。

だから、現状規模で末永く継続をしてほしいのですが、たとえ規模が縮小されても、その気持ちがある限りは残してほしいし、ボクも楽しみにしていたいんですよね。

今年、ルミナリエを見に行かれる方がここにいらっしゃったら、ぜひそんなことを考えてご覧になっていただければ、、、とも思います。

ていうか、ぜひ見に行って下さい。


写っ
は、昨年のルミナリエです。

今年もルミナリエが明日から始まります。
今年はどんなデザインなんだろう??

とても楽しみです。

「神戸ルミナリエ」公式HP