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5.25 鹿島vs鳥栖

2022-05-27 | サガン鳥栖
それはとてつもなく恐ろしい試合でした。

前半、セットプレーから田代選手が鮮やかにヘッドで先制。
そして、小泉選手が切れのあるドリブルで深い位置まで侵入し、宮代選手が合わせるも弾かれたところを落ち着いて蹴り込み2点目。
鹿島の守備にややもろさが出ていた前半の終盤でした。

後半に入って間もなく、奪ったボールをドリブルを織り交ぜて小刻みにつないで、最後は小泉選手が意表を突くかのようなシュートをゴール左隅に決めて3点目。
そして、流れが変わる恐ろしい時間がやってきます。
ボールを奪われそうになっても何とかつないで、右サイドの選手から出た横パスを樋口選手がゴールに決めると、完全に鹿島の一方的な攻めの時間となりました。
67分に、またも右サイドから鈴木選手の技ありの切り替えしを上田選手に決められます。
昨年の樋口、小屋松選手で取った得点シーンのようでもありました。
その後、何とか相手の攻撃を凌いでいましたが、アディショナルタイムに立て続けに2点決められ、3点のリードから逆転を許しました。
昇格年度に2-0からFC東京に3点取られて逆転負けした試合を思い出してしまいました。
その時は、次節のG大阪戦で逆のことをやってのけたのですが・・・。

鹿島は代わって入った選手がゴールを決め、このような試合状況で何をやるべきか共通理解がしっかりとできていることが証明できたような内容でした。
逆に鳥栖は代わって入った選手も守備を強いられ、なかなか思うような攻撃に転じることができず、受けて立つかのような戦い方になってしまったことが災いしました。
調子の波が少ない菊地、岩崎選手を早めに交代し過ぎたことも一因かと思われます。

ただ、鹿島は恐ろしい現実を突きつけられました。
そして、鳥栖はあきらめていませんでした。
鳥栖で育ち、一旦放れて経験を積み、鳥栖に戻ってきた藤田選手の魂は、何をするべきか分かっているかのようでした。
かつて鳥栖の象徴だった豊田選手のように最後まであきらめない覚悟を見せつけた自分がやってやるというCKだったと思います。
相手GKもまさか直接狙ってくるかとは思っていなかったため、反応が遅れて搔き出したボールを田代選手がヘッドで押し込み同点、そして終了のホイッスルが鳴り響きました。
なかなか見られないような試合であり、お互いの歴史を見せつけられた内容で、何とも言えない余韻が残る見事な勝負でした。


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