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明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

映画「三度目の殺人」

2017年10月23日 20時36分41秒 | つれづれ
映画映画「三度目の殺人」

面白かった。


勧善懲悪、すっきり事件解決を求める人には訳が分からないだろうな。でも面白い。


是枝監督が「登場人物を裁かない。人を裁く神の目線をもって作品は撮らない」と言っていた。

更には「本当のことが分かる。そのことをキチンと伝えられる、と人間が考えるのは凄くごう慢で危ないことだ」とも言う。


確かに裁判って、誰も犯行に立ち会っていないし、本当のことは分からないのに、事実はこれしかない!というように論じ合い、そして判決をくだす。不思議な世界だ。

真実ってなんなんだ? ってことだ。


役所広司はやっぱりうまい。
福山雅治も今回のからみで鍛えられたんじゃないのかな?






国宝展 II期@京都国立博物館

2017年10月20日 11時26分41秒 | つれづれ
国宝展 II期@京都国立博物館


Ⅱ期で行けるのは今日しかないので、ともかく朝一で。
と思ったけど、JRの事故で出遅れて焦ったが、まずは開館前に並ぶ。



並ぶ人数がそれなりに多いなと心配したが、入れば意外とゆったり。
階段を何度か上り下りして気になる国宝を何度も見るなど堪能。


■曜変天目茶碗(龍光院蔵)
今回のお目当。
高さ6.6cm、口径12.1cmとは知っていたが、やはり小振りなんだ。
世界で現存する3点の一つ。

曜変模様を良いと思うかどうかはあるだろうが、漆黒の器で内側には星のようにもみえる大小の斑文には、やはり「スゲェ」と声は出る。
展示ブースも比較的空いていたので繰り返し並んで見た。





■風神雷神図(俵屋宗達 建仁寺)
2年前の「琳派誕生400年記念」でも実物を見たが、何度見ても元気をもらえる。
この構想力、筆の勢い、好きだ。


■秋冬山水図他(雪舟 東博他)
雪舟の国宝6点が勢ぞろい。
ただ雪舟の素晴らしさよりも、この水墨画が描かれた15世紀はヨーロッパではまさにルネサンスが花開いていた時代だったことを思ってしまう。


■聾瞽指帰(空海 金剛峰寺)
三筆の一人空海直筆。
なるほどとは思うが、最澄筆の「伝教大師請来目録」の最後に許可状を記した現地責任者 鄭審則 の堂々たる筆にむしろうっとりする。


■深鉢形土器
土器というよりアートだ。


■千手観音像(東博)
立像の千手観音像を楽しみにしていたが、仏画だった(笑)


楽しめた。
次はIV期だな。






期日前投票

2017年10月19日 14時21分13秒 | つれづれ


衆議院議員選挙の期日前投票


それにしても今回の選挙では、各党、各氏共にスローガン、意気込みの連呼が多く、財源などを含む具体論が極めて希薄なような気がする。


サラリーマンの世界なら「ビッグワードは要らん。ファクトを言え!」と即刻退場だろうに。

結局、私達がなめられているということなんだろうな。


私達が産まれ、育ち、働き、老いて死んでいくこの国。
どこに向かっているのか?




神戸ルミナリエ 最終赤字(2016決算)

2017年10月17日 14時24分46秒 | つれづれ
神戸ルミナリエ 最終赤字

昨年(2016年)のルミナリエは、最終200万円の赤字だったとのこと。

企業協賛金も減ったようだが、会場内募金を含めた個人募金の収入が減ったためとか。


昨年は回廊が短くなっていたが、今年は回廊の総延長を従来の長さに戻すとのこと。

12月8日〜17日


阪神淡路大震災の年
自宅が全壊し悲嘆にくれる者にとって、光輝くルミナリエは復興への希望を感じさせてくれるひと時だった。


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映画 「人生フルーツ」

2017年10月06日 13時10分08秒 | つれづれ
映画「人生フルーツ」
Life is Fruity

何度も見ようとしたけれど満席とかでアウト。 再映の今回、やっと見れた。

名古屋近郊のベッドタウンの高蔵寺ニュータウン。

その一角、雑木林と菜園に囲まれた平屋で50年間暮らす建築家夫婦、90歳の夫、87歳の妻を追うドキュメンタリー。

戦後まもなくそのニュータウン作りを任された建築家。

雑木林を作り、風の通り道を作り...と思い描くが、そんなニュータウン作りも高度成長期の「安く大量に」の流れの中では叶わないものに。

そこで、そこに土地を求め、自身の家を建て、雑木林を育て、暮らす。

ニュータウンの背後の禿山をドングリの林に変え、自身の敷地内の雑木林でたくさんの野菜や果物を育て、互いをいたわり合いながら暮らしていく。


ても映画は、陽だまりで夫婦仲良くジャムを作ってます、などというヤワなものではなかった。

自分達の想いを貫くとは、なんと大変で、しんどくって、面倒臭くいことなのか。

流れに任せて便利に生きていくことの方がどれほど簡単で楽なことか、と思う。


でも、そんな暮らしを貫き通す夫婦の姿、暮らし、一瞬一瞬の時間は、夫婦互いのいたわり合いなしではあり得ないものであり、とても味わい深いものだと思えてくる。 考えさせられる。


2016年3月にテレビ放送され、第42回放送文化基金賞番組部門最優秀賞受賞したドキュメンタリー番組を、劇場版として再編集。