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明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

スペシャルジャズコンサート@神戸文化ホール (2017)

2017年11月23日 19時36分55秒 | つれづれ
スペシャルジャズコンサート@神戸文化ホール

恒例のジャズコン
中高生のバンドからプロのバンドまで。

高校生ともなればそれなりにスウィングの効いた演奏をするのでびっくり。

おっさんもしっかりやらなきゃと反省とまだまだうまくなれるかな?との期待と。


91歳の鍋島さんのビブラフォンが久しぶりに聞けたし、ボーカル たなかりかの「I wish you love 」は染みた。






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浮世絵10人絵師展@佐川美術館

2017年11月22日 16時50分21秒 | つれづれ
浮世絵10人絵師展@佐川美術館


錦絵創始期と言われる江戸時代中期から爛熟の黄金期を経て、幕末の隆盛期までに活躍した人気の浮世絵師十人の170点を紹介する美術展。




約250年前の作品を生々しく観ることが出来感激。
整理された展示で良かった。

鈴木春信
鳥居清長
東洲斎写楽
喜多川歌麿
葛飾北斎
歌川広重
歌川豊国
歌川国貞
歌川国芳
溪斎英泉


有名な北斎の「浪富士」「黒富士」「赤富士」はもちろん、珍しい広重や豊国の肉筆画などもあり、浮世絵(憂き世の絵)の魅力を楽しめた。


•鈴木晴信
錦絵技法の大成者。
有名な当時江戸の町で随一と言われた「笠森お仙」もあり。


•鳥居清長
当時の日本人実体からかけ離れた8頭身美人を数多く手がけた人。
「亀戸の藤見」での女性の裾割れ、「風呂」での女性の裸体など艶やかな作品。


•東洲斎写楽
寛政6年5月デビューし、翌年1月忽然と姿を消した謎の人。最近は徳島藩お抱えの能楽師齊藤十郎兵衞だとも言われているか。
「金貸石部金吉」などデフォルメされた大首絵が楽しい。


•喜多川歌麿
三大美人画家の一人。
「美人十容 有徳人の女房」など落ち着いた美人画。


•葛飾北斎
有名な「浪富士」「黒富士」「赤富士」もあり。これら70代の風景画で一気に才能が開いた感がある。
これら風景画というジャンルを確立することで、沈滞気味の幕末浮世絵界に新風を吹き込んだというのが実感出来る。
「なつ」という20代習作期の作品が珍しかった。


•歌川豊国
三美人「雪、月、花」はハッとする素晴らしい。
「両国花火之図」を見て、ふと北斎ならどう描くのかと思った。


•歌川国貞
単純な美人画ではない人?
「行灯」などでは、描かれていないのに横にいる男を描いているように思えるし、「神無月はつ雪のそうか」 (そうかは夜鷹のこと) では、底辺の彼女達の生活が滲み出ているよう。


•歌川国芳
奇想天外の発想力の人。
「としよりのよふな若い人だ」「人かたまって人になる」では、小さな人を集めて大きな顔を作る組み合わせ技法にはびっくり。


•渓斎英泉
美人大首絵の最高傑作と言われる「浮世風俗美女鏡」など。


•歌川広重
風景画で北斎と人気を二分した浮世絵の大家。確かに。
「蒲原 夜之雪」「丸子 名物茶店」「池鯉鮒 首夏馬市」の初刷りと後刷りが並べて展示してあるのは面白かった。
好きな「庄野 白雨」もじっくり楽しめた。








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坂本龍馬 暗殺から150年 酢屋を訪問

2017年11月15日 16時36分27秒 | つれづれ


坂本龍馬が殺害されたのが慶応3年11時15日(1867年12月10日)
今年で150年。


今日は各所でいろいろイベントが予定されているだろうから、昨日(11月14日)暗殺される少し前まで暮らしていた京都三条の酢屋を訪問。


坂本龍馬に関わる建物が全て無くなっていく中で、材木商であった酢屋は土地建物の持ち主が今日まで変わらず維持されている。

勿論、 補強改修はされているが、基本は同じとのこと。

建物の2階の左手の窓の部屋で龍馬は暮らしていたとのことであり、この部屋の格子越しに高瀬川の舟入に向けてピストルの試し打ちをしたのは有名な話。


展示されている「龍馬遭難之記」を読むと、最初の10行ほどに当時の仔細が書かれている。龍馬と同じく襲撃されるが2日間生き延びた中岡慎太郎が述べ伝えたもの。


その2階の部屋に佇み、なんで暗殺されちまったのか?と詮無いことを思う。残念。






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薩長同盟を仲介し、船中八策を起案するなど新しい国作りに働いた坂本龍馬。

龍馬は、慶応3年10月14日に大政奉還がなった直後の10月末には福井藩に往き、同藩の財政再建を果たした三岡八郎に「新国家」の財政を取り仕切るよう要請し、新しい国作りに動いている。

そして11月5日に京都に戻るが、三条の酢屋も危なくなってきたということで、寓居を河原町通蛸薬師下がるの近江屋に移動。

11月10日には福井藩の重臣に向け「三岡の上京が一日先になると、新国家の家計(財政)の成立が一日先になる」と手紙を書き送っている。

そして運命の11月15日。

河原町通の近江屋跡の記念碑には気付く人も少ない。






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国宝展 第IV期@京都国立博物館

2017年11月14日 11時41分04秒 | つれづれ
国宝展 第IV期@京都国立博物館

いよいよ第IV期
雨だから混み具合もましかな?と来てみたが、9時過ぎで入場券を買うところから行列。





ただ、入館してからは皆さんそれぞれ分散して意外とゆったり。まっしぐらに一階奥 陶器のコーナーへ。


(作品写真はネットから)

■油滴敵茶碗(東洋陶磁美術館蔵)

高7.0㎝ 口径12.3㎝ 高台径4.3㎝

東洋陶磁の保有するこの油滴茶碗は「油滴の中の油滴」とも言われており、伝世されている油滴茶碗の中で第一の名碗と言われており、是非この目でと。

地がもう少し黒いのかと思ったが、底にいくほど青味が増すんだ。

まあ眺めて良しであり、これで茶を点てようとは思わないが、不思議な逸品だ。

これを足利義政が所有し、その後関白秀次も所持していたとのこと

今日は係員もおらず、気の済むまで堪能。

「油滴」とは、その名のとおり「油の滴」のように黒地に金、銀、紺に輝く細かな斑文が茶碗の表面や内部にびっしり。ほんと地が見えないぐらいに斑紋がびっしりだった。

口縁の部分には、純金の覆輪が施されている。

南宋時代の作だが天目で焼かれたものではなく、建窯(けんよう)で焼かれたもの。

この建窯で焼かれた天目茶碗は、本来は鉄分を多く含んだ黒い釉薬を使うという特徴があり、通常は黒釉で焼かれると茶碗の表面は黒い無地で焼きあがるのだが、時に窯変(ようへん)と呼ばれる偶然というかまさに奇跡が起こり、とても美しい文様が現れることがある。その一つがこれ。





続いて2階の近世絵画へ

■燕子花図屏風 尾形光琳 根津美術館蔵
もともとは西本願寺が保有していたが、大正2年に売り出されて根津コレクションに。だから、約100年振りの京都。

総金地の六曲一双屏風に、濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花(かきつばた)の群生。

この単純な構図、色合いが、不思議なほどにリズミカルな躍動感を感じさせる。

現代アートを感じさせるこの絵画が18世紀に描かれている。その感性。






■雪松図屏風 円山応挙 三井記念美術館蔵

これもまたシンプルながらも静かな力を感じさせる。

松の枝が向こうからこちらに伸びてくるような迫力、薄明るい金屏風に映える松の黒と雪の白さ。

その雪の質感がいい。空気までが伝わってくるよう。





そして1階入り口横の漆工コーナー

■ポルトガル国印度副王親書 1588年 妙法院蔵

当時のポルトガル国印度副王ドン•ドゥアルテ•デ•メネーヒスから、秀吉へ宛てた親書。

この前年の1587年、秀吉は突然「伴天連追放令」を発した。

外国人宣教師達は直接秀吉に会い、布教を嘆願することは叶わず、このように副王からの親書を届ける役割の名目で秀吉に会ったのだろう。

親書の中にパードレ(神父)とおぼしき文字も見え、ポルトガル国としてキリスト教の布教の認可を願い出ている形をとっていることが分かる貴重な品だ。

翻訳文:とある方のブログから 

https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/ukon-takayama/entry-12089615771.html




やはり本物は写真とは違う。
豊かな時間だった。





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笑った、 映画「ラヂオの時間」

2017年11月13日 20時53分42秒 | つれづれ


笑ったなぁ~
映画「ラヂオの時間」(WOWOW)


このしっちゃかめっちゃかのストーリーと、それをやりこなす役者陣と。

人物の性格設定がしっかりしているからかな?
ともかく笑った。

そして最後にちょっとしんみりと。