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慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
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『生きている価値』『人の存在に価値が有る』『幸福は今ここに』

2025年09月03日 | 哲学
🌸人の「有用性」に意味はない

⛳生きていること自体に価値がある
 ☆今の時代、生産性にのみ価値があると見られている
 *人の価値が、何ができるかで判断されている
 *それで、仕事ができる人には価値があるが
 *病気、高齢、障害のために何もできない人は価値がないとされる
 *障害のある人を殺傷した犯人の論拠も同じくここにあった。
 ☆結婚しない人、結婚しても子どもが生まれない人は
 *生産性の点で価値がないという人もいる
 *子育てや介護で職を離れる人にも価値がないと考える人もいる
 ☆行動ではなく、存在すること、生きることを持ち出す理由
 *有益な行動はたしかに社会にとって重要だし必要だが
 *行動で有益であることを強調すると
 *働くこともアドラーのいう「行動」だが
 *働によってしか共同体に有益であることができないことになれば
 *働けない人は共同体にとって無用な存在である
 *お金を儲けることが働くことの目標になれば
 *働くために生きることになる
 ☆そうではない。人は生きるために働くのだ。
 *生きるためというのは幸福に生きるためという意味でなければならない
 *働くことでお金を儲けることができたとしても、日々の生活が苦しく
 *少しも幸福でなければ働き方が間違っているのだ
 ☆学問も、生きることまでもが経済性に支配されている人は
 *結局、人生を生き急いでいるのだ
 *多くの人はこのような生き方を当たり前のこととしているが

⛳働けなくてもいい
 働くのだけが、生産性に価値があるからではない
 *病気や老いのために働けなくなったとしても
 *そのことで、自分の価値が下がるわけではない
 ☆もしも病気で倒れたのが
 *自分ではなく家族や親しい友人だったら
 *きっと取るものも取りあえず病院に駆けつけただろう
 *その時、家族や友人が予想していたよりも状態がよければ
 *喜んだだろうが、たとえ、重体で意識がなくても生きていれば
 *そのことを喜んだに違いない
 ☆筆者が救急車で運ばれた時
 *人はこんなにあっけなく死ぬのかと絶望した
 *幸い治療が功を奏し、生き長らえることができた
 *その時に、このことを喜んでくれている人はいるに違いない
 *生きていることが、他者に貢献することになる

⛳幸福は今ここにある
 ☆三木清は、幸福は存在に関わり、成功は過程に関わるといっている
 *幸福は何も達成しなくても、今ここに「ある」という意味だ
 *若い時から成功しようと思って生きてきた人でも
 *何かをしようにもできなくなる日がくる
 *若い人でもいつ何時病気になって働けなくなるかわからない
 ☆アドラーは、喜びは「人と人を結びつける情動」である
 *笑いはその喜びの要石だといっている
 *誰かが笑うと喜びはまわりの人に伝染し、笑った人と一つになる
 ☆老いた親とこのように過ごせれば
 *親がもはや若い頃のようにいろいろなことができなくなったとしても
 *そのようなことは今、親と共に生きていることには
 *何の関係もないことがわかるだろう
 ☆人間の価値は行動ではなく存在にある
 *この時、私の家族は幸福だった
 *何かを達成した時にだけ感じられるのが幸福ではない
 *それは成功の喜びであって
 *何もしなくても今ここで経験するのが幸福である
 ☆三木清は『人生論ノート』の中で、幸福と成功を対置しているが
 *幸福が究極の目標であって、成功は幸福の手段でしかない
 *ところが多くの人は成功を目標に据えているので
 *成功のためには今の幸福を犠牲にすることも厭わない
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人生は苦である、でも死んではだめ』

『生きている価値』『人の存在に価値が有る』『幸福は今ここに』
(『人生は苦である、でも死んではいけない』記事より画像引用)

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