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寺院と教会は土地を抱え、強大化した2

2022年11月23日 | 宗教
🌸寺院と教会は土地を抱え、強大化した

寄進のカラクリ
 ☆ポイントは、宗教が持つ土地に課税されないこと
 *日本だけではなく、世界的な傾向で、昔からそうでした
 *それを利用して行われたのが寄進
 ☆日本での平安時代以降の土地の寄進
 *開発領主など土地所有者は、貴族などに土地を名目だけ寄進し
 *荘官として利権を確保した荘園(寄進地系荘園)
 ☆利権とは、「租税の免除・官吏の立ち入りを拒否の権」
 *その後、寺社にも寄進されるようになった

 ☆寺院は経済活動をする場所ではない
 *建立する際、建築費以外の費用とし、併せて土地を寄進した
 *寺院は、土地から上がる収益で、維持・管理費を賄う
 ☆鎌倉中期の地頭・波多野は所領だった越前国の志比荘を道元に寄進した
 *道元はその地に傘松峰大仏寺(永平寺)設立した
 ☆寺社に寄進すれば、その土地の税金を払う必要がなくなる
 *宗教的に善行したとして、満足感も得られる
 *それにより、寄進が行われるようになった
 ☆有力な寺社は経済力を高めていく
 *これはキリスト教世界でも同様です

宗教が大きな力を獲得した要因
 ☆土地の寄進によるものと言っても過言ではない
 ☆興福寺・延暦寺の二大寺院が大きな力を持ったのも
 *盛んに寄進を受けたから
 ☆興福寺の場合、奈良県ほぼ全部の荘園を所有していたことあった
 *大和国の税金は、興福寺を通して徴収されていた
 ☆宗教が力を持った背景に、宗教が持つ神秘性もある
 *寺社が出した厄除けの護符で「牛王宝印」と呼ばれるもの
 *中世以降は起請文を書く用紙としても使用された
 *参加者全員が神に誓って約束を守る意味で
 * 表に誓いを書き、裏には法印が印刷されている
 ☆宗教には神秘性を帯びた権威があり、契約を守ることにつながった

仏教VS神道
 ☆京都の八坂神社スサノオノミコトと同体とされる牛頭天王を祀る
 *全国に約2300ある祗園信仰の本社
 ☆祗園祭は、疫病の平癒を祈願した御霊会が起源
 ☆京都の多くの土地は八坂神社に寄進された
 *八坂神社を支配下に置いたのが興福寺
 *背景には、日本独自の神仏習合の信仰です
 ☆神社の境内に建立された神宮寺
 *神仏習合とは仏教側が士着の神道を取り込んだところに生まれた
 ☆八坂神社はその後、興福寺と争って勝利した延暦寺の支配下に置かれる
 *八坂神社は、高利貸しなども行う
 ☆延暦寺はそれにより京都で大きな力を持つようになる

京都八坂神社とは
 ☆延暦寺が鎮座する比叡山の東山麓の日吉大社
 *平安後期以降延暦寺の支配と保護を受けていた
 *日吉大社の神人(神社に奉仕する下級の神職)
 *商工業・運輸業の他、高利貸し業も営むようになる
 ☆延暦寺の支配下にある八坂神社
 *神社としては日吉大社の末社
 *寺院としては延暦寺の末寺と位置づけられていた

延暦寺の力の源
 ☆経済力を蓄え、僧兵という軍事力まで抱える
 ☆朝廷や幕府に不服があれば
 *日吉神社の神輿を担いで要求を通す「強訴」まで行う
 ☆延暦寺の力、神仏の力がバックボーンになっている
 *これはキリスト教の教会も同様
                   (敬称略)                                     
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『宗教になぜ金が集まるのか』





寺院と教会は土地を抱え、強大化した2
(『宗教になぜ金が集まるのか』記事他より画像引用)

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