慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「雑誌世界」「津田の皇室への考え」

2024年06月16日 | 文学
🌸森鴎外と津田左右吉の苦衷4

津田に驚愕する「世界」編集部
 ☆津田は「世界」編集部を驚愕させた結論に到着する
 *皇室は國民の皇室であり、天皇は「われらの天皇」である
 *「われらの天皇」はわれらが愛さねばならぬ
 *国民の皇室は国民がその懐にそれを抱くべきである
 ☆2千年の歴史を国民と共にせられた皇室
 *現代の國家、現代の國民生活に適應する地位に置き
 *永久性を確実にするのは、國民みづからの愛の力である
 ☆国民は皇室を愛するのが必要
 *愛するところにこそ民主主義の徹底したすがたがある
 *それをなし込げるところに、民主政治の本質があるからである
 ☆津田が書いてきたのは、これ以上ないほど熱烈な皇室擁護
 *天皇にたいする徹底した親愛の情の表明であった
 *期待を裏切られた編集者は、結論の再考を求めたが受け入れられず
 ☆敗戦後は、皇国史観を裏返した感じが猛威を振るい
 *左翼史観に立つ勢力(共産党)の意向を配慮し
 *「世界」の編集部は、弁明文を同時に掲載することにした
 ☆津田の文章「世界」の編集者を驚かせたが
 *いまになって読むと、そのあと長い時間を経るあいだに
 *国民のなかにほば定着した象徴天皇制の実情と
 *あまりにも具体的に符節を合しているのに、むしろ驚かざるを得ない

⛳権力と権威の分離は英知

 ☆戦前の大日本帝国憲法
 *君主の大権を重んじた軍国プロイセンに範をとって制定された
 *軍事と政治の実務を天皇の任務とし
 *陸海軍の統帥権と行政すべてを総攬する大権を加えた
 ☆大正天皇のご生母である柳原二位局
 *自分の旦那さんである明治天皇
 *サーベルを吊った軍服姿で白馬に乗っているのを見て言われた
 *「ああいう恰好をしていては天皇家の将来も長くはない」
 ☆日本が敗れ、天皇家が有史以来の危機に直面したとき
 *貞明皇太后「江戸時代以前にもどるだけだ。心配するな」と述懐された
 ☆国の歴史を虚心に見れば
 *天皇が古代からいつの時代にも一貫して
 *行政と軍事の実権を一手に握る絶対的な権力者であるという考え
 *明治以降の教育によって作られた官製の歴史観と国家観である
 *明治以前の時代にまで湖って投影されたところから生じた幻影に
 ☆津田左右吉のいうわが国古来の
 *「世界に類のない二重政体組織」
 *単一の原理を唯一絶対のものとしない独特の二元論
 *人類にとっても英知と呼んでいい
 *貴重な価値が秘められていた
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「古事記」の真実』



「雑誌世界」「津田の皇室への考え」
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ヒキガエル」「森と草原で... | トップ | 「覇権国」「米国の金利」「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事