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心意気
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「思考法」2(「無知のヴェール」「唯名論」)

2020年12月09日 | 哲学
🌸「思考法」2(「無知のヴェール」「唯名論」)

⛳思考法としての「無知のヴェール」
  ☆アメリカの政治哲学者ロールズが『正義論』で論じた概念
 *公正な分配で正義を実現しようと格差の是正を行う方法を考えた
 ☆無知のヴェールという思考実験
 *自分自身の情報を遮断する
 *人々は等しく合理的で、同じ状況に置かれるとした
 ☆各人を「無知のヴェール」つつむ
 *冷静かつ客観的に他者の困っている様子がわかるのでは
 *他人の立場にたって考えないと真の正義は判断できない
 *自分の事情を脇に置く必要がある
 ☆結果として一番困っている人を有利に扱う行為
 *それが正義にかなうということが分かった

🐬ビジネス思考への応用
 ☆無知のベールは、物事を疑うためのツールとして応用できる
 *目の前で展開している現象は間違っているかもしれない
 *自分の頭を初期化するために使える
 ☆人間というのは自分の事情をまず考える
 *ある意味で防衛本能なのかもしれない
 *それは必ずしも正しい判断とは限らない
 *自分の事情を取り去れば、客観的に物事を判断できる
 ☆ビジネスシーンでは、常に事態を客観的にとらえるのが必要

⛳思考法としての「唯名論」
 ☆2つの概念をめぐって出てきた理論が唯名論
 *あらゆるものに広く及ぶ共通の性質が普遍
 *他のものとは異なる性質が特殊
 ☆実在論
 *普遍的な何かがあらかじめ存在する
 ☆唯名論
 *個別の物がたくさんあり、共通の性質を指す名称にすぎない
 ☆ボールやリンゴで、共通するものは「丸い」という性質
 *丸いということが普遍性であるといえる
 *丸いという性質が先にあるのか?
 *ボールやリンゴを並べて丸いという性質を見出したのか?
 ☆唯名論
 *真に存在するのは個々のもの、個人のようなものだけでる
 *人間一般とか人類とかは(便宜上の)名前や記号に過ぎないと考える
 ☆中世の哲学者は、唯名論の立場から
 *個別に普遍が存在する発想は論理矛盾だと主張
 *ボールやリンゴにも「丸い」という概念がある
 *普遍をバラバラにしているようなものだ
 *普遍とは、個別のもの性質を表す名称にすぎない

🐬ビジネス思考への応用
 ☆唯名論の立場より
 *世の中には普遍が独立して存在するわけではない
 *個別の物事があるにすぎないことになる
 ☆私たちは、普遍的な何かが存在するかのように思っている
 *全部丸い、だから丸いという普遍性が、どこかに存在すると
 ☆ボールとリンゴが各々丸いというのは
 *個々のものの性質にすぎない
 ☆個々のものには、何らかの共通する要素が存在する
 *その場合の共通の名前こそが、普遍と呼ばれるもの
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『教養としての哲学』








「思考法」2(「無知のヴェール」「唯名論」)
(ネットより画像引用)

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