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哲学書11(『正義論』&『なぜ世界は存在しないのか』)

2021年01月09日 | 哲学
🌸哲学書11(『正義論』&『なぜ世界は存在しないのか』)

 ☆『正義論』の意義
 *ロールズの政治哲学の著作
 *正義理論を展開し、停滞していた戦後の政治哲学の議論に貢献した 
 ☆『なぜ世界は存在しないのか』の意味
 *世界の最先端を牽引する「新しい実在論 」
 * 世界は世界の中に現れることができないので存在しないとした

⛳『正義論』の概論
 ☆筆者ロールズはリベラリズムの立場から
 *公正な分配を実現するための正義論を提示した
 ☆リベラリズムとは、価値の中立性を重んじる立場
 *現代社会は価値が多元化している
 *1つの善のもとに正義を構成することはできない
 *手続き的な正当性を優先する提言
 ☆筆者は、公平な判断をするため
 *無知のヴェールのアイデアを用いる
 (自分自身の情報を知らないものと仮定する)

🐬筆者ロールズは、『正義の二原理』の基準を提示する
 ☆第一原理は「平等な自由の原理」
   *各人に平等に基本的自由が分配される
 *基本的な自由(言論・思想・身体の自由)
 ☆第二原理A「機会の公正な均等原理」
 *社会的、経済的不平等は、地位や職業に就くための機会の均等
 *それが、保障されている場合にのみ認められる
 *それでも残る不平等が「格差原理」によって調整される
 ☆第二原理B「格差原理」
 *才能に恵まれた人は、偶然にそのような才能を与えられたにすぎない
 *不遇な立場にある人に自らの便益を分け与える発想

⛳『なぜ世界は存在しないのか』
 ☆マルクス・ガブリエルは、「新実在論」を世に広めた
 ☆ガブリエルは、ある山が見えるとき
 *実際に存在するその山だけを意味するのか?
 *色々なところからその山を見ている人を、意味しているのか?
 ☆私たちの思考対象となる事実が現実に存在する
 *それらの事実について、私たちの思りも現実に存在している
 ☆数多くの小世界は存在するが
 *それらのすべてを包摂する一つの「世界」は存在しない
 *これが「世界は存在しない」という意味
 *筆者は、他方で「世界以外のすべては存在する」と主張する
 *それを「対象領域」と呼ぶ
 ☆人間が理解できるのは、自分が対象にした領域だけ
 *人間がすべての存在を理解できない以上
 *世界はすべてを意味する概念人間にとっては存在しない

🐬筆者ガブリエルの「新実在論」
 ☆私たちが認識する一切のものは
 *各々なんらかの意味の場に現われる
 *筆者はそれを「意味の場の存在論」と表現する
 ☆今、様々なテクノロジーの進化により
 *これまでの常識やものの見方が揺らぎつつある
 *その意味で、新実在論のような新しい視点
 *ビジネスの世界でも役に立ってくるのでは
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『教養としての哲学』








哲学書11(『正義論』&『なぜ世界は存在しないのか』)
(ネットより画像引用)

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