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大腸がん(慶應義塾大学腫瘍センター)

2022年10月17日 | 医療
🌸大腸がん概要
 
 ☆死因別死亡数で最も多いのが”がん”
 *総死亡数の約30%を占める(2位心疾患、3位脳血管疾患
 ☆発生部位で大腸がんは第3位(1位肺がん、2位胃がん)
 ☆大腸がんの死亡率(人口10万対)は45
 ☆男女別にみた大腸がんの死亡数は、男性第3位、女性第1位

大腸がんの症状
 ☆大腸がんは、早期がんの場合は症状が全くないことがほとんど
 *検診により、偶然発見される例が大部分
 ☆進行がんでは、がんができる部位によって、症状が異なる
 ☆左側結腸・直腸発生の大腸がん
 *腸内容物が固形で、肛門に近く、血便・粘血便として認識されやすい
 *下痢と便秘を繰り返すような、排便習慣の変化やしぶり腹がみられる
 ☆右側結腸発生の大腸がん
 *腸内容物が液状であるために、通過障害を来しにくく
 *病気が進行してから見つかることが多い
 *腹痛や腫瘤触知といった症状を呈することもある
 *貧血を指摘されるまで、何の症状もないことがしばしばある

大腸がんの診断検査
 ☆直腸指診
 *下部直腸の進行がんでは、直腸指診だけでほぼ診断がつく
 ☆注腸造影
 *肛門から大腸内にバリウムと空気を注入し、大腸のⅩ線撮影を行う
 *過去に手術の既往などがあり、癒着が強い場合実施する
 ☆大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)
 *肛門から大腸の中に内視鏡を入れて行う検査
 ☆胸・腹部・骨盤CT
 *肝転移、肺転移の検索や、直腸がんの骨盤内浸潤の検索
 ☆腹部超音波
 *主に肝転移の検索のために行う検査
 ☆MRI

大腸がんのステージ分類
 ☆ステージ分類は、0からIVまである
 *がんの壁深達度(どれくらい深く進行しているか)
 *リンパ節転移の有無、
 *遠隔臓器転移の有無(肝臓、腹膜、肺などへの転移)で決定される




大腸がんの治療
 ☆内視鏡的治療
 *Stage 0、Ⅰの一部(粘膜下層への浸潤が軽いがん)
 *内視鏡での切除
 (内視鏡的粘膜切除:EMR)(内視鏡的粘膜下層剥離術ESD)
 ☆腹腔鏡下手術
 *Stage 1は、全例が腹腔鏡下手術で行われる
 *Stage Ⅱ, Ⅲ、大腸がんの部位により腹腔鏡下手術を行う
 ☆Stage IVの治療
 *大腸がんが、すでに遠くの臓器に転移している状態
 *大腸がんが原因で出血や腸閉塞などの症状が有る場合
 *大腸がんのみ取り除くか、人工肛門を作る
 *化学療法(抗がん剤)や放射線療法を行う

慶應義塾大学病院大腸がんのステージ別治療方針
 ☆Stage 0(Mがん)
 *内視鏡的粘膜切除(EMR)だけでなく
 *内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も積極的に行う
 ☆Stage 1、全例腹腔鏡下手術を行っている
 ☆Stage Ⅱ, Ⅲ、積極的に腹腔鏡下手術を行う
 ☆直腸がんに対しては、できるだけ肛門を残す手術を行う


                     (敬称略)                                     
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⛳出典、『慶應義塾大学腫瘍センター』HPより記事・画像引用

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