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心意気
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思考法7(「他者論」「コミュニケーション的理性」)

2020年12月14日 | 哲学
🌸思考法7(「他者論」「コミュニケーション的理性」)

⛳思考法の「他者論」
 ☆レヴィナスは、リトアニア生まれのユダヤ系の哲学者
 *ユダヤ系として捕虜収容所で過ごした
 *彼は人間一人ひとりの個性や尊厳に着目する
 ☆彼は、しかし西洋の哲学に流れる「私」中心の思想を批判する
 *「私」中心であることがいけない理由は、他人を同化してしまうから
 ☆私たちは自分中心で考える時
 *他人も同じ考えをもっているかのようにふるまう
 *又は、自分と同じ考えをもつように仕向ける
 (説得したり、強要したり、そこが問題なのだ)
 ☆人間は、 一人ひとりが個性をもった、異なる存在
 *無限に可能性を秘めた、無限に異なる存在
 *私たちは、無限に異なる他者のおかげで存在している
 ☆この世には、絶対他者が必要なのだ

🐬「他者論」のビジネスへの応用
 ☆レヴイナスの他者論のポイント
 *「私」とは異なる存在である他者の存在を尊重する
 *「私」もまた尊重されるようになるという
 ☆他者論の発想
 *デカルト以来の「私」中心の哲学史に異議を投げかける
 *現実の社会のあり方に大きなショツクを与えた
 ☆他者中心の思考とは
 *自分が苦しい時、他の人も苦しいだろうなどと考えること
 *誰もがこんなふうに考えれば、この世の問題はほとんど解決する
 ☆ビジネスは基本的に自分(自社)が儲けることを考える
 *それを、逆転の発想で他者中心に考えてみる
 *大きな視点からビジネスが展開できるはず

⛳思考法の「コミュニケーション的理性」
 ☆ユルゲン・ハーバーマスは、現代ドイツの哲学者
 ☆彼は一貫して開かれた討議を重視する
 ☆近代までの哲学や思想
 *人間の理性が素晴らしいものであるかを追求してきた
 *人間社会を発展させる目的で、その理性を使ってきた
 *理性は、目的実現のための道具「道具的理性」である
 ☆このような態度が、多くの失敗を生んできた
 *2度の世界戦争、ホロコースト、貧困
 ☆理性が、どうし愚かな結果を生んでしまったのか
 *理性が目的達成のための道具になり下がってしまったから
 ☆私たちは理性のあり方を見直す必要に迫られている
 *その提案がハーバーマスの「コミュニケーション的理性」
 ☆相手を説得るために理性を使うのではない
 *開かれた態度で相手の話を聞き
 *共に何かを作り上げていこうとする態度が必要

🐬「コミュニケーション的理性」ビジネスへの応用
 ☆ハーバーマスの思想のポイント
 *相手に対して開かれた態度で聴く耳を持つことにある
 *それに合意が成り立つという部分がある
 *それこそがコミュニケーションのための理性
 ☆価値観が多様化し、それらが衝突し合う時代
 *開かれたコミュニケーションが求められる
 ☆価値観は無数にあり、それに伴い意見も無数に出てくる
 *その中でいかに合意を形成していくか
 *声の大きい人が無理に意見を押し通そうとしたら
 *相当の無理をする必要が出てくる
 ☆ビジネスのシーンで、多くの意見があると強引にまとめると
 *かえって不満が募る
 *たくさん意見がある、その一つひとつの違いを大切にして
 *丁寧に意見集約していく必要がある
 ☆お互いに納得し合いながら、意見をまとめていくこと
 *はじめて成功といえるのでは
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『教養としての哲学』








思考法7(「他者論」「コミュニケーション的理性」)
(ネットより画像引用)

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