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功罪をめぐる意見対立(HFT)

2016年02月03日 | 新聞記事
HFT(High Frequency Trading)とは?

東証「流動性は見た目以上に枯渇している?」売買代金をカサ上げしてるのはHFTの存在では?
HFT(高頻度取引)は、1秒間に数千回もの売買の発注やキャンセルを繰り返す手法です
人手を介さず、プログラムで株価や出来高などに応じて自動的に売買注文する「アルゴリズム取引」の一種
個人投資家など、公平な売買が担保されないのであれば、是正が必要では?
HFTが市場では、無視できないほどの大きな影響力を持ち始めています
週刊東洋経済1月30日号参考&引用




TFT(週刊東洋経済、ネットより画像引用)

HFTの手法
注文送信などの時間を数十マイクロ秒に短縮
超高速売買を繰り返すため、流動性の高い大型株が主なターゲットです
米国での取引シェアは、6割以上です
米株式市場で起きた「フラッシュクラッシュ」では、ダウが数分間で1000ドル近く下落

日本での、HFTの問題点
HFTのシェアは年々拡大し、3~4割程度まで高まっている
東証が「アローヘッド」導入と同時に提供を開始した「コロケーション」のサービスもHFT増を後押しした
東証では、システムセンター内に売買注文を行う証券会社のサーバーを併設
東証のサービス利用者の価格情報取得や注文送信などに要する時間は、数十マイクロ秒まで縮まる
超高速取引を手掛ける業者は、システムに対する接続スピードは生命線です
HFT批判の一つが「株価の変動性(ボラティリティ)を高めている」という意見です

機関投資家は、「執行リスク」軽減目的で注文を分散する向が強い
機関投資家の注文を先回りして購入し、実際に買いが入って価格が押し上げられたところで手仕舞しサヤを抜く
投資パターンを熟知し、短期の値幅取りするHFTは、機関投資家の目に「リスクを取らないフリーライダー」と映る
マーケットメークは「受け身」の注文です
変動に応じて、指し値や株数などを頻繁に変更したり、注文をキャンセルする
流動性供給の一方で、公平性使阻害との指摘も

「HFTの戦略は、流動性を供給し、価格変動を抑えてもいる」との意見
HFTをめぐる問題は、日米間で同列に論じられない面もある
米国と異なり、日本では取引の9割以上が東証に集中しており、先回りは簡単でないとみられている
売買手法の高度化で優劣が生じたのに、HFTを抑え込むことで解消するのは?との意見も

    

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