慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『甘粕正彦、乱心の曠野』18(生きることを考える)

2020年10月27日 | 公務員
🌸『甘粕正彦、乱心の曠野(荒野) 』

 ☆軍隊の巨大官僚組織に翻弄された「主義者殺し」
 *甘粕正彦の真実の姿
 ☆現代の官僚にも通じる組織の闇
 ☆著者、佐野眞一

⛳『甘粕正彦、乱心の曠野 』著者のプロフィール
 ☆関東大震災後、戒厳令下の混乱に乗じて憲兵隊が起こした事件
 *アナキスト大杉栄と作家で愛人の伊藤野枝、その甥を扼殺
 *遺体を古井戸に捨てたという「大杉事件(甘粕事件)」
 ☆首謀者とされた甘粕正彦
 *千葉の刑務所で服役し、恩赦もあり3年ほどで仮出獄する
 *結婚し、陸軍の予算でフランスヘと留学する
 *帰国後には中国大陸へ渡り、諜報謀略活動に従事する
 *「甘粕機関」なる民間の特務機関を設立する
 *清朝最後の皇帝、愛新覚羅博儀を満州国皇帝に就任させる
 *満州国建国において重要な役割を果たす
 ☆ノモンハン事件の失敗で関東軍の主要メンバー帰国する
 *甘粕は満洲に止まり満鉄映画会社理事長に就任
 *”阿片王”と呼ばれた里見甫とともに満州国を支える
 *満州国の「夜の帝王」と称された甘粕正彦
 *作家の佐野眞一が詳細にに描写
 *その実像に迫った1冊

⛳『甘粕正彦、乱心の曠野』官僚物語
 ☆目つきが鋭く酒乱という従来の(甘粕像)に近い姿が見られる
 ☆甘粕の部下の面倒見がよく私利私欲を追うことのない好人物
 *その一面も描き出される
 ☆日本の降伏の翌日、満映の部下たちを帰国させる
 *自身は青酸カリを服毒、自死を選んでいる
 ☆甘粕が「抵抗もなく絞殺した」と証言した大杉・伊藤の遺体
 *遺体には無数の暴行の跡があった事実
 *甘粕の単独犯という白供を覆すもの
 ☆憲兵大尉だった甘粕へ上層部からの指示により
 *甘粕はスケープゴートにされた可能性が高い
 *軍隊という巨大官僚組織に翻弄された甘粕の運命
 *「モラルの高い中堅官僚の典型」ともいえる
 *現代の官僚組織にもあてはまる
 ☆今の日本の官僚全員が読むべき1冊
 ☆時代が違えば甘粕のような人生を送る可能性は十分にある

『甘粕正彦、乱心の曠野』東北人物語
 ☆激動の時代、日本人が満州に託した新興国家建設という夢
 *汚れ役の甘粕とエリート官僚の岸
 *脆弱な国家経済を磐石にするため活動した
 *国際社会の欲望うずまく大地で運命的に交錯した二人の男
 *知られざるもう一つの昭和史
 ☆甘粕は、仙台出身の東北人
 ☆甘粕は、薩長史観の影響下の大日本帝国政府で苦闘
 ☆帝都を離れて満州国へ飛ぶ
 ☆長州出身の岸信介らとの抗争
 ☆「東北人の物語」といった読み方もできる
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』




『甘粕正彦、乱心の曠野』18(生きることを考える)
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナ禍で起きた「おかしな... | トップ | コロナ禍で起きた「おかしな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

公務員」カテゴリの最新記事