🌸『甘粕正彦、乱心の曠野(荒野) 』
☆軍隊の巨大官僚組織に翻弄された「主義者殺し」
*甘粕正彦の真実の姿
☆現代の官僚にも通じる組織の闇
☆著者、佐野眞一
⛳『甘粕正彦、乱心の曠野 』著者のプロフィール
☆関東大震災後、戒厳令下の混乱に乗じて憲兵隊が起こした事件
☆関東大震災後、戒厳令下の混乱に乗じて憲兵隊が起こした事件
*アナキスト大杉栄と作家で愛人の伊藤野枝、その甥を扼殺
*遺体を古井戸に捨てたという「大杉事件(甘粕事件)」
☆首謀者とされた甘粕正彦
*千葉の刑務所で服役し、恩赦もあり3年ほどで仮出獄する
*結婚し、陸軍の予算でフランスヘと留学する
*帰国後には中国大陸へ渡り、諜報謀略活動に従事する
*「甘粕機関」なる民間の特務機関を設立する
*清朝最後の皇帝、愛新覚羅博儀を満州国皇帝に就任させる
*清朝最後の皇帝、愛新覚羅博儀を満州国皇帝に就任させる
*満州国建国において重要な役割を果たす
☆ノモンハン事件の失敗で関東軍の主要メンバー帰国する
*甘粕は満洲に止まり満鉄映画会社理事長に就任
☆ノモンハン事件の失敗で関東軍の主要メンバー帰国する
*甘粕は満洲に止まり満鉄映画会社理事長に就任
*”阿片王”と呼ばれた里見甫とともに満州国を支える
*満州国の「夜の帝王」と称された甘粕正彦
*満州国の「夜の帝王」と称された甘粕正彦
*作家の佐野眞一が詳細にに描写
*その実像に迫った1冊
⛳『甘粕正彦、乱心の曠野』官僚物語
☆目つきが鋭く酒乱という従来の(甘粕像)に近い姿が見られる
☆目つきが鋭く酒乱という従来の(甘粕像)に近い姿が見られる
☆甘粕の部下の面倒見がよく私利私欲を追うことのない好人物
*その一面も描き出される
☆日本の降伏の翌日、満映の部下たちを帰国させる
*自身は青酸カリを服毒、自死を選んでいる
☆甘粕が「抵抗もなく絞殺した」と証言した大杉・伊藤の遺体
☆甘粕が「抵抗もなく絞殺した」と証言した大杉・伊藤の遺体
*遺体には無数の暴行の跡があった事実
*甘粕の単独犯という白供を覆すもの
☆憲兵大尉だった甘粕へ上層部からの指示により
*甘粕はスケープゴートにされた可能性が高い
*軍隊という巨大官僚組織に翻弄された甘粕の運命
*「モラルの高い中堅官僚の典型」ともいえる
*現代の官僚組織にもあてはまる
☆今の日本の官僚全員が読むべき1冊
☆今の日本の官僚全員が読むべき1冊
☆時代が違えば甘粕のような人生を送る可能性は十分にある
⛳『甘粕正彦、乱心の曠野』東北人物語
☆激動の時代、日本人が満州に託した新興国家建設という夢
*汚れ役の甘粕とエリート官僚の岸
*脆弱な国家経済を磐石にするため活動した
*国際社会の欲望うずまく大地で運命的に交錯した二人の男
*知られざるもう一つの昭和史
☆甘粕は、仙台出身の東北人
☆甘粕は、薩長史観の影響下の大日本帝国政府で苦闘
☆帝都を離れて満州国へ飛ぶ
☆長州出身の岸信介らとの抗争
☆「東北人の物語」といった読み方もできる
☆「東北人の物語」といった読み方もできる
(敬称略)
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⛳出典、『世界の古典』
『甘粕正彦、乱心の曠野』18(生きることを考える)
(ネットより画像引用)
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