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江戸の火事は公共事業?(THE TENTH)

2014年11月09日 | 知識取得
江戸の火事と経済学

火事は、大変な被害を及ぼしますが、職種により影響は異なります
「焼け太り」町人層(日雇人、職人、商人)多くの人は、燃える物がなく、復興で利益がでます
「焼け細り」武家層(幕府・幕臣・大名)財産失い、持ち出しが多いです
ブログの内容は、参加しているNPO法人事務長さんの書籍の「コビア」です














火事は公共事業(ネットより引用)

幕府の火事による直接的な被害
江戸城本丸は、火事により江戸時代5回消失し、再建には今の金額で1回千億円位必要でした
幕府の公共施設(直轄の橋・米蔵・材木貯蔵所)の再建も、多額の費用必要でした
幕府が直轄する橋は、170橋あり日本橋は200年間に、火災で10回↑炎上しています

幕府の復興の為の恩貸金
被害を受けた大名に対して、石高に応じて、恩貸金を無利子で貸し付けました
幕府は、町人に対しても、被害の大小により金銭を与えました

幕府の火事によるメリット
江戸の大火で、江戸の町の大改造を幕府は行うことができました
幕府は江戸の大火を有効に活用していました

幕臣(旗本・御家人)被害
武家屋敷・財産持ち、被害を被るだけでした

大名の被害
資産に応じた、経済的損失を受けました
幕府は、大名に石高に応じて、恩貸金を出しましたが、十万石以上の大名は対象外でした

商人の被害
火事は、商人を没落に追いやる一方、火事で一気い豪商に上がった人もいます
河村瑞賢、紀伊国屋文左衛門、奈良屋茂左衛門達は、明暦、元禄の大火後豪商となりました

職人の被害
「宵越の金は持たない」江戸っ子気質は、江戸の職人を表しています
火事が発生する江戸では、復興の仕事がいつもあり、職人達は仕事に困りませんでした
棟梁を除けば、職人は長屋暮らしで財産など持っていないので、火事でも失うものもありません

日雇人の被害
江戸の長屋暮らしの、多くの人は農村から出てきた日雇人です
災害復興で、人足業務など仕事の機会が一挙に増加し、火災害復興で恩恵組です

江戸の火事の特長
江戸の火事の原因は、出火がより放火が多かったです
不景気になると、火事が多くなり、江戸が焼けると、建築をはじめ産業や商業が全国的に活性化しました
江戸庶民に取り、文字通り火事は”江戸の花””公共事業”でした


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