慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

生物はなぜ死ぬのか5(リボソームRNA遺伝子)

2022年04月04日 | 生物
🌸生物はなぜ死ぬのか5(リボソームRNA遺伝子)

リボソームRNA遺伝子
 ☆リボソームとは(復習)
 *生物が持つ細胞内でタンパク質を合成する装置
 *働きはリボームRNAが担っている
 ☆寿命に影響がある代表的な遺伝子(お互いに関係があり)
 *リボソームRNA遺伝子の安定性に関わる
 ☆リボソームRNA遺伝子(リボソームRNAを作る遺伝子)
 *真核細砲では同じ遺伝子が100コピー以上直列に連なる
 *繰り返し返し構造を取っているので、コピー数が多い
 *通常の遺伝子に比べて100倍以上の変異が入いる

リボソームRNAのコピーは不安定な領域
 (その安定性のメカニズム)
 ☆変異は正常なリボソームの働きを妨げる
 *コピー減少すると、必要量のリボソームRNAを生産できなる
 *細胞は正常に生育できない
 ☆細胞は、進化の過程で
 *リボソームRNA遺伝子はコピー数を増やす「遺伝子増幅作用」を獲得
 ☆増幅機構は精巧
 *DNAの複製では、細胞が分裂する前に1回だけ起こる
 *リボソームRNA遺伝子の増幅、部分的な複製が複数回起こる
 ☆真核生物は、減ったコピーを元に戻す「遺伝子増幅」能力を獲得し
 *リボソームをたくさん作ることが可能になった
 *細胞の巨大化に成功し、いろんな機能を持った細胞を
 *作れるようになった
 ☆ヒトの神経細胞は、長いもので1メートル以上のものもある

不安定な遺伝子が寿命を決める
 ☆寿命を変化させる遺伝子
 ☆複製を止めて組換えを起こす遺伝子FOB1
 *FOB1が壊れると、寿命が60%延長する
 ☆非コードの転写を抑えて「ずれた」組換えを防ぐSIR2
 *SIR2が壊れると寿命が半分に短縮する
 ☆酵母で見つかった寿命に関わる3つ遺伝子
 *GPR1、SIR2、FOB1

FOB1とSIR2の働きが、寿命の決定機構となる詳細
 ☆ヒトの早期老化症もゲノムの安定性が関わっている
 *FOB1が働かないと、複製が止まったりDNAが切れたりしない
 *組換えが起こらずリボソームRNA遺伝子は「安定化」する
 ☆SIR2が壊れると切れたDNAがあつちこつちにずれて
 *組換えを起こすため
 *リボソームRNA遺伝子のコピー数変動し「不安定化」する
 ☆リボソームRNA遺伝子以外のゲノム
 *複製阻害配列はなく、このような不安定化は起こらない
 ☆ヒト早期老化症の原因遺伝子
 *DNAの修復(ゲノムの安定化)に関わる遺伝子です
 *ゲノムが不安定化すると、がん化したら困るので
 *その前に増殖を止めるべく
 *細胞の老化スイツチをオンにして細胞の老化を誘導する
 ☆リボソームRNA遺伝子
 *ゲノムの中でいつもコピー数が減ったり増えたりしている
 *もっとも不安定な領域
 ☆安定性がはじめに悪化して、老化スイツチをオンにしている
 *「メインの老化スイッチ」として働いている
 ☆酵母のリボソームRNA遺伝子、ゲノム全体の約10%を占める
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『生物はなぜ死ぬ』





生物はなぜ死ぬのか5(リボソームRNA遺伝子)
『生物はなぜ死ぬ』記事、ネットより画像引用)
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生物はなぜ死ぬのか3(ヒトの長生き願望)

2022年04月02日 | 生物
🌸生物はなぜ死ぬのか3(ヒトの長生き願望)

コミュニティが作る個性
 ☆子供たちに教えないといけない教育
 *有性生殖で作った遺伝的な多様性を損なわないこと
 *ヒトの場合には、多様性を「個性」と言い換えられる
 *親や社会は、既存の枠に囚われないように
 *多様な選択肢を与え、単一的な尺度で評価をしないことである
 ☆個性を伸ばすためには
 *親以外の大人の存在が、非常に重要となる
 *それが多様性の一番の強みであり
 *予測不可能な未来を生きる力です
 ☆ヒトのように社会を持つ生き物
 *社会を生き抜く作法を覚える必要があり教育に時間が必要
 *教育する側の親やコミュニティの年長者簡単には死ねない

長生き願望は利己的なく当然の感情
 ☆ヒトは悲しみを共有する「感情の動物」
 *死にたくはないと思うもの
 *少しでも長生きしようという発想が出てくる
 ☆死ぬこと自体はプログラムされていて逆らえないが
 *年長者が少しでも元気に長生きして
 *次世代、次々世代の多様性の実現を見届けてくれるのも必要
 *社会全体にとってプラスとなる
 *長生き願望は当然の感情
 ☆ヒトの場合長生き願望は、死の恐怖という側面もある
 *恐怖の根源には、次世代を育てなければならないという
 *生物学的な理由がある
 ☆結果として、老化を抑える研究なるものが登場した
 *老化は自然な現象で、医学で老化を抑えるのは違和感があるが
 *多くの病気は老化すると発症するため、老化の研究の価値がある
 *老化そのものは、病気ではなく生理的な現象で
 ☆医学だけでなく生物学として老化研究が行われてきた

アンチエイジング研究
 ☆時の権力者は、長生きの要求を出しては失敗に終わっている
 *もともと生物の進化の過程で死ぬようにプログラムされている
 *不老不死はもちろん不可能、寿命を少々延ばすのも簡単ではない
 ☆ヒトの社会で、長生きするヒトと短命なヒトがいる
 ☆ある程度寿命を延ばすことは可能だ
 *長生きの人が多い地域の食習慣など、寿命との関係性の分析
 *生活習慣との関係は、ある程度は研究されてきた
 *塩分の摂取と寿命との関係がある
 ☆日本は世界有数の長寿国
 *しかし、日本人の寿命の延び率も鈍っている
 *生活習慣や食生活での改善は限界にきている
 *今後は、老化の生理現象そのものを解明するのが必要
 *その作用を抑制する抗老化薬を開発する試み
 ☆ヒトを含むほとんどの生き物
 *「死ぬようにプログラム」されている
 *老化のメカニズムが存在することを意味している
 *そのメカニズムを解明したら、健康時間を延ばすことができるかも
                       (敬称略)                                     
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生物はなぜ死ぬのか2(生物の多様化のメカニズム)

2022年04月01日 | 生物
🌸生物はなぜ死ぬのか2(生物の多様性のメカニズム)

細菌が持つ多様性の仕組み
 ☆細菌は、地球上にもっともたくさん古くから存在する生き物
 ☆細菌には、有性生殖に似た遺伝子をシャツフルして
 *多様性を創出する機構がある
 ☆大腸菌には、染色体とは別にF因子というDNAが存在する
 *F因子は、時おり染色体の中に組み込まれている
 ☆DNAの1本鎖の切断すると、DNAの複製が開始される
 *F因子は接合繊毛の細胞同士を繋ぐ構造体の遺伝子を持っている
 *F因子により、他の菌と繋がる
 ☆F因子からのDNA複製によるコピー
 ☆繊毛を伝ってF因子を持たない菌に移動する
 *移動先の菌の中で、相同組換えにより
 *同じ領域間で入れ替わりが起こり、遺伝情報が移動する
 ☆F因子による遺伝情報の交換は、性分化のもっとも初期のタイプ
 ☆生き物は、あの手この手で多様性(変化)を生み出そうとしている

子供のほうが親より「優秀」な理由
 ☆性による多様性の獲得と死ななければいけない理由の関係
 *生物の成り立ちは「変化と選択」による進化の賜物である

 ☆性に関して
 *卵・精子・胞子などの配偶子の形成
 *それが、接合や受精が「変化」を生み出す
 ☆「選択」は、有性生殖の結果生み出される、多様な子孫に起こる
 *子孫だけではなく、選択される対象は、生み出した「親」も含まれる
 *親は、死ぬという選択によってより一族の変化を加速する
 ☆子供のほうが親よりも多様性に満ちており
 *生物界においてはより価値がある
 *生き残る可能性が高い「優秀な」存在
 ☆親は死んで、子供の生き残りが、種を維持する戦略として正しい
 *生物はそのような多様性重視のコンセプトで生き抜いてきた

多様性の実現に重要なコミュニティによる教育
 ☆子孫を残したら、親はとっとと死んだほうがいい
 *親は進化の過程で、子より早く死ぬべくプログラムされている
 ☆そのような生き物はたくさんいる
 *サケ・昆虫などの多くの小動物
 *子孫に命をバトンタッチして死んでいく
 ☆ヒトのような、子供を産みっばなしにできない生き物の親
 *自分たちよりも優秀な子孫が独り立ちできるようになるまで
 *世話をする必要があり、子育ては、遺伝的多様性と同程度に重要です
 ☆ヒトのような高度な社会を持つ生き物は
 *子育てに加えて社会の中で生き残るための教育が必要
 *親は元気に長生きしないとけない
 *親・祖父母や社会(コミュニティ)も教育、子育てに関わる
 ☆大型の哺乳類は成長して自活するまで、親やコミュニテイの保護が必要
 *重要となのは、親の存在のみならず「子育て(教育)の質」です

まとめ
 ☆生物は、常に多様性を生み出すことで生き残ってきた
 ☆有性生殖はそのための手段として有効
 ☆親は子孫より多様性の点で劣っているので
 *子より先に死ぬようにプログラムされている
 *死ぬ時期は生物種によって異なる
 ☆大型の哺乳動物は大人になるまで時間がかかるため
 *その間、親の長期の保護が必要となる
 *親やコミュニテイが自ら見本を見せることです
 *親の世代も含めた社会全体で多様性(個性)を認め合うことが大切
 ☆子供の個性の実現を見て、親はその使命を終えることができる
 ☆大型哺乳動物(例ゾウ等)
 *子は生きる知恵を、親を含めた集団(コミュニティ)から学ぶ
 ☆生物学の死の意味から考えると
 *ヒトの場合、親や学校なども含めたコミュニテイ
 *子供に何を教えるべきか自ずと見えてくる
 ☆親が、必要最小限の生きていくための知恵と技術を伝えるのは当然だ
                       (敬称略)                                     
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生物はなぜ死ぬのか2(生物は多様性で進化する)

2022年03月30日 | 生物
🌸生物はなぜ死ぬのか2(生物は多様性で進化する)

生き物が死ななければいけないのに理由の1つ
 ☆一つは、食料や生活空間などの不足
 *天敵が少なく「食われない」環境で生きている生物でも
 *逆に数が増えすぎて「食えなくなる」ことはある
 *この場合、絶滅するくらいの勢いで個体数の減少が起こる
 *周期的に増えたり減ったりを繰り返すか少子化が進み
 *個体数としては少ない状態で安定しバランスが取れていく
 ☆生物学をヒト(現在の日本人)にあてはめると
 *食料や生活空間の不足はほとんどないが
 *保育所等、親の労働環境など子育てに必要な要素が不足している
 *それにより、子供を作れなくなる少子化圧力が強まる
 *出生数は減り続け、人口が減るという意味では同じ
 ☆不足は衣食住の物質面だけでなく、精神面においてもある
 *将来の不安要素も確実に少子化を誘導する
 ☆何も対策を取らなければ
 *先進国が人口減少が引き金となり
 *人類は、今から100年ももたないと筆者は思っている
 *非常に近い将来、絶滅的な危機を迎えるのでは

生き物が死ななければいけないのに理由の1つ
 ☆多様性のためでこちらが生物学的には大きな理由
 *「食料や生活空間の不足」は結果論
 *不足が生じた場合、どこか新しい場所に移動したり
 *新しく食べられるものを探し出したりすればいい
 ☆本当の死ななければならない根本的な理由
 *生物は、激しく変化する環境の中で
 *存在し続けられる「もの」として誕生し進化してきた
 ☆生き残りの仕組みは「変化と選択」
 *変化は変わりやすいこと
 *多様性を確保するようにプログラムされた「もの」である
 ☆その性質のおかげで
 *現在の私たちも含め、多種多様な生物にたどり着いた
 ☆具体的には遺伝情報が激しく変化し、多様な「試作品」を作る戦略
 ☆変わりゆく環境下で生きられる個体や種が必ずいて
 *それらのおかげで「生命の連続性」が絶えることなく繋がってきた
  ☆多くの「試作品を作る」ためにもっとも重要となのは
 *材料の確保と多様性を生み出す仕組み
 ☆材料の確保で、手っ取り早いのは
 *古いタイプを壊してその材料を再利用すること
 *繰り返しお話ししてきた「ターンオーバ―」
 *ここにも「死」の理由がある

多様性を生み出す「性」の仕組み
 ☆多様性を生み出す仕組み
 *体の構造が複雑になると、生命誕生時に行われていたような
 *偶然に任せてバラバラにして組み直すようなフルモデルチェンジ
 *マイナス面のほうが大きくなった
 ☆巧みな方法とは
 *ある程度変化を抑えつつ多様性を確保するマイナーなチェンジです
 *登場したのが、オスとメスがいる「性」という仕組み

性の目的は有性生殖
 ☆各々の体で色々な染色体の組み合わせを持つ配偶子(卵や精子)を作る
 ☆ヒトの場合の女性
 *22対の常染色体計44本と、2本の性染色体(XX)の合計46本
 ☆ひとの場合の男性
 *常染色体44本と性染色体(XY)の合計46本
 ☆対(ペア)となっている染色体は性染色体(XX)も含めて
 *1本は母親から、もう1本は父親から受け継いだもの
 ☆男の子の性染色体(XY)のYは必ず父親から受け継ぐ
 ☆男性の場合、1つの精子の元となる細胞(精母細胞)から
 *減数分裂という染色対からランダムに1本が選び出され
 *1つの精子に入りる組み合わせ数は(約800万)
 ☆約800万種類の精子その染色体の振り分けの際
 *2本の相同染色体がくっついて遺伝子間で
 *「相同組換え」という部分的な交換が起こる
 ☆相同染色体の1本は母親、もう1本は父親からきている
 *ある程度染色体の中身(組み合わせ)が変わる
 ☆Ⅹ染色体とY染色体は配列が大きく異なるので
 *部分的にしか対合しない
 *相同組換えによる部分的な交換もほとんど起こらない
 ☆相同組換えは女性側の卵の形成時にも起こり
 *受精では卵と精子がランダムに融合するので
 ☆受精卵の組み合わせはほぼ無限
 ☆兄弟姉妹が仮に何十億人いたとしても
  *1卵性児でない限り自分と同じ遺伝情報を持った兄弟姉妹は現れない
 ☆有性生殖
 *マイナーチェンジの多様性を生み出すために進化した仕組み
 *進化は結果であり目的ではない
 *有性生殖が多様性を生み出すのに有効だったから
 *この仕組みを持つ生物が選択されて生き残ってきた
 *生物のほとんどがこの有性生殖の仕組みを取り入れている

配偶子形成の機構(減数分裂)酵母で研究されてきた
 ☆酵母で見つかった減数分裂に関わる遺伝子の多く
 *マウスやヒトなどの哺乳動物でも働いている
 ☆いろんな生物で共通して存在する遺伝子は
 *「保存された遺伝子」と呼ばれる
 *重要な働きを持ち、変わってしまうと配偶子が作れなくなるために
 *あまり変化できなかった(保存された)仕組みです
 ☆減数分裂が行われなくなると、多様性が獲得できずに
 *生き残れなくなる
 ☆配偶子形成は単に卵や精子を作るための機構ではなく
 *染色体の中身までをシャフルして可能な限りの
 *多様性を生み出すためのプロセスです 
                       (敬称略)                                     
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そもそも生物はなぜ死ぬのか1

2022年03月29日 | 生物
🌸そもそも生物はなぜ死ぬのか1

⛳今迄の復習
 ☆生物は、誕生から変化(変異)と選択(絶滅・死)の繰り返しで
 *多様性の形成、進化そして生物やヒトの死に方について考えた
 ☆私たちヒトの体内では
 *わざわぎ細胞を死なせるプログラムが遺伝子レベルで組み込まれている
 *ヒトが老化によって死に至る仕組みとなっている
 ☆「死」の意味
 *遺伝子の変化が多様性を生み出し
 *多様性があるからこそ。死や絶減で生物は進化してこられた
 *私たち人類を含むさまざまな生き物はさまざまな死に方を獲得してきた
 ☆現在も「細胞や個体の死」が存在し続けるということ
 *死ぬ個体が選択されてきたということである
 ☆「進化が生き物を作った」との視点から考えると
 *「生き物が死ぬこと」も進化が作ったのだ
 ☆これまでの内容を踏まえて「死」を生物学的見地から考える
 ☆私たちは、なぜ死ななければならないのか

生物の死(除く人間)
 ☆多くの生き物は、食われるか、食えなくなって餓死するか
 *自然のこととして繰り返している
 ☆個々の生物は死んでも
 *食べられて死んだ場合でも自分が食べられることで
 *捕食者の命を繋ぎ、生き物全体としては、地球上で繁栄してきた
 *寿命で死ぬ場合も基本的には同じ
 ☆子孫を残していれば、自分の分身が生きている
 *「命の総量」はあまり変わっていない
 ☆食う、食われる、そして世代交代による生と死の繰り返し
 *生物の多様化を促している
 ☆生き物にとっての「死」
 *子供を産むことと同じくらい自然な必然的なもの

「死」と引き換えに「生」が存在している
 ☆自身の命と引き換えに子孫を残す生き物も多数いる
 ☆サケは産卵とともに死ぬ
 *死骸は他の生き物の餌となり、巡り巡って稚魚の餌となる
 ☆ムレイワガネグモの母グモ
 *生きているときに自らの内臓を吐き出し
 *生まれたばかりの子に与える
 *それがなくなると自らの体そのものを餌として与える

死はヒトだけの感覚
 ☆ヒトの場合は複雑で、死に対する恐れは非常に強い
 *特に身内の死には、大変なショックを受ける
 *ヒトが強い感情を持つ生き物である
 *ヒトのそれが、他の生き物より抜きん出て強い
 *この同情・共感する感情は「優しさ」です
 ☆死を怖がる気持ち
 *自分が死んだら周りの人が悲しむだろうな
 *苦労するだろうなという想像からもきている
 ☆同情心(人に対する優しさ)、徳(全体に対する優しさ)など
 *人間らしい感情・行動、変化と選択の進化の過程で獲得したもの
 *自分だけが生き残れば良いとの利己的な能力よりも
 *集団や全体を考える能力の方が重要であり、選択されてきた
 ☆そこから来る死に対する悲しみや恐れ
 *もっとも人間らしい感情である
 ☆人の感情豊かに発達した脳とは裏腹に
 *体の構造は他の動物とあまり変わらないので、容赦なく死は訪れる
 ☆発達したヒトの脳は
 *当然それから逃れる方法はないかなどと考える
 *なんとか老化を免れる方法はないだろうか
 *アンチエイジングという考えが生まれる
 ☆喜んだり悲しんだり、特に相手に同情したり共感する感情
 *霊長類や大型哺乳類、鳥の一部にも見られる
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ヒトの死に方9(老化を早める遺伝子)

2022年03月28日 | 生物
🌸ヒトの死に方9(老化を早める遺伝子)

老化が速く進行する病と原因遺伝子
 ☆ヒト早期老化症という寿命が短くなる潜性(劣性)遺伝病
 ☆潜性とは
 *遺伝子を父、母の両方から受け継がないと症状として現れてこない
 *父、母どちらかから顕性(優性)の遺伝子を受け継いだ場合
 *「潜んで」表に出てこない
 ☆ヒト早妊老化症
 *通常思春期頃から急速に老化が進行し50歳ほどで亡くなる場合が多い
 *主要なものとしては7種類の早期老化症が知られている
 ☆原因遺伝子もすでにわかっている(除くダウン症)
 *全ての原因遺伝子は、DNAの傷を直す修復酵素の遺伝子の変異
 *DNA修復がうまくできなくなることで、老化が速く進む
 
早期老化の原因は「DNAの傷」
 ☆早期老化症である色素性乾皮症(潜性遺伝病)
 *皮膚がんが通常の2千倍の頻度で生じる
 *原因遺伝子は、DNAの修復に関わっている
 *DNAに紫外線が当たると、DNAの複製もそこで止まつてしまう
 *DNAの複製が止まると、DNAが切れてしまう
 *相同配列を利用して修復するが、間違ったところに入り込み
 *正しく修復できないで変異を起こすこともある
 *「DNAの傷」は太陽の光を浴びると何万ヵ所も生じる
 *遺伝子に変異のある色素性乾皮症では
 *傷の除去修復作用が弱まり
 *DNAの傷が残ってしまって変異が起こり
 *がんや細胞老化が生じやすくなる
 ☆コケイン症候群
 *同様、皮膚が過敏に反応してしまう潜性遺伝病です
 ☆ハツチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群
 *早期老化症が成人から50歳くらいまで生きられるが
 *この症候群では子供の頃亡くなってしまう
 *原因遺伝子、ラミンAという細胞の核膜の内側に張り付くタンパク質
 ☆ダウン症候群
 *卵細胞ができるときに染色体がうまく分離できずに
 *21番染色体が受精卵で3本になり短命です
 ☆以上の様に、DNAの傷が細胞および個体の老化を誘導している

進化によって獲得された老化(まとめ)
 ☆細胞が分裂を繰り返すとゲノムに変異が蓄積
 *がん化のリスクが上がるので、これを避けている
 *免疫機構や老化の仕組みを獲得して、細胞の入れ替えが可能となった
 *これで若いときのがん化はかなり抑えられる
 *それでも55歳くらいが限界
 ☆55齢くらいからゲノムの傷の蓄積量が限界値を超え始める
 *異常な細胞の発生数が急増し
 *それを抑える機能を超え始め、そこからは病気との闘い
 *進化で獲得した(55歳)を超えて、ヒトは長生きになってしまった
 ☆老化のメカニズムは全て解明されてはいない
 ☆テロメアの短縮が起こりにくい幹細胞
 *DNAに傷がつき老化が促される
 *結果として個体を死に導いている
 ☆老化が死を引き起こす現象は、ヒトに特徴的である
 *「進化が生き物を作つた」
 *老化もヒトが長い歴史の中で、生きるために獲得してきたもの
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ヒトの死に方8(免疫・細胞老化機構)

2022年03月27日 | 生物
🌸ヒトの死に方8(免疫・細胞老化機構)

 ☆がん化のリスクを運ける2つの機能
 ☆生物は多細胞化の進化の過程で
 *がん化のリスクを最小限にすべく
 *全細胞の品質管理の機能を獲得した
 ☆そういう機能を持った生物が選択されて生き残った
 ☆がん化のリスクを運ける2つの機能
 *免疫機構、細胞老化機構

免疫機構
 ☆外部からの細菌やウイルスなどの侵入者のみならず
 *老化した細胞やがん細胞など異常細胞も攻撃し、排除する働き
 ☆異常細胞が放出するシグナル因子が
 *マクロファージやT細胞などの免疫細胞を活性化させる
 *自分を攻撃して食ベてくれるように促し排除される
 ☆これは正常な生理作用、私たちの体の中で常に起こっている反応です
 ☆免疫細胞が全ての異常細胞を綺麗に取り除いてくれるわけではない
 ☆厄介ながん細胞
 *がん細胞には変異によって正常な細胞のふりをして
 *免疫細胞を抑える働き(免疫チェックポイント)を持ち
 *攻撃を回避するものがいる
 ☆免疫チェックポイントとして有名なもの
 *がん細胞の表面に存在するPDーL1というタンパク質
 *PDーL1を持つがん細胞に免疫細胞(T細胞)がくっつくと
 *がん細胞と認識されず、攻撃を受けず、がん細胞は増殖する

抗がん剤で「免疫チェックポイント阻害剤」が開発された
 ☆PD―L1や結合する免疫細胞(T細胞)のPD―1を認識する抗体
 ☆これらの抗体は免疫チェックポイントを阻害する
 *T細胞を活性化することでがん細胞を攻撃します
 *PDーL1を発現しているがんには有効
 ☆京都大学の本庶佑は免疫チェックポイント阻害剤を利用した
 *「がん免疫療法」の開発で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した

多細胞生物の細胞の品質管理機構(細胞の老化)
 ☆免疫機構は異常な細胞を探し回り、見つけて排除する
 ☆細胞老化は例えば
 *テロメアは細胞の分裂のたびに短くなり
 *一定回数の分裂後に老化を誘導しており
 *無制限に細胞が分裂するのを防ぐ役割がある
 ☆細胞老化の排除とは
 *活性酸素や変異の蓄積により異常になりそうな細胞
 *異常になる前にあらかじめ排除し
 *新しい細胞と入れ替える重要な働きがある
 ☆これによって、がん化のリスクを抑えている
 ☆テロメア合成酵素の働きを止めて
 *わざわざ老化を誘導するとことをするのか問いに対する答です

幹細胞も老化する
 ☆テロメアは、細胞の分裂回数をカウントし制限する「リミッター」
 *この作用は分化した細胞で共通している
 *異常が出る前に細胞を新しいものと入れ替える
 ☆全ての細胞が同じように傷っきやすく
 *異常化するリスクを持っているわけではない
 *霊長類の寿命とテロメアの長さがあまり関係がない
 *生物の体は、そんなに単純ではない
 ☆代謝が活発な細胞は、より多くの活性酸素を出す
 *皮膚の細胞は内臓の細胞に比ベて多くの紫外線や放射線にさらされる
 *腸や肺の細胞は外部からの有害な化学物質に出会うことが多い
 *こうした細胞では、テロメアの長さが分裂ごとに短くなって
 *リミットに到達する前に、異常化する可能性がある
 ☆その場合、予防線としてのテロメアの意味がない
 *その為細胞には、実際に生じるDNAの傷を感知して
 *細胞を老化する機構(ダメージセンサー)が備わっている
 *これが、細胞老化の誘導には大きな貢献をしている
 ☆新しい細胞を作り出す幹細胞や生殖細胞
 *テロメアの短縮はほとんど見られず
 *分裂のたびにゲノムに傷が溜まっていくことになる
 *分化してできる細胞もその傷ついたDNAを持つ幹細胞からできる
 ☆テロメアの老化スイッチがオンになる前に
 *ダメージセンサーがオンになり、老化を引き起こす
 *幹細胞に蓄積した傷は、徐々に細胞の機能を低下させ、
 *新しい細胞を供給する能力が低下し
 *老化した細胞を元気のいい細胞と入れ替えることができなくなくなる
 *組織の機能を低下させ、やがてヒトを死へと導く
 ☆「幹細胞の老化」が個体の老化を引き起こす
                     (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『生き物はなぜ死ぬのか』









ヒトの死に方8(免疫・細胞老化機構)
『生き物はなぜ死ぬのか』記事、ネットより画像引用)
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ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)

2022年03月26日 | 生物
🌸ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)

テロメアと個体の老化の関係
 ☆ヒトの体の細胞の大部分を占める体細胞のテロメア
 *分裂のたびに短くなる
 *全ての細胞が50回のリミットを持つていたら全てが老化してしまう
 ☆人が長い寿命を維持するために
 *ヒトの細胞にもテロメア合成酵素が発現し
 *テロメアが短くならないようにする長寿の細胞も必要
 *その代表的な細胞は、幹細胞と生殖細胞
 ☆分化した細胞(体細胞)が次々に老化して排除される
 *幹細胞が常に新しい細胞を生み出し、補填してくれます
 *一生涯生き続ける幹細胞のテロメア
 ☆テロメア合成酵素によって常に伸長され維持されています
 *幹細胞も、加齢とともにテロメア合成酵素の活性が低下し
 *少しずつそのテロメアは短くなると考えられている
 *新しい細胞の供給は徐々に減つていく
 ☆生殖系列の細胞
 *テロメア合成酵素の働きによってテロメアの長さが維持されている
 *生殖細胞は次世代に命を繋ぐ大切な細胞で、老化は極力抑えられている
 *生まれた赤ちやんの全ての細胞テロメア、リセットされて長い
 ☆世界のいくつかの研究室でテロメアを破壊したマウス
 *ノックアゥトマウスが作製されテロメアに関し実験されている
 ☆ヒトでも高齢者のテロメアが極端に短いというわけではない
 *テロメアが短くなると細胞が老化することは示されているが
 ☆個体老化には
 *テロメアの短小化も含めて、他にさまざまな要因が働いている

人の細胞の老化
 ☆分化したヒト細胞
 *分裂のたびにテロメアが短くなる
 *程度以下の長さになると老化を誘導するのは確か
 ☆分化した細胞ではなぜ
 *幹細胞で発現していたテロメア合成酵素の働きを止め
 *老化を誘導するような勿体無いことをするのか
 ☆「進化が生き物を作った」に立ち返えると
 *老たという性質を持った個体が
 *選択されて生き残ってきたと考えることが出来る
 ☆細胞を捨てるような無駄な行為にも意味がある

人の細胞では、老化が必要である
 ☆細胞が老化して死なないと細胞の入れ替わりが起こらない
 *古い細胞が溜まっていくと、時間とともに細胞の中身は劣化する
 ☆例えば、細胞が生きていく上ではエネルギーを作る必要性がある
 *細胞内でミトコンドリアが酸素呼吸を行い
 *糖を「燃やして」エネルギーを作り出す
 *このときに副産物として必ず酸化力の強い「活性酸素」が生じる
 ☆活性酸素、リンパ球が細菌などの侵入者を殺菌、分解する際に
 *利用するなど、有効な使われ方もする
 ☆活性酸素には
 *細胞の構成成分(タンパク質、核酸、脂質)を酸化させて
 *ダメにする副作用もある
 ☆厄介なのは、機能が低下した細胞、静かに死んでくれればいいが
 *中には異常になってしまうものも現れます
 *一番困るのはがん化
 ☆ヒトの体には約37兆個の細胞があり、一つでもがん細胞が生き残り
 *そのまま増殖を続けると、その個体が死んでしまう
 ☆がん化は、多細胞生物の持つ最大のリスクであり宿命です
 ☆単細胞生物では、異常になってもその細胞1つだけが死ん終了する

がんはゲノムの変異で起こる
 ☆ゲノムの変異は、DNA合成酵素のミスなどによって
 *分裂のたびに蓄積していく
 ☆細胞増殖のコントロー関わる遺伝子が壊れると
 *制御不能になってどんどん細胞が増殖し
 *がん化することは容易に想像できる
 ☆変異細胞が貯まれば貯まる程、確率は確実に上がる
 *ヒトの場合には55歳くらいから
 *がんによる死亡率が急激に上昇するのはそれが原因
                     (敬称略)                                     
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『生き物はなぜ死ぬのか』記事より画像引用)
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ヒトの死に方6(老化とテロメア)

2022年03月25日 | 生物
🌸ヒトの死に方6(老化とテロメア)

DNA複製の2つの弱点
 ☆DNAの複製の2つの大きな弱点がある
  ①10億塩基に1回のコピーミス=エラーの蓄積
 *老齢個体ほどゲノムに変異をたくさん抱えていることになる
 ➁染色体の末端のDNA複製の問題
 *DNA合成(複製)の際に、端っこが複製できない
 ☆DNA合成酵素が複製を始めるとき
 *鋳型となるDNAに相補的なプライマーの短いRNAが必要
 *合成反応はこの短いRNAの3末端に続けていく形で進める
 ☆DNA合成酵素は、合成できる方向が5→3と方向と決まっている
 ☆2本鎖DNAを複製する際
 *一方の鎖(3→5方向)を鋳型とした場合
 *合成方向と同じ方向に進めば
 *染色体の末端まで合成していける
 *反対の鎖を鋳型とした場合
 *素直に合成方向には進めません
 *解決方法として、プライマーRNAを前方に合成し
 *戻りながら短いDNAを合成する作業を繰り返す
 *その後、プライマーRNAは取り除かれ、DNAで埋められ
 *最後に繋げられて合成は終了する
 ☆問題は、短いDNAでは、染色体の末端では作れない
 *細胞分裂のたびに染色体の端、プライマーの分だけ短くなる
 ☆若いヒトと老人のヒトの染色体の末端の繰り返し配列(テロメア)
 *長さを比べると、若いヒトのほうが多少長い

テロメアが細胞の老化スイッチをオンにする
 ☆染色体末端が複製のたびに短くなる問題
 ☆テトラヒメナ(原生動物)のテロメアで実験する
 *染色体が複製しても短くならない理由
 *テロメアを延ばすテロメア合成酵素(テロメラーゼ)を発見した
 *結合して、特殊な構造をとっているため分解されにくく
 *他の染色体と繋がるのも防いでいる
 ☆テロメアの長さが短くなると、細胞は異常になる
 *そのようなトラブルを避けるため
 *テロメア合成酵素が活躍している
 ☆テロメア合成酵素
 *テロメアの繰り返し配列を作るの鋳型テロメアRNAを持っている
 *そのRNAのおかげで染色体が短くならずにすんでいる

テロメア合成酵素、ヒトの体細胞では発現されてない
 ☆細胞分裂のたびにヒトの体細胞のテロメアは短くなります
 ☆テロメアの長さが本来の長さの半分くらいになると
 ☆信号が発せられ、細胞の老化スイッチがオンになります
 ☆テロメアの短縮による老化の誘導
 *細胞の分裂回数を制限するメカニズムの正体
 ☆テロメア合成酵素を強制的に発現させて
 *テロメアが短くならないようにしてやると
 *細胞は50回よりもずっと長く分裂できる
                     (敬称略)                                     
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ヒトの死に方5(老化細胞の毒)

2022年03月24日 | 生物
🌸ヒトの死に方5(老化細胞の毒)

老化細胞は”毒”をばらまく
 ☆加齢での組織の機能低下の原因
 *老化した体細胞がばらまく″毒”
 *組織の細胞の入れ替えには新しい細胞の供給に加え
 *老化した古い細胞の除去が必要
 ☆老化細胞の除去の方法2通りある
 ①細胞自身が「アポトーシス」という細胞死を起こし分解して壊れる
 ②免疫細胞によって食べられて除去される
 ☆加齢した個体の老化細胞はこのような除去が起こりにくい
 *そのまま組織にとどまる傾向がある
 ☆老化した残留細胞
 *周りにサイトカインという物質を撒き散らす
 ☆本来のサイトカインの役割
 *傷ついたり、細菌に感染された細胞を排除するために
 *炎症反応を誘導し免疫機構を活性化させる働きがある
 ☆サイトカインが組織の老化細胞から放出された場合
 *炎症反応を持続的に引き起こしその結果として
 *臓器の機能を低下させ
 *糖尿病、動脈硬化、がんなどの原因となる
 *老化細胞がそのまま排除されないで残ると
 *組織を害し器官の機能を低下させる
 ☆ヒトで長寿と体内の炎症反応の低さに
 *関連性があることわかっている

加齢による老化現象、排除されない老化細胞に原因がある
 ☆ヒトでの老化ペプチドの安全性、有効性は現在研究中
 ☆加齢による体細胞レベルの機能低下が組織の働きを悪くし
 *脳や心臓の血管、肝機能や腎機能などを低下させる
 *更に「老いた」状態を作り出し、ヒトを死に追いやる

細胞は約50回分裂すると死ぬ
 ☆加齢に伴って細胞老化が起こるメカニズム
 *分化した細胞は50回くらい分裂すると老化して死ぬのが一般的
 *細胞の分裂、年齢により分裂回数異なる
 *高齢者の細胞、分裂回数が50回よりも少ない
 *すでに細胞が分裂可能な回数をいくつか使ってしまっているから?
 ☆「分裂回数制限」
 *年齢により分裂回数に差しばらくは、解明できませんでした
                     (敬称略)                                     
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ヒトの死に方4(幹細胞の老化)

2022年03月23日 | 生物
🌸ヒトの死に方4(幹細胞の老化)

老化はいつ起こるのか
 ☆細胞分裂を重ねて細胞の数が増えてくると
 *各々の細胞が違う役割を作る様になる
 *次に体を形作っていく、これが細胞の「分化」です
 ☆組織・器官が形成されていく過程で3種類の細胞に分かれる
 ①1つ目の細胞(体細胞)
 *組織や器官を構成する細胞(体細胞)で数としては一番多い
 *細胞が分裂するたびに老化して失われる
 *ヒトの体細胞は約50回分裂すると分裂をやめて死んでいく
 *そうなると細胞の数が減つてしまい組織が維持できない
 ➁2つ目の細胞(幹細胞)
 *失われた細胞を供給する「幹細胞」
 *例えば皮膚の幹細胞は表皮の下の真皮に存在している
 *新しい皮膚の細胞を供給し続けている
 (お風呂で古い細胞を取り除いても腕が細くならない)
 *細胞の老化、新しい細胞との入れ替え、赤ちゃんでも起こっている
 ③3つ目の細胞(生殖系列の細胞)
 *卵や精子を作る生殖系列の細胞です
 *幹細胞と生殖細胞は生涯き続けるが、ゆつくりと老化する
 (幹細胞の老化は新しい細胞の供給が悪くなる)
 (生殖細胞の老化は受精効率・発生確率を低下させる)

幹細胞の老化
 ☆新しい細胞の供給が悪くなるので全身の機能に影響がでる
 *歳をとるとケガが治りにくく、感染症にかかりやすくなる
 *内臓の機能が低下する一因ともなる
 ☆幹細胞の老化が、個体の老化の主な要因の一つ

受精卵が分裂し分化して器官の形成が進み体が完成する
 ☆後はひたすら古い細胞と新しい細胞の入れ替えを繰り返えす
 ☆入れ替えの周期は、組織によって異なる
 *1番短いのは腸管内部の表面の上皮細胞で、数日で入れ替わる
 *皮膚が4週間、血液が4ヵ月、 骨の細胞で4年で全てが入れ替わる
 *ヒトの体の細胞は4年でほとんど新しいものと入れ替わる
 *徐々に老化した細胞から順番に入れ替わるので、姿形が変化はない

心筋と神経細胞は、体細胞でも例外的に入れ替えをしない
 ☆心臓を動かす心筋細胞
 *生まれてから太く大きくなることはあっても数が増えない
 ☆全身に信号を送る神経細胞は幼少期が一番多い
 *その後は徐々に減少していく
 *脳の神経細胞が入れ替わったら、記憶が維持できなくなる
 ☆心臓と脳の細胞は生涯入れ替わらず、傷ついたらそれっきり
 ☆他の組織は幹細胞が新しい細胞作るのでいつも若々しく維持できる
 *実際には、加齢に伴い機能が徐々に低下していく

細胞が老化すると体も老化する
 ☆幹細胞の老化(新しい細胞を供給するとき)
 *皮膚の幹細胞、2つに分裂し1つは幹細胞、もう1つが皮膚の細胞を作る
 *皮膚の細胞はまた2つに分裂して2つの皮膚の細胞を作る
 *幹細胞に戻ることはく、幹細胞は基本的に一定量維持されている
 *加齢とともに幹細胞も老化する
 *老化した幹細胞は、分裂能力が低下して十分な細胞を供給できなくなる
 ☆一番影響が出るのは、新しい細胞を大量に必要とする
 *血液や免疫細胞を作る造血幹細胞など
 *免疫に関わる細胞の生産が低下すると
 *感染した細胞や異常細胞の除去ができにくくなる
                       (敬称略)                                     
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ヒトの死に方3(細胞分裂)

2022年03月22日 | 生物
🌸ヒトの死に方3(細胞分裂)

ヒトの寿命を決める「老化」
 ☆「進化が生き物を作った」という視点に立つと
 *「死」も進化によって選択されてきたもの
 *死に至る過程の老化にも意味がある
 ☆単細胞生物にもいいところがある
 *例えば、変異しやすく適応能力が高い等
 ☆単細胞生物と多細胞生物の優劣はない
 ☆多細胞生物はさまざまな組織、器官を持っている
 *生き残る能力が一見高そうですが、弱点もある
 (組織としてのチームワークをいかに保つかという点)

ヒトの細胞分裂(単細胞から多細胞へ)
 ☆多細胞生物も元は1つの細胞(受精卵)から始まる
 *何度も分裂して、細胞の数を増やしていく
 ☆細胞分裂で重要なイベントは、DNAの複製
 *DNAは、生物の遺伝情報である遺伝子の本体
 *設計図の描かれている「紙」に相当する
 *設計図を正確にコピーする必要がある
 ☆DNAの複製をするDNA合成酵素の働きが重要だ
 *2本鎖DNAの1本を鋳型として
 *GにはC、AにはTといったた具合に
 *塩基が対を作って次々に繋げていく
 ☆合成反応を両方の鎖で行うため
 *全く同じ配列を持った2本鎖DNAが2本できる
 *それぞれの鎖が新しい細胞に分配される
 ☆DNA合成酵素の正確性
 *10億塩基に1回程度のミスしかしない
 *ヒトの細胞には60億の塩基対がある
 *1回の細胞分裂で10個程度のミスと驚異的な正確性

進化のカギとなる「良い加減の不正確性」
 ☆超正確な合成能力も一気に成し遂げたわけではない
 *進化の過程で、徐々に正確性を高めた
 ☆進化的な長さでこのDNA合成酵素を捉えた場合
 ☆正確性がいっも高ければいいというわけでもない
 *生物が誕生した初期には、激しく変化する環境の中で
 *正確性がそれ程良いわけでない
 *多様性が増すことが出来た方が良かった
 ☆しかし正確性が低すぎると生き延びられない
 *異常な細胞を作ってしまう可能性も高くなる
 ☆地球環境が安定して生物の体の構造も複雑になってきたら
 *DNA合成酵素の正確性が高いほうが生存には有利になる
 ☆10億塩基に1回程度のコピーミス
 *絶妙で「良い加減の不正確性」に落ち着いた
 ☆正確すぎても多様性がなくなってしまう
 *DNA合成酵素の「正確性」や「良い加減の不正確性」
 *「老化」でも重要な意味を持つ
                       (敬称略)                                     
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ヒトはどのように死ぬのか2(老化)

2022年03月21日 | 生物
🌸ヒトはどのように死ぬのか2(老化)

 ☆老化が主な原因となる3疾病(がん、心・脳疾患)と老衰、肺炎
 *約7割の方が亡くなっている
 ☆ヒトが死ぬ理由は老化です

ヒトは老化して病気で死ぬ
 ☆現代人の死に方は、アクシデントで死なない
 ☆昆虫や魚のようにプログラムされた寿命できっちり死ぬのとは違う
 ☆「老化」の過程で死ぬ
 *老化は細胞レベルで起こる不可逆的(後戻りできない)生理現象
 *細胞の機能が徐々に低下し、分裂しなくなり死に至る
 ☆細胞の機能の低下や異常
 *がんをはじめさまざまな病気を引き起こす
 (表面上はこれらの病気により死ぬ場合が多い)
 *大元の原因は免疫細胞の老化による免疫力の低下
 *組織の細胞の機能不全によるもの

日本人の死因、1位「がん」
 ☆がんの多くは加齢に伴うDNAの変異によって生じる
 *細胞の増殖に関わる遺伝子は、通常はコントロールされている
 *必要なときに細胞分裂を起こし、必要がなくなれば停止する
 ☆がんでは、細胞増殖のコントロールに関わる遺伝子に変異が起こり
 *制御不能になって増殖し続け
 *転移して全身に広がりやがて正常な組織を壊してしまう
 ☆加齢によるDNAの変異の蓄積とともにがんによる死亡率が急上昇する
 *具体的には、55歳くらいからが要上意

日本人の死因、2位「心疾患」
 ☆多いのは虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)
 *主に心臓に血液を送る血管の老化によって起こる
 *冠動脈が動脈硬化で細くなり、心臓への血流が不足する
 *心臓発作を起こして心臓が止まってしまう
 ☆動脈硬化も加齢とともに進行してくる老化現象
 *動脈硬化の原因の一つであるコレステロール
 *血管内膜への蓄積は、20代から始まる
 *動脈硬化が深刻化してくるのは、50代後半から
 *血管は年齢とともに消耗しやすい器官です

日本人の死因、3位「老衰」
 ☆老衰は病名ではないので
 *死因として死亡診断書に書かない医師もいる
 ☆老衰とは、老化により体が弱って死んでしまった状態
 *寿命が来たという意味

日本人の死因、4位「脳血管疾患」
 ☆脳血管疾患は心疾患と似ていて、血管の老化が主な要因
 ☆血管が破れて脳の細胞を破壊してしまう場合
 *出血性脳血管疾患(脳出血やくも膜下出血)など
 ☆血管が詰まることで脳の細胞に酸素や栄養を運べなくなる場合
 *虚血性脳血管疾患(脳梗塞)など
 ☆脳血管疾患は突然死の原因になる

日本人の死因、5位「肺炎」
 ☆肺炎は感染症や誤嚥によって起こる
 ☆老化による免疫機能や飲み込む力の低下の影響も大きい
                       (敬称略)                                     
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ヒトの死に方1(ヒトの寿命)

2022年03月20日 | 生物
🌸ヒトの死に方1(ヒトの寿命)

 ☆寿命や死に方で、一番よく調べられているのはヒト
 ☆ヒトほど寿命が変化してきた生き物はいない
 *2019年の日本人の平均寿命(女性87.45歳、男性81.41歳)
 ☆生物の死に方や寿命を含んだ生きざまは
 *生物が多様化する中で選択されてきた(進化してきた)
 ☆ヒトの場合はどうなのか?
 *老化というヒトに特有の現象の意味?

2500年前まではヒトの寿命は15歳だった
 ☆旧石器~縄文時代(2500年前以前)日本人の平均寿命15歳
 *環境に左右され生活が安定していなかった
 *狩猟での事故死、病気や栄養不足での乳幼児の死亡率が高かった
 *アクシデント的な死に方がメインでした
 ☆全員が13~15歳で死ぬわけではなく
 *幼少期を生き延びられたヒトは出産して30代、40代までは生きた
 *現在よりも多産で多死のこの状態
 *進化を加速しのちの人類の大躍進に繋がった可能性もある
 ☆弥生時代に日本人は稲作を始めた
 *食生活は狩猟中心の生活から定住型となり、安定はしてきた
 *乳幼児の死亡率も多少は改善されてきた
 *平均寿命は20歳、人口は急激に増加して60万人とも推定位
 *それから寿命はしばらく横ばい
 ☆奈良時代以降は少しずつ延びた
 ☆平安時代には平均寿命は31歳、人口は700万人
 ☆鎌倉、室町時代には気候変動による不作や政治の不安定化
 *平均寿命はまた20代に逆戻り
 *室町時代の平均寿命はなんと16歳
 ☆江戸時代に入ると社会情勢は安定
 *平均寿命も38歳まで延び、徳川家康は73歳まで生きている
 ☆明治、大正時代の平均寿命
 *女性44歳、男性43歳と延びたが、戦争中は31歳
 ☆戦後、平均寿命順調に回復
 *最近100年間で、寿命がほぼ2倍に延長した
 *こんな生物は他に無い
 *変動の理由は、主に社会情勢に影響を受けてきた

ヒトの最大寿命は115歳?!
 ☆日本人の平均寿命が延びた理由の一つは乳幼児の死亡率が低下
 *主な要因は、栄養状態が良くなったことと公衆衛生の改善
 ☆栄養状態は子供の免疫力を高め、病気になりにくくなった
 ☆公衆衛生の改善は、ヒトを苦しめていた伝染病を減らした
 ☆戦後からの生存曲線で人の寿命を考察する
 *年齢(横軸)での人口10万人あたりの生存数(縦軸)を示す
 *生理的な死の時期を考える場合
 *平均寿命よりもこのグラフの形のほうが重要
 *平均寿命は、若年層の死亡率が影響するので老化の実態は見えない
 ☆現在、寿命が延びているが
 *グラフの右下は常に一定のところ(105歳付近)で収束している
 *最長の寿命はあまり変化していないことを意味している
 ☆2020年に100歳以上の日本人の数が8万人を突破
 *毎年急速に増え続けている
 *115歳を超えた日本人はこれまで11名
 *全世界でも50名にも満たない
 ☆統計をもとに分析すると
 *ヒトの最大寿命は115歳位が限界と言われている
 *逆に言えば、この年齢までは生きられる能力がある
                       (敬称略)                                     
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生物の死に方6(大型動物哺乳類)

2022年03月19日 | 生物
🌸生物の死に方6(大型動物哺乳類)

大型の動物は長寿命(哺乳類)
 ☆生物は、体を構成する細胞の大きさは変わらない
 *大きな体を作るためには多くの細胞が必要
 *発生の段階でたくさん細胞分裂をして
 *細胞を増やす必要があり、時間がかる
 ☆生まれてから成獣になるまでの期間も長くなる
 *子を保護する親の寿命が長くなる
 ☆ゾウの妊娠期間は22ヵ月
 *成獣までには20年かかり寿命は約80年

大型の動物の死に方
  ☆捕食されて死ぬ割合は小さく寿命で死ぬ場合が多い
 *大型でも子供の死亡率は親に比べて高くなる
 ☆大型の動物は大量の食料を必要とする
 *自力での食料の確保ができなくなったら、生きてはいけない
 *気候変動やヒトによる開発で食料が減つたら死んでしまう
 *元気なうちは大型であると有利な点が多いが
 *それがあだになる場合もある

大型の動物の死に方「霊長類(サル)」
 ☆サルの仲間は、ネズミの仲間と同様、体が大きい種類ほど長生きする
 ☆野生の状態で、ニホンザルの寿命は20年
 *ゴリラ、チンパンジー・オランウータンは40年
 ☆野生サルのメスは、死ぬ直前まで排卵があり生殖可能
 *オスもメスも死期が近づくと群れを離れ、死んでしまう
 *基本の死に方は、″ピンピンコロリ″
 ☆飼育サルは、ヒトと同じような糖尿病などの病気で死ぬこともある
 *ヒトのような長い老後はない
 ☆多くのサルは群れで生活している
 *ハダカデバネズミほど分業が進んでいるわけではない
 *繁殖や子育て、防衛、餌の確保には群れのほうが有利だから
 ☆例外はオランウータンで、基本的に単独で行動する

食べられないことが生きること、食べることが生きること
 ☆小さい生き物が生きるには、逃げること
 *(他の生き物から)食べられないことが生きること
 ☆大きな生き物が生きるには、自分の体を維持すること
 *食べることが生きること
 ☆大型生物の死に至る過程
 *人間のような長い老化期間はなく
 *生殖というゴールを通過すると寿命がきて
 *ピンピンコロリと死ぬことがほとんどです
 *プログラムされた積極的な死に方にも見える
 ☆生き物によって違いはある
 *死に方は、生き残るために進化していく過程で
 *「選択された」ものだということは共通している
 ☆いま生き残っている生き物たち
 *「死に方」も何らかの意味があったからこそ存在している
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『生き物はなぜ死ぬのか』






生物の死に方6(大型動物哺乳類)
(ネットより画像引用)
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