○蝦蟆(かま)
アカガエル科のヌマガエル(Rana limnocharis)をそのまま乾燥したものを用いる。日本ではヒキガエルのことをガマともいうが、中国ではヒキガエルを蟾蜍(せんじょ)という。ヌマガエルは中国南部、日本でも本州中部以南に生息する体調5cmくらいのカエルで、環境により色彩が変化するが、一般に灰褐色又は暗褐色の地に黒褐色の斑紋がみられる。毒性はなく中国南方では食用にもされた。
漢方では清熱解毒・消腫の効能があり、廱腫などの腫れ物、口内炎、瘰癧(頸部リンパ腺腫)、下痢、疳積などに用いる。小児の虚証の疳労で、栄養不良が著しく、発熱・盗汗・五心煩熱などの症状に人参・黄耆・別甲などと配合する(黄耆湯)。
アカガエル科のヌマガエル(Rana limnocharis)をそのまま乾燥したものを用いる。日本ではヒキガエルのことをガマともいうが、中国ではヒキガエルを蟾蜍(せんじょ)という。ヌマガエルは中国南部、日本でも本州中部以南に生息する体調5cmくらいのカエルで、環境により色彩が変化するが、一般に灰褐色又は暗褐色の地に黒褐色の斑紋がみられる。毒性はなく中国南方では食用にもされた。
漢方では清熱解毒・消腫の効能があり、廱腫などの腫れ物、口内炎、瘰癧(頸部リンパ腺腫)、下痢、疳積などに用いる。小児の虚証の疳労で、栄養不良が著しく、発熱・盗汗・五心煩熱などの症状に人参・黄耆・別甲などと配合する(黄耆湯)。
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