木鼈子(もくべっし)
中国南部から東南アジア、インドなどに分布するウリ科のつる性一年草ナンバンカラスウリ(Momordica cochinchinensis)の成熟種子を用いる。
直径10cmくらいの楕円形の赤く熟した果実の中に直径2~3cmの円盤状の種子ができる。その種子の表面が凹凸で灰褐色をしており、別甲(鼈甲)に似ているため木鼈子の名がある。
漢方では消腫・止痛・解毒の効能があり、可能性皮膚疾患やリンパ腫、痔などに用いる。丸薬や散薬として内服することもあるが、おもにすりつぶした粉末や煎液を外用薬として用いる(阿魏化痞膏)。
たとえば痔、乳腺炎、腫れ物などでは、腫れて痛む炎症部位に塗布する。また咽頭炎には山豆根・木香を配合した粉末を咽に吹き付けたり、歯痛にはつぶしたものを酢で練って湿布する。
中国南部から東南アジア、インドなどに分布するウリ科のつる性一年草ナンバンカラスウリ(Momordica cochinchinensis)の成熟種子を用いる。
直径10cmくらいの楕円形の赤く熟した果実の中に直径2~3cmの円盤状の種子ができる。その種子の表面が凹凸で灰褐色をしており、別甲(鼈甲)に似ているため木鼈子の名がある。
漢方では消腫・止痛・解毒の効能があり、可能性皮膚疾患やリンパ腫、痔などに用いる。丸薬や散薬として内服することもあるが、おもにすりつぶした粉末や煎液を外用薬として用いる(阿魏化痞膏)。
たとえば痔、乳腺炎、腫れ物などでは、腫れて痛む炎症部位に塗布する。また咽頭炎には山豆根・木香を配合した粉末を咽に吹き付けたり、歯痛にはつぶしたものを酢で練って湿布する。
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