○ペヨーテ
メキシコ北部からアメリカのテキサス州南部にかけて分布するサボテン科のウバタマ(Lophophora williamsii)の茎頂部を用いる。サボテンとしては小型で、直径5~10cm、高さ3~6cmの偏平な青緑色をした球形で、トゲはなく乳房状のイボがある。
高原の砂漠地帯に2~3cmほど頭を出し、そのほとんどは地中に埋もれている。もともとメキシコ原住民の間で宗教儀式に用いられたものであるが、18世紀にアメリカインディアンの間にも広がった。
このサボテンの地上部を輪切りにして天日で乾燥すると円盤状になるが、これをメスカルボタンという。これを口にすると多幸になり、極彩色の幻覚をみることが知られている。この幻覚成分はアルカロイドのメスリカンであり、LSDと同様の幻覚作用がある。また顔面紅潮、嘔吐、痙攣、発汗、瞳孔散大、腱反射消失などもみられる。
不眠症や神経衰弱の治療に用いられたこともあるが、もっぱら実験精神病の研究に用いられる。日本ではペヨーテは麻薬として指定され、使用が規制されている。
メキシコ北部からアメリカのテキサス州南部にかけて分布するサボテン科のウバタマ(Lophophora williamsii)の茎頂部を用いる。サボテンとしては小型で、直径5~10cm、高さ3~6cmの偏平な青緑色をした球形で、トゲはなく乳房状のイボがある。
高原の砂漠地帯に2~3cmほど頭を出し、そのほとんどは地中に埋もれている。もともとメキシコ原住民の間で宗教儀式に用いられたものであるが、18世紀にアメリカインディアンの間にも広がった。
このサボテンの地上部を輪切りにして天日で乾燥すると円盤状になるが、これをメスカルボタンという。これを口にすると多幸になり、極彩色の幻覚をみることが知られている。この幻覚成分はアルカロイドのメスリカンであり、LSDと同様の幻覚作用がある。また顔面紅潮、嘔吐、痙攣、発汗、瞳孔散大、腱反射消失などもみられる。
不眠症や神経衰弱の治療に用いられたこともあるが、もっぱら実験精神病の研究に用いられる。日本ではペヨーテは麻薬として指定され、使用が規制されている。
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