○淡菜(たんさい)
軟体動物のイガイ目イガイ科の二枚貝、イガイ(Mytilus coruscus)などの貝類の肉を用いる。イガイは北海道南部から九州、朝鮮半島、中国北部沿岸に分布し、水深20mまでの岩礁に群生する。
イガイはガラスガイ、ニタリガイなどの別名があり、殻長は13cmくらいで表面が黒っぽい二枚貝で、肉は美味しく、中国や日本で食用にされる。中華料理では淡菜または東海美人と呼ばれている。
漢方では肝腎を補い、精血を益する効能があり、肺結核などの慢性病や体力低下、盗汗などに用いる。一方、ニュージーランド産の緑イ貝、モエギイガイ(Perna canaliculus)には抗炎症作用があり、リウマチ、関節炎、腰痛などの健康食品として市販されている。ちなみに近縁種のムラサキイガイ(M.galloprovincialis)はムール貝とも呼ばれ、フランス料理などで珍重されている。
軟体動物のイガイ目イガイ科の二枚貝、イガイ(Mytilus coruscus)などの貝類の肉を用いる。イガイは北海道南部から九州、朝鮮半島、中国北部沿岸に分布し、水深20mまでの岩礁に群生する。
イガイはガラスガイ、ニタリガイなどの別名があり、殻長は13cmくらいで表面が黒っぽい二枚貝で、肉は美味しく、中国や日本で食用にされる。中華料理では淡菜または東海美人と呼ばれている。
漢方では肝腎を補い、精血を益する効能があり、肺結核などの慢性病や体力低下、盗汗などに用いる。一方、ニュージーランド産の緑イ貝、モエギイガイ(Perna canaliculus)には抗炎症作用があり、リウマチ、関節炎、腰痛などの健康食品として市販されている。ちなみに近縁種のムラサキイガイ(M.galloprovincialis)はムール貝とも呼ばれ、フランス料理などで珍重されている。