シリーズ第六弾。居酒屋“小鈴”では今宵も常連客らが大盛り上がり。そこに飛び込んできたのは生真面目そうな侍。「助けてもらえぬか?」と頼むこの蘭学者は開明的な動きが幕府にばれて追われていた。小鈴は亡き母の志を継いで助けると決めたが、幕府に睨まれた男をどうすれば逃がすことができるのか?。お侠な新米女将が覚悟の初仕事です。
シリーズ第七弾の別れ船。居酒屋“小鈴”のなじみ客で絵師の葛飾北斎は、本丸目付・鳥居耀蔵の謀略により幕府に追われる身となってしまった。しかも齢八十ながら頑健な北斎が、ひょんなことから足を痛めてしまう。お上に目をつけられた者を助ける裏稼業“逃がし屋”として、足を怪我した北斎のために小鈴と仲間たちがひねり出した奇計とは―!?。