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かずら野

乙川優三郎は2001年、短編集「5年の梅」で山本周五郎賞を、2002年には「生きる」で直木賞を受賞した時代小説の第一人者。この「かずら野」は江戸後期を生きた女性の生きる姿を描いた「女の一生」もので、主人公菊子の人柄と江戸から房総にかけての地理、風景描写が実に素晴らしい作品だ。「かずら野」とは何だろうと思っていたのだが、物語の中頃で主人公が葛が海のように広がる山林を逃亡するシーンを読み、納得したのだった。
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