江戸時代に伊勢神宮にお参りする人々を先達する人、現代の旅行代理店のような役割を果たしたのが「御師」なのです。この作品は江戸・深川の御師と土佐の鯨漁師たちと御師の奇縁を描いた物語。主人公は7歳の子供。これを読むと八十八箇所の最終寺、高野山に行きたくなって来た。