自助早餐 朝食バイキング
民國101年(2012)6月27日星期三(水曜日)。今回の旅の最終日を迎えた。ホテルは快適だし、暫く逗留していたいが、そんな金と暇はない。またの訪問を楽しみにして、ホテルをチェックアウトする。昨夜、寝台の上で考えた。どこか行き忘れた所はないか。前回の旅で、新竹の柳家さんで炒米粉を食べたけど、肉燥飯を食べていなかった。今回は是非とも肉燥飯を食べるつもりだったが、24日日曜日に新竹駅まで行っていながら、内灣線の乗りつぶしの後はそのまま高鐵で台南へ行ってしまったので、新竹で食事をしなかった。時刻表を見ると、成田行の便までに新竹に行って、お昼を食べて来られそうである。それでは捷運で台北車站へ。
ICチップが入った台北捷運の切符(トークン)「單程票」
これが捷運(地下鉄、新交通システム等)の切符。トークンでおもちゃのお金のようだが、中にICチップが入っており、入場時は自動改札機にタッチし、出場時は自動改札機に投入します。Suicaのように繰り返しチャージして使えるIC乗車券、悠遊卡(EasyCard)もある。
台北捷運 新莊線 大橋頭(9:39)→民權西路(9:40) 1432
台北捷運 淡水線 民權西路(9:46)→台北車站(9:50) 1022
票價(大橋頭-台北車站)20元 ※ダイヤ不明のため実際の時刻。
自強號 台北→新竹(177元)
捷運から臺鐵に乗り換え。乗りたい列車の出発まで10分もない。窓口に並んでいる暇はないので、對號列車自動售票機(指定席券売機)で切符を購入する。表示に和文はないが、中文に英文も添えられているので、まあ操作は何とかなる。3日前に乗ったのと同じ、10時発の自強號117次の列車である。幸い今日の切符には「○○以後無座」の但書きはない。また、いい具合に窗邊(窓辺・窓側)の席である。券売機では窓側・通路側の選択は出来なかった。ちなみに臺鐵の座席番号と位置関係は、見たところ次のようなものと思う。
對號列車自動售票機【購買車票】操作方式(中文) (臺灣鐵路管理局)
台北を出発。板橋を出て、地下区間から地上区間となる。車窓を見ていると、このまま高雄まで行ってしまいたくなる。しかし、今日は帰国しなければならない。飛行機の時間もあるのに、まだ空港へ向かわなくていいのか。3日前は無座(立席)となった桃園が近づいてきた。
林口線のりば (桃園)
縱貫線の駅から離れているという林口線のりばが見える。林口線は貨物線だが、平日は旅客列車も一日二往復走っている。今回の旅では乗らなかったが、場所も分かったし、次回の旅で乗りに来ようと思っていたのだが…
※この記事を書いていて知ったが、林口線は民國101年(2012)12月末に廃止となったそう。廃止すると分かっていれば、まず最初に乗りに来ていたのに。
新駅を建設中! (富岡-湖口)
建設中の広大な車両基地と、同じく建設中の新駅(北湖站)が見える。そして稼働中の台灣山葉機車の工場も。ヤマハは山葉と書くのか。これからは通勤が楽になるな。いや、バイク通勤かな。今日は座席があるので車窓も楽しめる。デッキに立っていたのでは碌に車窓も見られない。列車は新竹に到着した。
縱貫線 自強 117次 台北(10:00)→新竹(11:08) 35PPC1425 票價177元
縱貫線(西部幹線) 自強號 117次列車 (新竹)
自強號で新竹站到了
3日前と同じような写真を撮っているなあ。
臺灣鐵路管理局 縱貫線 新竹車站 (臺灣省新竹市東區榮光里中華路)
新竹の駅舎は大正2年の完成で、台湾現存の最も古い駅舎だそう。
※新竹車站(新竹驛)は、民國102年(2013)3月31日で100年を迎えました。
駅より中正路を歩いてロータリーに至る
水辺の柳が涼しげだが、蒸し暑い
鯉と何だか怖そうな亀!
竹塹城迎曦門 (臺灣省新竹市東區)
二年前に来た時は修繕中だった城門も、すっかりきれいに。
清道光7年(1827)築の竹塹城の東門。清代のものと思えぬくらいきれいだ。
東門街へ
面倒なので地図も取り出さないでいたら、ロータリーで方向を間違えて、違う道を行きそうになった。目的地へはこちらの道だ。おそらく。
都城隍廟の入口
前回は間口がこんなに狭いと思わなくて、入口を探しまくったなあ。さて、中に入る前に全家(FamilyMart)で買い物をしていく。
新竹都城隍廟 (臺灣省新竹市北區中山路)
再び新竹を来れた事を感謝してお参りします。相変わらず拝み方がよく分からないので、合掌しておきます。本当はお線香を持って拝むんだったか。
新竹で食べたかった料理はこちら
城隍廟の前というか、飲食店に城隍廟が囲まれた格好なのですが、廟口小吃にある柳家さんの肉燥飯をいただきます。ビール(32元)はファミリーマートで買って持込です。すっかり台湾式にも慣れて…(そこだけか)
肉燥飯 小(25元)
煮込まれた肉、胡椒も入ってスパイシーで旨いです。しかし、二年前に食べた炒米粉も旨かった。新竹は米粉の産地だし。今度来たら両方を頼むか。
貢丸湯(35元) ※お店のメニューでは「貢」は手偏に貢。
貢丸湯も新竹の名物。スープの味は薄味で魚丸湯と変わらんような。具の貢丸は肉、魚丸は魚の違いか。いかにも台湾飯を食うとるなあ。最終日にして。
柳家 (廟口小吃) いずれも民國101年(2012)6月27日撮影(切符の画像を除く)
もう新竹で食べ忘れはないかな。出口に向かっていたら他の店で蚵仔煎(牡蠣オムレツ)を焼いているではないか。広島湾の牡蠣好きとしてはこれは食べないと。廟口小吃の外にある美味しい肉まんのお店にも行ってないし。またこれで新竹に来なければいけないな。 (つづく)