スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

ホンダのCMが気に入った

2007-10-15 | 映画、ドラマ、テレビ
 運営、レース共に酷く、つまらなかったF1日本GPですが、たった一つ、ハードディスクに録っておいて良かったという事があります。
 それはホンダのCMを録れたという事。
 ホンダが提供している番組を録ってけば、いけるだろう。と思っていたのですが、忘れたり、やらなかったりで、なかなか録れなかった。
 それが、やっと録れました。

 CMは、朝の道で、オデッセイ(たぶん)に乗る、男性の口笛から始まります。
 口笛が奏でるのは、ベートーベンの第九のさわりの、ほんの最初の部分(表現、これであってます?)。
 その後、車庫のシャッターが開く、シートを倒す、ヘルメットを取る、エンジンをかける、車が走る、等という映像と音が断続的に続きます。
 これが第九のメロディーになってる!
 その後、草刈機を動かす、別の男性の口笛がメロディーを奏で、ホンダジェットの映像と音声に変わり、スクーターが動き出す。
 この辺りから楽器と合唱の伴奏(あえて伴奏)が始まります。
 トラクター、スクーター、F1マシン、小型発電機(?)などのエンジン音や、走行音が続き、アシモ、モーターボート、F1マシン、MotoGPマシン、モトクロッサーと続くところがクライマックス。
 歓声を上げる少年。砂漠(?)を走るS2000。空を飛ぶホンダジェットのシーンあたりで、「ホンダの音がする」「世界が生きている」とのコピー。
 最後に夜、車のドアを閉める女性の口笛で終わり、ホンダのロゴと「The Power Of dreams」のキャッチが画面に現れて終了。
 …滅茶苦茶カッコいい!!

 ダッサダサのトヨタF1のCMとは雲泥の差。
 木村拓哉もHEROも好きだけどさ、なんだよ、あのダサさは?
 木村とトヨタが密接な関係と言うのはわかるけど、そりゃ、そっちの都合だろうに…。
 ごちゃごちゃとした、セリフなんか必要ないんだよ。
 トヨタは、本当にモータースポーツに関するセンスがない。
 閑話休題。

 たった30秒なのに、ちゃんと物語があって、しかも筋が通ってる。
 さらに、人間以外は(笑)全部、ホンダの製品というのにも、驚かされる(ヘルメットが微妙)。
 これが、全部、本田宗一郎という巨人ではあるが、たった一人の男の夢から生み出されたものかと思うと、繰り返し見ているうち(繰り返しで見てるのか!?)、冗談抜きで、涙がこぼれるんですよねえ。

 今年一番、いや、下手をすると、今世紀一番、好きなCMかも知れません。
コメント
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