読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

関西旅行:その19:八岐大蛇

2009年09月15日 18時47分44秒 | ■旅する
大阪城に続いて周遊パスで割引サービスを受けられる「大阪歴史博物館」へ移動する途中、隣のNHK大阪放送局の前を通ると、なにやら賑やかな音が。建物のホールで『「だんだん」のふるさと・神話の国”しまね”体験広場』なるものをやってました。主催は島根県と島根県大阪事務所でNHK大阪放送局が後援、とありました。 写真のように色とりどりの大蛇が狭い舞台上に一匹ずつ登場します。そこに翁と媼が現れて、大蛇をやっつけ . . . 本文を読む
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深川安楽亭/糸博朗読

2009年09月14日 14時52分00秒 | ■聴く
山本周五郎作、東京エーヴィセンター発行 私が敬愛する山本周五郎さんの作品です。二十歳の頃から何度か読んできた作品ですが、その度に印象が変わり理解が深まってきます。特に今回は、朗読で、読書とは違った味わいがありました。糸博さんの巧みな朗読と相俟って、深い余韻が残りました。 ------------------------------------------------- URL => http:// . . . 本文を読む
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関西旅行:その18:大阪城

2009年09月13日 08時12分43秒 | ■旅する
森ノ宮駅から大阪城に向かいました。施設の開館時間の9時を過ぎて、既に気温が上がり始めました。公園を横切り大阪城音楽堂の脇を通って玉造門から入場。森の木々の間から天守閣が見え始めました。そしてお堀に到着です。皇居と比べると、敷地は広く感じませんでしたが、お堀の向こうの石垣の高さに驚きました。結構高い。 南側から桜門に入り、後は、城の中に入へ。建物の入り口付近で七夕の飾り付けをしており、入場者に短冊を . . . 本文を読む
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浅田次郎とめぐる中国の旅

2009年09月12日 04時26分42秒 | ■読む
浅田次郎著、講談社刊 浅田次郎さんの作品は非常に多彩です。最初に読んだのは「初等ヤクザの犯罪学教室」でした。変にリアルでどんな人が書いているのか、と興味をそそられました。シリアスな作品、泣ける作品、ふざけた作品等々。本当に多彩です。映画は見ていませんが、「鉄道員」は泣かせだと分かっていながら泣いちゃいました。「地下鉄に乗って」も良かった。「プリズンホテル」シリーズも。 -------------- . . . 本文を読む
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関西旅行:その17:大阪周遊パス

2009年09月11日 22時57分21秒 | ■旅する
快適な新都ホテルで熟睡し、2日目は大阪へ行くことにしていました。事前にネットで調べると、関西の周遊切符の話題が。京都駅から大阪まではJRの新快速が良いとのことでした。チケットも京都駅付近のチケットショップでバラ売りしているとのことでしたが、普通に買って、梅田へ。最初に行くのは大阪城です。そこで、梅田駅で乗り換え森ノ宮駅で下車し、そこで、地下鉄駅の構内に行き周遊パスを買い求めました。パンフレットの表 . . . 本文を読む
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ワルキューレ:DVD

2009年09月10日 18時23分47秒 | ■見る
イギリスやフランスに比べて近代化が遅れ、植民地の獲得にも後れを取ったため、強引な国勢の伸張を図った結果、第1次世界大戦が起こり、膨大な賠償金を課せられたドイツは、平和憲法で再出発したが、重くのしかかる賠償金や国内の経済復興が中々うまく行かないため閉塞感に沈んで行った。 こうした状況下でヒットラーが率いるナチスが権力の階段を駆け上っていった。しかし、日本と同様、戦域の拡大を担うだけの国力に乏しく、石 . . . 本文を読む
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関西旅行:その16:初日夜食

2009年09月09日 18時45分14秒 | ■旅する
関西旅行:その16:初日夜食 一次会で(?)すっかり出来上がってしまった感じで、ホテルに帰ることにしました。しかし、宿で何か飲もうということで、写真のごとく、日本酒と焼酎、それに黒豆、ホタテ貝のひも、塩昆布などを買い込んで、帰りました。すっかり疲れてしまい、部屋で京都産の日本酒「京のとき」と奈良産の焼酎「やたがらす」をいくらも飲まないうちに眠くなってしまいました。 思い返せば、昨夜は、慣れないセミ . . . 本文を読む
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食に命懸け

2009年09月08日 06時58分05秒 | ■読む
小泉武夫著、廣済堂出版 小泉さんが惚れ込んでいる食を取材した作品です。養豚、ハモを提供する料亭、サンマのみりん干しを作る店、地元の料理を出す民宿、八丁味噌の工場、いもぼうの老舗、すき焼きのお店、凄い卵を生み出す養鶏場、など9つの食と人が登場します。 構成は、小泉さんが書いたと思しき前文に続き、ルポライターによる概要とインタビュー記事です。紹介されたものは、どれもこれも実に素晴らしく、食べてみたくな . . . 本文を読む
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関西旅行:その15:初日夕食

2009年09月07日 19時56分02秒 | ■旅する
京都での夕食の店は、ネットで情報を得ました。格の高い店は肩が凝って嫌だけど、どこにでもある居酒屋ではちょっとねー、と思い調べると、下記のURLのお店が目に留まりました。 --------------------------------------- URL => http://r.gnavi.co.jp/c576904/ -------------------------------------- . . . 本文を読む
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幸せはシャンソニア劇場から

2009年09月06日 07時21分32秒 | ■見る
久方ぶりに心に染み入る映画を見ました。フランス映画はあまり見ていませんが、青春の日々にシャルル・アズナブール、ミレイユ・マチュー、シルビー・ヴァルタンなどのシャンソンを聴いていたので、本作の歌が、真っ直ぐに心の中に染み通ってきました。 ピゴワル役を演じた主演のジェラール・ジュニョも見事でしたが、どの出演者も魅力的でした。私は、下手な物真似役者であるジャッキー役のカド・メラッドがすっかり気に入りまし . . . 本文を読む
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チヌの月/朗読:梶村蹊子

2009年09月05日 06時51分27秒 | ■聴く
伊集院静作、横浜カセット文庫発行 クリーニング屋を息子夫婦と営む亀次は、忙しい仕事の合間に釣りに行くのが趣味であった。親しくなった板前から、ある時、取り逃がしたチヌ(黒鯛)の話を聞く。その後その板前は故あって姿をくらまし、亀次は、そのチヌを釣ろうと毎年試みた。ある年のこと、待望のチヌをもう少しで釣り上げようとした時・・・。 ------------------------------------- . . . 本文を読む
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関西旅行:その14:新都ホテル

2009年09月04日 07時55分48秒 | ■旅する
北野天満宮の見学を終えて、予定より少し早く観光コースが終了しました。早速ホテルへ行き、一休みしたいところですが、格安のツアーであったので、チェックインが17:00以降です。仕方なく、京都駅の中を探索し、ほぼ17:00にチェックイン。新都ホテルは、学生時代に京都に来た折に、名前だけは知っていて高級ホテルと思っていました。 で、チェックインして部屋に入ると、新しくはありませんが広々として大変に気持ちの . . . 本文を読む
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冨田溪仙展

2009年09月03日 19時03分26秒 | ■見る
茨城県近代美術館主催の「冨田溪仙展」に行きました。日本画家としては、誠に異彩を放つ作品群に驚きました。若き日から最晩年までの作品群を順に鑑賞していくと、その魂の軌跡が窺えるように思います。福岡県でに生を受け、京都にて絵を学び頭角を現しますが、内外の文化芸術を学び、その独自の世界観を醸成していったのであろうと思います。 ---------------------------------------- . . . 本文を読む
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関西旅行:その13:北野天満宮

2009年09月02日 19時11分52秒 | ■旅する
映画村での食事の後は、だらだらと見学してちょっぴりくたびれ気味でした。そいでもって、次は北野天満宮です。相変わらず、ガイドさんのマッタリした説明に私はたちまちにして夢の世界に誘われてしまいました。気付いた時には、駐車場に到着していました。妻に起こされて、ボーとしたまま境内に。 ------------------------------------------------- URL => http . . . 本文を読む
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魔物

2009年09月01日 19時13分12秒 | ■読む
大沢在昌著、角川書店刊 平成19年11月初版の作品です。上下2巻のハードカバーでしたが、2日で読了。本作は、キリスト教がらみの魔物が登場します。しかし、謎解きのために使うのではありません。聖画に閉じ込められた魔物が人間に取り憑いて、その人間の憎悪を強め殺人を犯す。一方の主人公は、10代の忌まわしい記憶から逃げられなく、十字架を背負って生きている。この2つの存在の軌跡を鮮やかに描いています。 大沢さ . . . 本文を読む
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