深川安楽亭／糸博朗読

山本周五郎作、東京エーヴィセンター発行
私が敬愛する山本周五郎さんの作品です。二十歳の頃から何度か読んできた作品ですが、その度に印象が変わり理解が深まってきます。特に今回は、朗読で、読書とは違った味わいがありました。糸博さんの巧みな朗読と相俟って、深い余韻が残りました。
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ＵＲＬ => http://ja.wikipedia.org/wiki/山本周五郎
　　　　　http://ja.wikipedia.org/wiki/糸博
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深川の安楽亭は、世間ではまともに生きて行けない獣のような男達が住んでいる。主人の幾造が、そうした無頼の若者を束ねて抜け荷の商売を隠れてやっていた。物語は、この飲み屋にある男がふらっと飲みに来ることから始まります。
多分に類型的な作品ではありますが、生きることの切なさや意味を考えさせる作品です。
評価は４です。